スマホの覗き見トラブル。電車内の他人から「友達リクエスト」が届くコワさ

日刊SPA!

 電車内では、乗客のほとんどが虚な目をしてスマホを眺めている。ネットニュースをチェックしている人もいれば、TwitterやFacebookなどのSNSを更新している人もいる。

一時は新型コロナウイルス感染拡大の影響から客同士のソーシャルディスタンスが確保されていたが、現在では通勤ラッシュ時の混雑も戻ってきた。否が応にも隣接する客のスマホ画面が目に入ってくることもあるが、ちょっとしたトラブルに見舞われることも……。

◆SNSを覗き見されて「友達リクエスト」が届く

東京都内在住の団体職員・辻村幸子さん(仮名・20代)が話す。

「4人がけのボックスシートでSNSをしながらウトウトしていたのですが、ハッと気が付いた時、向かいの席に座っていた男性のスマホに、私のSNSのアカウントが表示されていたんです。一瞬、何が起きたかわかりませんでしたが、私が寝落ちした後、男性が私のスマホを覗いたんでしょう。SNSは本名ではやっておらず、友達と結構キワどいトークをしていて、恥ずかしくなってすぐ席を立ちました」(辻村さん)

実は辻村さん、別のSNSを巡って、同じようなトラブルを経験していた。

「通勤時に実名で登録しているSNSを使っていたところ、突然“友達リクエスト”が届きました。見知らぬ男性からのものでしたが、リクエストはすぐに消えました。なんだろうと思っていたんですが、ふと顔を上げたら、その男性が立っていたんです。私のスマホに表示された実名を調べて、私のSNSを覗いていたら間違って友達リクエストを送ってしまったのだろうと思いますが、気持ち悪くて」(同)

◆隣の客に私物の値段を調べられていた

横浜市内の商社勤務・橋本雄一郎さん(仮名・30代)は、隣同士になったサラリーマン風の男性のある行為のせいで、朝から不愉快になったという。

「満員電車で、つり革につかまって立っていたところ、隣にいた男性が、しきりに私の方を見てくるんです。トラブルになるのも嫌だから目をつむっていたんですが、ふと気がつくと、私のつけている腕時計の値段を、スマホで調べているのが目に入りました。なんだコイツって感じで睨んでいると、さっと目を伏せて、次の駅で降りていきました」(橋本さん)

橋本さんは後日、同じ時間帯の電車でこの男性を目撃するが、この時も隣り合った初老の男性がつけた腕時計をチラチラ見ては、スマホを使って値段を調べていた。スリのための品定めをしているのかと思いきや……。

「私の腕時計は“タグ・ホイヤー”という海外ブランドのものですが、男がつけていたのは国産高級時計。値段は私の時計の方が上でした。後日、男がチラ見していた初老の男性は、国産腕時計でもう少し値段が落ちる時計でした。

すると男は腕をまくり、時計が初老の男性に見えるようにしていたんです。自分の方が高い時計をしていると威張る、こんなバカなことを毎朝繰り返しているんでしょうね」(同)

◆アイドルのグラビアを見ていたら…

「朝、地下鉄に乗って出勤していた時、好きなグラビアアイドルのSNSを見ていたんですよ。顔が緩まないように、難しい顔を作っていたんですが」

東京都内の出版社に勤務する岡島秀行さん(仮名・40代)は、いつものようにイヤホンで音楽を聴きながらスマホでお気に入りのアイドルのグラビアを見ながら電車で通勤していた。岡島さんは運良く座席に座ることができたのだが、そこそこの混雑具合。

岡島さんの前には50代と思しき女性がつり革につかまり立っていた。すると……。

「音楽を聴いていたので聞こえませんでしたが、女性が何か言ってきたんです。知らんぷりをしていたのですが、どうやら僕に対して怒っているらしく……」(岡島さん)

◆「電車内でヤメなさい!」

女性は、地下鉄の真っ黒な車窓に反射した岡島さんのスマホ画面を見て不快感を覚えたそうで、「電車内でヤメなさい!」などと再三注意していたというのである。

「朝から恥をかきましたよ。そもそも、窓に反射する人の画面を覗き込んでいる方がおかしくないですか?」(同)

悪意がなくとも公共の場での「行動」には、十分に注意を払っておかないと、思わぬ形でトラブルに巻き込まれてしまい、被害者になるだけではなく、時には加害者にさえなりうる。「人を不快にさせない」というマナーが、社会でますます重視されていくのだろう。<取材・文/森原ドンタコス>

当記事は日刊SPA!の提供記事です。

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