22年大河「鎌倉殿の13人」辻萬長 小栗旬の祖父・伊東祐親役!今夏舞台「大地」に続き三谷氏とタッグ

 ヒットメーカーの三谷幸喜氏(59)が脚本を手掛け、俳優の小栗旬(37)が主演を務める2022年のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の新キャストが18日、番組公式ツイッターで発表され、俳優の辻萬長(76=「辻」は一点しんにょう)の出演が決まった。主人公・北条義時の祖父・伊東祐親(すけちか)を演じる。三谷氏自らが動画で官房長官の記者会見風に発表し、16日から5日間連続で総勢24人の第1次出演者を発表する異例スタイルの3日目。ベテランの辻が12人目に名を連ねた。

 大河ドラマ61作目。主人公は鎌倉幕府の第2代執権・北条義時。源頼朝にすべてを学び、武士の世を盤石にした男。野心とは無縁だった若者は、いかにして武士の頂点に上り詰めたのか。新都・鎌倉を舞台に繰り広げられるパワーゲームを描く。三谷氏は04年「新選組!」、16年「真田丸」に続く6年ぶり3作目の大河脚本、小栗は大河初主演に挑む。

 辻演じる伊東祐親は平家に仕え、反旗を翻す源頼朝の命を狙う。大河ドラマ出演は昨年「いだてん~東京オリムピック噺~」に続き、15作目。時代劇の大河となると07年「風林火山」15年ぶりと久々で「それも僕へのアテ書きだ。これほどワクワクさせるものはない。伊豆国の大豪族・伊東祐親。娘の八重が頼朝と密かに結ばれたことに激怒し、2人の絆を引き裂く激しさ。頼朝憎しと執拗に追い詰める執念の強さ。そして戦いに負け、囚われの身となるが、頼朝による恩赦をあくまで拒否する、その頑なさ。さて、どう演じるか」とベテランも思案している。

 「ある時期までは大河ドラマ出演本数は第2位だったそうだ。その中でも『竜馬が行く』(1968年)の海援隊の面々との楽しかった青春。『元禄太平記』(75年)の吉良家用心棒・剣豪小林平八郎。討ち入りでの3日にわたる激しい立ち回り。そして『峠の群像』(82年)。赤穂に留まり、藩を立て直そうと塩田造りに力を注ぐ実直な浪人・鈴田十八。それぞれ思い出すと目を細めてしまう」と日曜午後8時の歴史を彩ってきた。

 三谷作品は今年7~8月に東京・PARCO劇場で上演された新作舞台「大地 Social Distancing Version」が初参加。コロナ禍による公演中止が相次いだ後、主要劇場初の有観客公演となった。

 「長い間、三谷作品への、それも舞台作品への出演願望はあった。そして、やっと今年夏のコロナ禍の中、実現した。面白い。笑ってしまうという意味だけではない。大きな意味で面白い。色々な状況の中で気持ちが高揚し、それがついには笑いになり、涙になり、怒りになる。基本はシリアスに演じ続けての面白さだ」

 三谷氏も最も大変だったのは「バンチョー(バンチョウ)さんですね」と辻の“通り名”で即答。井上ひさし氏主宰の劇団「こまつ座」の看板俳優で、数々の舞台・ドラマ・映画を彩ってきた辻の公式サイトによると、本名の「カズナガ」で呼ぶのは「親兄弟と親戚ぐらい」という。

 「バンチョーさんは『相手に近寄らない』という(コロナ対策の)演出でも、気持ちが入ってくると、どうしても前に出ちゃう。いつもの芝居だったら全然OKなんですけれども、今回はその都度、『前に出ないでください』と。バンチョーさんも『ああ、そうか、そうか』とおっしゃっていたんですけれども、そのうち『なぜ(近寄ったら)ダメなんだ!』と怒鳴られるんじゃないかと心配していました(笑)。俳優さんの生理としては、近づきたいのに近づけないというのは、やっぱり変は変なんですよね。そこは、ちょっと無理をお願いした心苦しさはありました」と自身の作品に初出演となる憧れの辻について語っていた。

 初日(16日)に発表されたのは、小池栄子(39)片岡愛之助(48)松平健(66)佐藤二朗(51)の4人。小池が主人公・北条義時の姉にして鎌倉幕府初代将軍・源頼朝の妻・北条政子、愛之助が義時の兄・北条宗時、松平が平家の総帥・平清盛、佐藤がタイトルにある“13人”の1人にして頼朝の側近・比企能員(ひきよしかず)を演じる。

 2日目(17日)に発表されたのは、中川大志(22)小泉孝太郎(42)南沙良(18)野添義弘(62)杉本哲太(55)の5人。中川が“武士の鑑”と言われた若手御家人筆頭・畠山重忠、小泉が清盛の三男にして後継者・平宗盛、南が頼朝の愛娘・大姫(おおひめ)、野添が“13人”の1人にして頼朝の従者・安達盛長、杉本が頼朝の叔父・源行家を演じる。

 3日目(18日)に発表されたのは、山本耕史(44)横田栄司(49)。山本が義時の盟友・三浦義村、横田が“13人”の1人にして鎌倉幕府軍事長官・和田義盛を演じる。

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