ジョージ・ルーカスが明かした『スター・ウォーズ』の続編構想、すでに見たことがあるやつかも

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Photo: Getty

ルーカスのアイデアは今の作品でも生きている。

シーズン2がついに始まった『マンダロリアン』が毎週金曜日に大きな話題となる中、先日イギリスで発売となったプリクエルの総まとめ本『The Star Wars Archives 1999-2005』で、スター・ウォーズの生みの親ジョージ・ルーカスが、自身が持っていた続編の構想を明らかにしました。

ジョージ・ルーカスが続編の構想を語るのは今に始まったことではなく、自身で続編を作ることを本当に長く考えており2010年代の最初の頃まで構想を続け、結果としてその実現には10年以上かかると考え、ルーカス・フィルムをディズニーに売却する形でバトンを託しました。

では、今回明らかとしたものはなんなのか。io9が紹介した「The Star Wars Archives 1999-2005」の内容の抜粋によればこんなものを考えていたのだとか。

ジョージ・ルーカス:私は最初の三部作を父の物語、次の三部作を息子の物語、第三の三部作を娘と孫たちの物語にしようと計画していました。そしてエピソード7、8、9はイラク戦争の後に起こったことから着想を得たものでした。「戦争をして、みんな殺してしまったが、さてどうしよう」という感じで、再建は反乱や戦争を始めるより難しいものなのですよ。戦争に勝利し、相手の軍を解体したら彼ら軍人たちはどうなるのか? ストームトルーパーたちは、共和国に降伏することを拒み、ISISに加わったサダム・フセインのバース党の戦士のように戦いを続けることでしょう。

彼らはストームトルーパーであり続けたく、銀河の果てまで行って自分たちの国を作り出し今度は自分たちが反乱を始めるのです。そして権力の空白が生まれるため、ハットのようなギャングたちがその状況を利用して、混迷を極めていきます。そこで重要人物となるのがダース・モールです。彼はアニメの『クローン・ウォーズ』で復活を果たしており、その中でギャングを束ねていきました。(中略)彼は同シリーズでいくつものエピソードか登場し、そんなストーリーを展開していきました。

そんなダース・モールはコミックに登場するダース・タロンという少女を鍛え上げ、自らの弟子とします。要するに彼女は新たなダース・ベイダーで、アクションシーンはほとんど彼女が関わるものになります。彼ら二人が三部作のメインの敵役で、モールは銀河の犯罪王となっていきます。そして、そんな中で当然ながら指導者となったレイアが共和国を作り上げて行こうとする物語となります。もちろん形の上で共和国は存在するのですが、実権をギャングたちから取り返して行かねばならないのです。それがメインのストーリーですね。

『クローン・ウォーズ』やDark Horseのコミック『Legacy』はルーカスが語っている時代とはそれぞれ隔たりがありますが、彼のこういった続編アイデアが取り入れられた話なんだということもよくわかりますね。

今考えると、『マンダロリアン』やその他の小説などの派生作品で語られてきたものに近い形を想像していた様子。おそらくまだ影響が残っているということなのでしょう。ルーカスはそもそもスター・ウォーズの裏社会を舞台にした作品や、ボバ・フェットを主人公にしたシリーズも構想しておりあまり不思議ではない感じ。

さらにルーカスはもうひとつの『スター・ウォーズ』の大きな要素であるジェダイについてこんなことも語っています。

ジョージ・ルーカス:ジェダイの帰還から数年後という設定で、裏社会とストームトルーパーの国の話をやり、さらにルークがジェダイの再建を始めます。彼が知らせを出したことで、10万人いたジェダイのうちの50人か100人くらいが生き残っていることがわかります。ジェダイは再び一からやり直しとなり、ルークは2歳か3歳くらいの子どもたちを探し出し訓練することになります。新世代のジェダイが誕生するまでにはそれから20年ほどかかるわけです。

そして三部作が終わるころには、ルークがジェダイの再建はほとんど終える中、レイアが新共和国を生み出し、(レイア・)オーガナ議員が全権を持つ最高議長となります。最後に「選ばれし者」となるのはレイアなんですよ。

こりゃいい終わりだっ……! 個人的には、レイアを演じたキャリー・フィッシャーが続編三部作の完成前に亡くなってしまうということがなければ、こういった展開も十分にありえたのかなという気もしますね。

ちなみに『最後のジェダイ』ではルークが死ぬ展開となりますが、それはルーカスも考えていたことなんだとか。

ともかく、io9の記事にもありますが、これらのアイデアはだいたい犯罪組織の話はドラマ『マンダロリアン』や映画『ハン・ソロ』で、ジェダイ・オーダーの話はマーベルのコミック『The Rise of Kylo Ren』で、レイアの新共和国で再建に関しては小説『アフターマス』や『ブラッド・ライン』で取り入れられています。

『マンダロリアン』の製作総指揮のデイヴ・フィローニはルーカスと共にアニメ『クローン・ウォーズ』を作り上げた人なので当然として、他の作品でもやはりルーカスのアイデアは生き続けているというのは興味深いし、なんか今後も楽しみになってきますね。

ともかく、今回語られたルーカスの続編が見たかったと思う人は、今回発売される「The Star Wars Archives 1999-2005」はもちろんのこと、ぜひ上に上げたような派生作品もチェックしてみてください。本当に面白いので!

当記事はギズモード・ジャパンの提供記事です。

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