白濱亜嵐、映画『10万分の1』で伝えたい「当たり前の生活のありがたさ」

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EXILEGENERATIONSを兼任し、俳優の顔も持つ白濱亜嵐平祐奈とW主演を務めた映画『10万分の1』が11月27日(金)に公開される。

白濱といえば、主演ドラマ『貴族誕生-PRINCE OF LEGEND-』や主演映画『貴族降臨-PRINCE OF LEGEND-』を思い起こす人も多いだろう。だが、今回は超ピュアな高校生役。物語は学校で誰もがうらやむカップルになった桐谷蓮(白濱)と桜木莉乃(平)のドキドキな学校生活から始まる。初めてした幸せな2人に突然、襲い掛かった悲劇。莉乃が10万人に1人の確立でしかからない難病、ALSであることが発覚してしまうのだ。ピュアラブの名手、宮坂香帆が手掛けた人気コミックを三木康一郎監督が映像化した涙の純愛ラブストーリーである。役作りから自身のピュアな高校生体験まで白濱に語ってもらった。



——まずは原作、脚本を読んだときの感想から教えてください。

「最初のうちはキラキラした恋愛を描いている作品だな、と思ったんです。でも、後半はとても重たい内容だったので“気合いを入れて取り組まなきゃ!”、“覚悟を持って演じないと!”と強く思いました。」

——撮影してから、かなり時間がたっているとお伺いしました。

「撮影したのは僕がまだ25歳のときで(現在27歳)。映画『貴族降臨 -PRINCE OF LEGEND-』とほぼ同時期に撮っていました。真逆の世界観の作品を撮りながら純粋な高校生役を演じなければいけなかったので、切り替えが難しかったんですが、やりがいも感じていました。」

——桐谷蓮を演じるにあたり心掛けていたことは?

「とにかく莉乃のことを大切に、愛おしく思っているように見せなければいけないこと。彼女を守らなきゃいけない使命感、心から彼女のことを思っての行動、そんな彼の優しさを前面に押し出すことを常に心掛けていました。僕の感覚としては娘と接するときの父親みたいな感じで。それぐらい莉乃のことを大切に思っている男なんだと思いながら演じていましたね。」

——恋人というより父親の持つ娘に対するような愛情ですか?

「そうですね。脚本を読んだとき、桐谷は彼女と言いつつ、娘と接しているように僕は感じたんです。」

——ちなみにご自身はどのような高校生活を過ごしたんでしょうか?

「あんな甘酸っぱい恋愛経験はなかったですかね…(笑)」

——白濱さんは恋愛するとき、自分からガンガンと前に出るタイプですか?

「そうですね。まぁ、桐谷は学校イチのモテ男ですし、僕も学校で一番モテていましたから……いや、冗談です、冗談ですよ(笑)。」

——莉乃みたいな、ちょっと不器用な女の子のことをどう思いますか?

「かわいらしいなぁと思います。ご飯をよく食べて、明るくて活発で。呪いの手帳なんて書いているところも人間味がある性格で、かわいいなぁと思います(笑)。」

——本編での前半は桐谷と莉乃との青春が描かれていますが、白濱さん自身の忘れられない青春エピソードというと?

「僕は高校1年の夏に芸能学校へ行くため上京しました。上京する前の高校では土曜日にも登校日があって。僕は転校が決まっていたので、学校へは行かなくてもよかったんです。そしたらクラスメートから「今日、学校へ来てよ」って言われて。行ってみるとみんなからの寄せ書きが黒板いっぱいに書かれていたんです。そのサプライズは今後も忘れることはないと思います。みんなが「東京で頑張って、夢をかなえてね」って言ってくれて。高校1年生での上京は多少不安もありましたが、クラスメメートが僕の後押しをしてくれた感じでしたね。」

——白濱さんが個人的に胸キュンしたシーンというと?

「莉乃の病気が発覚してから友だち4人でホームパーティーをしたところです。そこはいいなぁと思っていました。僕も高校生に戻ることができたら、みんなでオレンジジュースを飲みながらホームパーティーをしたいです。」

——GENERATIONS のメンバーとホーム―パーティーをするときとは、やっぱり違いますか?

