【2020年11月25日更新】再びロックダウンのイギリスの生活は?新型コロナウイルス最新情報

TABIZINE

新規感染者数の増加が日々報道され、第3波の拡大が心配される日本ですが、世界各地でもいまだに新型コロナウイルスの勢いが止まりません。再びロックダウン中のイギリスより、在住ライターが現在の街の様子など現状をお伝えします。
イギリス・ロンドン
イギリスの現状
新型コロナウイルスで過去24時間に新たに亡くなった人:206人(累計5万5,230人)
一日の新規の感染者数:1万5,450人(累計152万人)
2020年11月24日現在
BBCニュース
イギリスの人口は日本の半分程度の6,700万人のため、日本とはケタ違いの深刻さということが感じられると思います。新型コロナウイルス感染拡大の第2波真っただ中のイギリスでは、11月5日より2回目のロックダウンが実施されています。
イギリス版「Go To イート」が大盛況だった8月
イギリス版Go Toイート

(C)Willy Barton/ Shutterstock.com

順調に感染者数が減っていき、落ち着きつつあった8月には、いち早くイギリス版「Go Toイートキャンペーン」が実施されました。

カフェ、レストラン、パブの食事やソフトドリンクの半額分を政府が負担してくれるという、なかなか太っ腹な政策で、事前予約などの手続きは一切必要なく、支払いがその場で半額になるため、カフェやレストランは大盛況となりました。また、アルコール類のドリンクやチップで利益の見込めるレストランやパブでは、Go To イートが終了した9月以降も、この「お食事半額」を続けて集客を目指すお店も多くありました。
9月以降、クラスターの原因とされる大学寮


(C) Shutterstock.com

イギリスの新年度の始まりは9月。大学生などが新生活を始める季節です。

実家から通ったり、アパートで一人暮らしをするのが一般的な日本とは違い、イギリスの大学生はほぼ100%学生寮で生活します。ソーシャルディスタンスを守らずにパーティなどをした結果、100人規模のクラスターが発生、というようなことも報道されました。このころから、若者を中心に新規の感染者数の増加が著しくなり、第2波を心配する声が多く報道されました。
10月には地域ごとのティア(段階)制度を導入も混乱


(C) Shutterstock.com

夏ごろから人の移動が増えたことや、大学生など若者層を中心に感染者数の増加に歯止めが利かなくなってきた10月には、イギリス政府や各自治体はさまざまな対策を講じました。
ウェールズ、北アイルランド:2週間のロックダウンを実施
スコットランド:パブ、レストランの休業
イングランド:地域ごとに危険度を決め、ティア(段階)制度の導入、感染の広がっている地域では一時的に飲食業の休業
ところが、毎日のように変わる対策、地域ごとに異なる決まりが、とにかくわかりにくく「あれ?カフェ(屋内)で友達といっしょにお茶するのってありだっけ?」「屋外だったら何人と一緒に会えるんだっけ?」など混乱を招いていました。
11月イングランド全域で再びロックダウン
オックスフォードのショッピングセンターの様子
(C) Ai Fletcher

11月5日より4週間という期限付きで、イングランド全域で再びロックダウンがスタートしました。生活必需品を扱っていないお店や飲食業はすべて閉店。美容院、図書館、ジムなども休業中。
息苦しさを感じない緩めのロックダウン
テイクアウトのカフェに並ぶ人たち
(C) Ai Fletcher

ただし、春に行われた1回目のロックダウンとは異なり、学校が開いていること、屋外であれば自分ともうひとりという少人数に限り、家族以外の人と会うこともできます。経済だけでなく、精神的にも負担が少ないように、前回よりは配慮されたロックダウンといえ、実際に生活している側はさほど息苦しいと感じることはありません。
クリスマスはどうなる?


(C) Shutterstock.com

クリスマスまであと1カ月を切ったイギリスでは、「今年のクリスマスはどうなるのか?実家に帰って家族と過ごせるのか?」というのが今、最も注目されています。

12月2日にロックダウンが終了した場合も、再び地域ごとに制限が導入されるイギリス。「クリスマスの前後数日間だけは、実家に帰って少人数ならばクリスマスをお祝いできる」ような特例措置が取られるだろうというのが大方の人々の予想です。
ワクチンに希望の光を託すイギリス


(C) Shutterstock.com

2021年1月にはワクチンの提供が始まるとされるイギリスでは、ワクチンがパンデミックの救世主と期待されています。新型コロナウイルスがなくなることはないにしても、いかにしてインフルエンザのような季節性のウイルス疾患のレベルへとコントロールができるようにするか、という対策、研究が進んでいます。

当記事はTABIZINEの提供記事です。

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