鬼の国宝?!…あの有名な《風神雷神図屛風》が東京に降臨!

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東京・京橋のアーティゾン美術館で『琳派と印象派展』が開催中です。日本美術のなかでも人気のある琳派と、みんな大好きなフランスの印象派作品約100点が集結。あの有名すぎる国宝もご紹介!
■ どんな展覧会?

【女子的アートナビ】vol. 187

『琳派と印象派 東西都市文化が生んだ美術』は、17世紀~19世紀の京都、江戸、パリという大都市から生まれた多くの作品を、東西の都市文化を比較しながら楽しむことができる展覧会です。

会場には、石橋財団コレクションと国内の寺院や博物館などの作品を合わせた約100点が集結。そのなかには国宝2点と重要文化財7点も含まれています。さらに、アーティゾン美術館の新収蔵作品12点も初公開。見どころ満載の企画展です。

■ 京の景色からスタート!

まずは序章「都市の様子」からご紹介。ここでは、京の都市文化をテーマにした作品が展示されています。(前期は京、後期は江戸に展示替え)

華やかな《洛中洛外図屛風》からはじまり、絵巻や扇絵などを見たあと第一章「the 琳派」へと進みます。

琳派とは、江戸時代初期に京都ではじまった芸術様式。華やかな色彩と、装飾的で大胆な構図が特徴です。

会場には、俵屋宗達、尾形光琳、酒井抱一、鈴木其一など、まさにthe 琳派の絵師によるゴージャスな作品が勢ぞろい!

例えば、尾形光琳の《槇楓図屛風》は、木や枝がうねるように配置された大胆な構図で、金地に鮮やかな赤と緑が映え、うっとりするほど美しい作品です。

■ 琳派と印象派がコラボ?!

続いて、第二章「琳派×印象派」へ。時代も文化もまるで違う2つのジャンルが一緒に展示されていますが、違和感がなく心地よい空間になっています。

例えば、「水の表現」にスポットをあてた展示では、ぜひ尾形光琳の《流水図広蓋》(前期展示)とクロード・モネの《睡蓮の池》を比べてみてください。光琳の水は線で描かれたデザインのようで、モネの水は光の明るさを感じることができ、描き方の違いが際立っています。

さらにおもしろいのは、人物をモチーフにした琳派と印象派のコラボ展示。

手前はエドガー・ドガの《右手で右足を持つ踊り子》、奥にあるのは俵屋宗達の《舞楽図屛風》(前期展示)です。人物のリアルな動きをとらえたドガの彫刻と、舞っている人物の構図がユニークな宗達の作品。タイプの異なる作品を一緒に見ることで、新たな発見があるかもしれません。

第三章「the 印象派」では、アーティゾン美術館の印象派コレクションを中心とした作品を展示。琳派の装飾的な作品を見たあと印象派の油彩画を見ると、特に光の描き方に目を引かれます。

■ あの国宝は12月に登場!

この展覧会では前期と後期で展示替えがあり、後期の12月22日から有名な国宝、俵屋宗達《風神雷神図屛風》が登場します。

誰もが知っている作品ですが、描かれている風神雷神とはどんな神さまなのか、ご存じですか?

展覧会を監修した美術史家の小林忠さんによると、風神雷神は「もともと仏教の千手観音の両脇で観音さまを守る鬼の神だった」とのこと。そんな鬼神を、宗達は風と雨をコントロールして、耕作の恵みを与えてくれる“人に優しい神”として描いたそうです。(小林さんの解説は、展覧会公式サイトの動画で視聴できます)

前期と後期、どちらも見逃せない展覧会は2021年1月24日まで開催。

■ Information

会期:~ 2021年1月24日(日) 前期2020年11月14日(土)~2020年12月20日(日) 後期2020年12月22日(火)~2021年01月24日(日)休館日:月曜日(11月23日、1月11日は開館)、11月24日、年末年始(12月28日ー1月4日)、1月12日開館時間:10:00–18:00 (最終入館時間 17:30)会場:アーティゾン美術館 6階、5階展示室観覧料:日時指定予約制 ウェブ予約チケット¥1,700、当日チケット(窓口販売)¥2,000、学生無料(要ウェブ予約)*ウェブ予約チケットが完売していない場合のみ、美術館窓口でも当日チケットを販売*中学生以下の方はウェブ予約不要*この料金で同時開催の展覧会をすべて観覧可能

※同時開催:~ 2021年1月24日(日)『石橋財団コレクション選』(4階展示室) 特集コーナー展示 青木繁、坂本繁二郎、古賀春江とその時代 久留米をめぐる画家たち

当記事はananwebの提供記事です。

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