「容姿で何が分かるの?」履歴書から“写真欄”が消える日が近い!?

まいじつ



(C)PIXTA

人種や容姿、性別などによる〝差別〟を撤廃する流れとなっている現代社会。世界中でダイバーシティ(多様性)の受容が叫ばれている昨今、日本でも少しずつ変化が起き始めているようだ。

今年3月、日用品メーカーの『ユニリーバ・ジャパン』は履歴書の性別欄を廃止し、ジェンダーを前提とした採用を中止。発端となったのは、「履歴書から性別欄をなくそう #なんであるの」というキャンペーンの存在だった。この流れは他の企業にも波及し、日本最大の履歴書メーカー『コクヨ』が性別欄のない履歴書の開発を進めていることも明らかとなっている。

さらにネット上では、性別に続いて〝容姿〟による区別の撤廃という議論が盛り上がることに。「人を見た目で区別するのはおかしい」として、履歴書から写真欄を削除するべきだと求める意見が続出している。

写真欄を否定する人々からは、《容姿で人の何が分かるの? 前時代的だと思う》《履歴書に写真いるかどうかの話題、ほとんどの場合いらないと思う。容姿に関係する職種ならまだしも、事務職とか飲食とかはいらない》《本人確認のための照合が必要なら、最初の試験に写真入り身分証明書を持ってきてもらえばいいんだよ》《履歴書に性別も写真もいらないってことに気付くの遅くないですか。そんなものには意味なんかない》といった声が上がっているようだ。

ちなみに見た目が人気を左右する芸能界でも、容姿による区別を否定する流れは存在する。今年6月、モデルの水原希子は「世界で最も美しい顔100人」というランキングにノミネートされたことに対して、インスタグラムのストーリー機能で意見を投稿。「2020年にこんなことやってるなんて狂ってる。そしてそれを取り上げるメディアもどうかと思う」とコメントし、外見の美醜で人を判断する「ルッキズム」を痛烈に批判していた。

写真がないと“不便”なのでは?


しかしその一方で、写真欄の存在を肯定する人も少なくはない。具体的な意見としては、《履歴書で写真いるいらないの話、いると思うけどな。だって人事の人が「この人誰だっけ」ってなるじゃん…》《履歴書から顔写真なくすとか無意味だわ。年齢あがれば内面が人相にでるから分かりやすいのよ》《就職希望者の人数考えても、大企業なら名前だけでは普通に管理できないんじゃないのかね》といった声が。本人確認などの実務面を考慮した意見や、「性格は人相に影響する」という論調が目立っている。

とはいえ、日本社会が多様性を受け入れる方向に舵をきっていることは確か。多くの人が「生きやすい」と感じられる社会に向けて、より活発な議論が求められるだろう。

文=大上賢一

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