今日という日は素晴らしい一日
ジャニーズグループ・Snow Manの2ndシングル『KISSIN' MY LIPS / Stories』が、2020年10月7日に発売されました。
通常版のみに収録されているカップリング曲『ファンターナモーレ』は、アップテンポのメロディーとメンバーの華やかな歌声が爽やかな一曲です。
タイトルの言葉は「Fun(楽しむ)」「cantabile(歌うように・なめらかに)」「amore(愛)」「fantastic(非常に素晴らしい・感動的)」といったフレーズから成る造語だそう。
どんな歌詞の内容になっているのか、意味を確認しながら追っていきましょう。

冒頭から華やかさ全開のサビで始まります。
聴く人を誘い出すような語りかけるフレーズがたくさん出てくるのが特徴的です。
「We can play anywhere」は「わたしたちはどこでだって遊べる」と訳せます。
普段仕事や家事などで忙しく生活していると、とても
狭い世界で生きているような寂しい気持ちになることもあるでしょう。
しかし、このサビのように毎日を前向きに捉えるなら、何気ない日さえ今よりもっと楽しめそうですね。

主人公は窓から差した光と快晴の空に、朝から何もかも順調だと感じています。
お気に入りの音楽を集めたプレイリストを流しながら、今日着る服を準備しているのでしょう。
好きな音楽を聴いたり、好きな色の服を身に着けたりして気分が上がっている様子は、誰でも共感できますよね。
「There are tons of fun waiting for us」は「たくさんの楽しみがわたしを待っている」という意味があります。
この日に何か特別なことがあるとは言っていません。むしろ、いつもと変わらない何気ない日の一場面を切り取っているのでしょう。
それでも、今日が良い一日になりそうな予感を伝えています。
つまり、主人公はいつもその日その日を楽しんでいるのでしょう。

一文目は「特別を楽しもう」という意味。
この日自体が特別な日ではないとしたら、毎日の中にある小さな特別を見つけるということかもしれません。
たとえば入ったことのない裏道を歩いたり、気になっている人に話しかけたりと、いつもと違う新しい発見やチャレンジがあると心が高揚しますよね。
そんな風に毎日を笑って過ごせるなら、確かに「“最高”を Update」できるはず。
今日感じた最高な瞬間が毎日更新されるとしたら、人生そのものがとても有意義なものになるでしょう。
思わず鼻歌を歌いたくなる気持ちも分かりますね。
人生は歌のようにポジティブでいこう

小さなことが楽しめると、自分に自信が持てます。「We can do anything」とあるように「何でもできる」ような気持ちになるはずです。
「Theory」とは「理論」のこと。「“全て楽しめる”」という考えが正しいかを確かめようとしています。
言葉で楽しいと言うのは簡単です。しかし、本当は心から楽しめていないこともあるでしょう。
そんな時一緒に楽しんでくれる人がいれば、その不確かな状況は変わります。
こんなにポジティブな観方ができる人がそばにいてくれるなら、落ち込みそうな毎日からも連れ出してくれそうですね。
午後の穏やかな風と暖かい光に包まれる。たったそれだけのことが「奇跡的ワンシーン」にさえ感じられます。
休む暇もなければ、きっと気づかなかったひと時です。忙しい中でも肩の力を抜いて周囲を見渡せば、誰でも小さな幸せは見つけられるということを教えてくれているようです。

英文は直訳すると「これはとてもとてもシンプルな人生のための音楽だ」となります。
この『ファンターナモーレ』という楽曲は、すべての人が人生を楽しむ手助けをしてくれるような一曲です。
歌詞の内容もシンプルかつストレート。
毎日を繰り返しのように過ごすよりも、ひとつひとつ楽しみを見つけていくことが人生を楽しむことに繋がるという、当たり前だけど見落としがちな考えを思い起こさせてくれます。
新しい楽しみが見つかりそうなわくわく感を味わった後は、最後のリップ音にドキッとするはず。
気分を上げたい日や何かに悩んでいる日は『ファンターナモーレ』を聴いて、気持ちを盛り上げてくださいね。
TEXT MarSali