「GENERATIONSでのパーティーは次の日、頭が痛くなることが多いので(笑)。最近だと高校時代の大親友とリモート飲みをして、めちゃくちゃ楽しかったです。」

——今回、GENERATIONS from EXILE TRIBEの新曲『Star Traveling』が映画の主題歌となっています。

「実は自分が出ている作品にアーティスト色を出したくないという思いがありました。せっかくお芝居で挑戦しているのに、歌まで乗っけてしまうとちょっとおこがましいうか……。1人の役者として結果を残したいので、アーティストとしての力は借りたくないという本音があったんです。でも、『Star Traveling』はすごく作品にハマっていて。劇中で莉乃と一緒に雪山に星を見に行くシーンがあるんですけど、歌詞ともリンクしていてぴったりハマったなぁと思いました。」

——三木康一郎監督とは、どのようなお話をされましたか?

「本読みのとき、監督と平さんと僕とで読み合わせをしたんです。ひとつのセリフに対し、監督からいろいろな言い方を求められて。僕は結構、暗めというか静かな桐谷を作っていったんです。でも監督からは「もうちょっと明るいバージョンの桐谷をやってみて」とか「もっと面白くしゃべってみて」のような助言をいただき。監督の中の桐谷のイメージは明るかったようで。そのおかげで桐谷像がはっきりと作り上げることができました。本読みが僕の中でとても大切なリハーサルになりました。」

——劇中では前半と後半で莉乃とのキスシーンがありました。同じキスシーンでも、前半と後半では2人の距離が違ったと思いますが…。

「後半の雪山でのキスシーンは、撮影を重ねていて桐谷と莉乃との関係も絆が深まった状態だったので、意外とすんなり。ただ雪山がガチで寒くて。僕の人生の中でも1番寒かったぐらい(笑)。対して前半のキスシーンは光が差し込む剣道場で、ちょっと照れ臭かったんです。でも、僕が照れてしまうと平さんにも迷惑をかけてしまうので、頑張ってリードするよう心掛けていました。」

——『貴族~』のときはフェンシング。そして今作では剣道。撮影時期は一緒だったということですが、大変だったんじゃないですか?

「そうですね。らフェンシングの練習をしながら、道場に通って剣道の練習をしていたので、自分は“剣士”になれるんじゃないかなって思うほどでした(笑)。剣道は共演者の白洲迅くんと道場に通っていましたが、練習のし過ぎで2人とも足の裏の皮がめくれてしまいました(笑)。」

——莉乃の忘れられない景色は雪山でしたが、白濱さんご自身が忘れられない景色というと?

「GENERATIONSとして初のドームツアー初日、ステージに上がって見た光景は本当にすごくて感動しました。これだけのたくさんの人たちが自分たちのためにドームまで足を運んで見にきてくれたんだって思い、泣きそうになったことを今でもよく覚えています。“非日常的なことだ!”と思いつつ、ファンの方たちに感謝する日でもありました。」

——原作は少女漫画ですが、白濱さんは少女漫画を普段、読まれることはありますか?

「ほぼほぼ少女漫画は読んだことがありません。漫画自体もあまり読まないタイプで。これまで読んだ中で好きな作品といえば『ONE PIECE』、『グラップラー刃牙』、『キン肉マン』ぐらいです(笑)。ただ、今作のような原作がある作品は原作ファンの方がいらっしゃるので、“原作ファンの方も納得させなきゃ!”という思いが強かったですね。平さんが原作の漫画をコピーして台本に張り付けていて。僕もそのコピーを見せてもらいながら芝居をしていました。」

——最後に映画「10万分の1」をご覧になる方たちにメッセージをお願いします。

「映画に出演するにあたり僕が思っていたことは、“ALS”という病気をより多くの人に知ってもらいたいということです。こんな難病があって、苦しんでいる人もいるんだって。この作品をご覧いただき、日常の当たり前の生活がとてもありがたいということを感じていただきたいです。」

文:今 泉

写真:稲澤 朝博

当記事はdwango.jp newsの提供記事です。

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