ビール減税後にプレミアムビールの売り上げ追い風に…「いいもの志向」「メリハリ意識」の高まりも影響




生活様式の変化で「おうち時間」が増加したことや、昨年10月の消費増税から「メリハリ意識」が高まったことにより、家飲みでプレミアムビールのような「いいもの」を選ぶ傾向が強まっています。「いいもの志向」の波に加え、今年10月に実施されたビール減税が追い風にプレミアムビールの売上が急増しているようです。

サントリービールは、同社が展開する「ザ・プレミアム・モルツ」ブランド(缶)が、10月単月の販売数量が対前年19%増となったことを発表。同社は好調の理由について、新型コロナウイルスの影響や働き方改革による生活の変化で、家飲みでの「メリハリ消費」の意識が高まったがことが、売上好調の大きな原動力になったと分析しています。

ビール減税をきっかけに、ビールカテゴリーを試してみようという消費者の動きがあったと推測され、ビール市場も10月単月で対前年1%増(同社推定)に。「ザ・プレミアム・モルツ」は、店頭での「一杯目の神泡」プロモーションや「神泡サーバー2020」付き特発品に支持が集まったとのこと。なかでも「ザ・プレミアム・モルツ〈香る〉エール」(缶)は対前年32%増と大幅アップとなっています。

同社の消費者調査によると、自宅で過ごす時間について1年前と比べ、全体のおよそ4分の3が「増えた(74.5%)」と回答。当面は新型コロナウイルスの影響で「おうち時間」が生活の大きな割合を占めるとみられ、同社は消費者の「メリハリ意識」の高まりが今後も継続するとみています。



また、1年前と比べて自宅でのプレミアムビールの飲用回数を比較したところ、約半数が「増えた(49.8%)」と回答。「減った(4.4%)」を大きく上回りました。その理由としては「自分へのご褒美だから(47.5%)」「家飲みを充実させたいから(41.7%)」が上位となり、家飲みを存分に楽しむためのお酒としてプレミアムビールが選ばれているようです。



((図)増税による消費意識の変化(MA/n=1,000))

また、消費増税前後での消費に対する意識の変化について、増税以前と比べて「買うものによってお金をかけるかかけないか考えるようになった(31.7%)」「ちゃんと値段に見合うものを選ぶようになった(31.7%)」という回答が最多に。



さらに、在宅勤務・テレワークなどの影響により外でお酒を飲む機会が減ったと回答した人に「自宅でのお酒の選び方」について質問したところ、「家でもいいものを選ぶようになった(68.5%)」と回答した人が7割近くにのぼりました。

この調査結果を受けて、同社は「増税後に高まった『メリハリ消費』の意識が、新型コロナウイルスの影響や働き方改革による生活の変化でさらに強まり、家飲みでのお酒の“いいもの”志向がより顕著になっています」とコメントしています。

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