日本企業の“悪習”に変化?「オフィスのムダ」で思い浮かぶものといえば…

まいじつ



(C)PIXTA

先進諸国と比べてIT技術の導入がはるかに遅く、「リモートワーク後進国」として知られる日本。しかし、新型コロナウイルスが引き起こした未曽有の混乱によって、日本社会では新たな〝働き方改革〟が達成されつつあるようだ。

株式会社ビズヒッツは今年7月、「オフィスワークのムダに関する意識調査」を実施。リモートワークとオフィスワークの両方を経験した男女1010人に「リモートワークとオフィスワークどちらがいいか」を尋ねた結果、合計で67.4%の人が「リモートワークの方がいい」と考えていることがわかった。

また「オフィスワークでムダだと思うことは何か」と質問したところ、最多となる6割以上の人が「通勤時間」と回答。2位は「会議・朝礼」となっており、回答者からは「無駄に長い会議は省略しても成り立つことが証明された」(30代 男性 営業職)、「定例会議はWebで十分。ただの数字発表会だった」(30代 男性)などの意見があがっている。

それ以外には、「雑談」や「紙の資料」といった回答も。「ランチの時間やお金」を無駄だと感じる回答者からは、「親しくもない人たちと休憩時間を合わせて食事をするのは、時間の無駄と改めて思った」(30代 女性 WEBディレクター)、「ランチ代がムダ。同僚とのおつきあいも兼ねていたが、月あたりの費用が大きいことに気づかされた」(30代 女性 事務職)といった声があがっていた。

日本にリモートワークは根付くのか


コロナによる〝強制リモートワーク化〟によって、日本では多くのビジネスパーソンがオフィスワークのデメリットに気付きつつある様子。しかし、働く人間の意識が変わっても、技術の支えがなければ根本的な解決にはならない。

たとえば物理的な制約が多いオフィスワークから脱却するためには、インターネット上でさまざまなサービスを活用する「クラウド・コンピューティング」の導入が必要不可欠。だがガートナー ジャパン株式会社が発表した「日本におけるクラウド・コンピューティングに関する最新の調査結果」によると、日本におけるクラウド・コンピューティングの導入率は、今年1月の時点で平均18%にとどまっている。

現状では、日本企業のリモートワークは場当たり的な対症療法にすぎない。はたして日本が「リモートワーク先進国」へと成長する日はやってくるのだろうか。

文=前田敦

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