賛否両論なローソンの『チャーシューメロンパン』は実際の所どうなのか / 香港で流行っているという本家のモノは、恐らくコレジャナイと思う



先日近所のローソンのパン売り場にて、「は?」となる商品を発見した。『チャーシューメロンパン(税込み150円)』である。ゲテモノなの前提で話題性を狙った系の商品か? と思いつつググってみると、ロケットニュースの記事がヒット。2020年11月2日と、つい先日のものだ。

横浜中華街にて売られているようで、香港で人気だという情報と「美味しかった!」という感想が。そこで「Pineapple bun BBQ pork」等のそれっぽいワードでググってみると、なるほど本家のそれと思われるものの情報が出てきた。

さらにローソンのものについての感想をTwitterで検索したところ、「美味しかった」という意見と「不味かった」という意見が拮抗しているように見える。まさに賛否両論。これは気になる。

・本家のは恐らく日本のメロンパンとは違うと思う
ちなみにわざわざ中国のものについて調べた理由はこうだ。メロンパンは完全に日本発祥のもので、筆者の経験上、海外で「メロンパン」が売られていても超高確率で日本のものとは違う

チャーシューメロンパンと聞いて筆者が連想したのは、普通に日本のメロンパンにラーメンのチャーシューをブチ込んだ代物。しかし香港で人気という情報から、メロンパンの部分が日本のそれとは違っているという確信があったのだ。

ググると、やはりメロンパンだと翻訳されることのままあるPineapple bunを使用したものがたくさんヒットしたというわけだ。Pineapple bunとは主に中国で売られている、表面がパイナップルに似ているパンだ。甘さ控えめで、チャーシューと合わせてもそこまで違和感のあるものではない。ハムや卵、チーズを挟むこともあるし。

横浜中華街で売られているというものが、ガチな日本のメロンパンにポークをブチ込んだものなのか、それともPineapple bunにポークをブチ込んだものなのかについて筆者は存じ上げない。しかし、先述の記事には「クッキー生地の甘さは控えめ」という記述がある。

どちらにせよ、恐らくチャーシューとの相性を考えてパン生地の甘さを抑えているのではなかろうか。ではローソンのはどうなっているのか? 賛否両論の様子を見るに、ガチに日本版のメロンパンを使ったんじゃないかという気がするが……

やっぱりそうだった

若干しっとりしたタイプの、マジにジャパンオリジナルなメロンパン。なるほど。そりゃあまあ、賛否も分かれるよなと。中に入っているチャーシューをチェックするため半分に切ってみよう。

包丁を入れた瞬間に香る、いかにもなチャーシューフレーバー。パン生地部分の断面もしっかりとメロンパンだ。そしてチャーシューは、小さいブロック状に細切れにしたものが入っている。試しに肉を一つ取り出して食べてみると、味付けは濃い目だ

続いて、両断した片方をそのまま一口で食べてみると……ぶっちゃけ、そう大騒ぎするほど不味くはない。が、そう大騒ぎするほど美味くもない。甘じょっぱくて美味さを見出す要素は確かにある

絶賛している人は、多分そういう傾向のものが好きなタイプなのだろう。しかし、需要はそこまで無いんじゃないかなと。ピザや酢豚にパイナップル的な枠よりも賛否が割れる仕上がり。

日本国民がメロンパンに抱いている先入観的なものの影響を踏まえれば、肯定的な感想を抱く人間の数が否定的な感想を抱く人間の数を超えることは、なかなか難しいと思う。これで人気を得るのは、日本でリコリス菓子をヒットさせようみたいな試みと同じような感じのハードなチャレンジでは?

筆者はマーケティングなど全く門外漢だ。しかし、「香港で人気! チャーシュー入り菠蘿包(Pineapple bunを漢字で書くとこうなるもよう)」みたいなキャッチで、普通に本家のものをそのまま再現。メロンパンのイメージを持たせないままの方がチャンスはあったんじゃないかなって。

・蛇足的なチャレンジ
とまあ、ここまででぶっちゃけ言いたいことは終わりだ。が、ローソンの『チャーシューメロンパン』はサイズが小さく、そこまで強い感想を抱く間もなく食べ終えてしまう感もあり、もう少し追及してみたい気持ちが生じてしまった。

そもそも日本のメロンパンとチャーシューが合うものなのか、もっとデカいメロンパンで試してみたい。ちなみに筆者はよく「好奇心猫を殺す」的な目にあってきている。

ということで再びローソンに舞い戻り、『発酵バターが決め手! ふんわりメロンパン(税込み116円)』と……単体でのチャーシューは無かったので、『麺屋ようすけ監修 佐野ラーメン(税込み530円)』なるチャーシューの乗ったラーメンをゲット。

一応述べておくが、このラーメンを選んだ理由は特にない。そもそも棚にラーメンがこれしかなかったのだ。

製作開始から30秒ほどで完成。食べてみると……

やっぱり量を増やしてもチャーシューメロンパンはチャーシューメロンパンだ。メロンパンの味に大きな差はない。チャーシューの味は、『チャーシューメロンパン』の方が濃いが、味の方向性は似たようなもの。

言うほど不味くも無く、また美味くも無く。でもたぶんイメージ補正でマズく感じる人が多いんじゃなかろうかという。最初に行きついた感想から変更は無しだ。多分どんなチャーシューとメロンパンで作っても、使用されるのが日本のメロンパンである限り、国内で爆発的ヒットは望めないんじゃないかなぁ。本家に忠実な「チャーシュー入り菠蘿包」の方が絶対チャンスあると思う

参照元:ローソン
Report:江川資具
Photo:RocketNews24.

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当記事はロケットニュース24の提供記事です。

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