ミッキーにドナルドダック、人気キャラクターが被告人に!? システムエラーで流出した幻の出廷リストに裁判所が謝罪(英)

このほどイギリスの刑事裁判所にて、テスト用の裁判予定表が同裁判所のWEBページに掲載されるハプニングが起きた。そこに並んだ誰もがよく知る“被告人”たちの罪状を巡り、ネット上で面白おかしい論争が繰り広げられている。『Metro』などが伝えた。

英ロンドンにあるストーク・オン・トレント刑事裁判所の出廷リストに11月11日、誰もが知るそうそうたる顔ぶれが名を連ねた。

同裁判所のWEBページが公開した裁判予定表を見ると、どうやら12日はかなり忙しい様子だ。10時から裁判所に召喚を受けているのはミッキーマウス、ドナルドダック、ミニーマウスで、さらに10時半にも予定は続々と続いており、別室ではティンカーベル、白雪姫そして美女と野獣が、また15時にはバズ・ライトイヤー、フック船長などが召喚されている。

被告人はいずれもディズニーアニメの大スターたちのようだ。各々のキャラクターにはしっかりと裁判のケースナンバーも割り振られている。彼らがいったい何をしでかしたというのだろうか。

この不思議な出廷リストにいち早く気付いたレイシャ・ボンドさん(Leisha Bond)が、自身のTwitterに「明日のストーク刑事裁判所でいったい何が起こっているの? 世界の終末でも迎えるのかしら」と出廷リストの写真を投稿すると、これが大きな注目を浴びた。

彼女のTwitter上で、ユーザーによるキャラクターの罪状予想が始まったのである。

「確かにいくつかのキャラクターは殺人罪で起訴されるよね。」

「フック船長は危険物所持、ティンカーベルはウィンディへのいじめと窃盗の罪が問えるね。」

「ティンカーベルへの追及は私に任せて!」

レイシャさんによると、この出廷リストにはディズニーのキャラクター以外にも実際に裁判に召喚された被告人たちの名前も載っていたそうだが、「公的な書類だけど彼らの名前は消しておいたわ。むやみに名前を晒す必要はないからね」と実在の人物の名前は削除して投稿したようだ。

女性ユーザーの“amanDa”さんは「これらは“録音音声の文字起こしと保存に関する試用試験(Darts)”が招いたエラーの可能性がある」として、その原因を以下のように指摘している。

「裁判所はこの1週間ずっとこの試用試験をしていたわ。まさか、この(ディズニーキャラクターの)子悪党たちの名前が最後まで残されているとは思わなかったけどね。おそらくDarts試験によるエラーじゃないかしら。」

「他の裁判所では普通『テスト1』『テスト2』って表記するんだけどね。どうやら私たちの裁判所ではジャック・スケルトン(『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』の主人公)が起訴されてしまったみたいね。」

この騒動を受けて『HM Courts&Tribunals Service』の公式Twitterは、12日の早朝にレイシャさんの投稿に対して以下のように説明と謝罪を述べた。

「このたびのエラーに関して謝罪を申し上げます。我々は新しい事案管理システムのテスト中で、これらの(キャラクターの名前は)テスト用に作られたものです。掲載前に削除されるべきものでした。」

「現在、私たちのチームによって最終的なリストが再掲載されており、これらのテスト用の事案も被告人たちも削除されています。」

レイシャさんはこの裁判所からの謝罪に「謝ったりなんてしないで! 今年1年で最も素晴らしい法の出来事だったわ」と返信しており、ユーザーからもこの裁判所のミスを「ユーモラスだ」と好意的に受け止める声が相次いだ。

現在、このテスト版はすでに削除され正式なリストへと変更されており、ディズニーキャラクターの名前が記載されたこの出廷リストは幻のリストとなっている。なお同裁判所は、愛らしいディズニーキャラクターを有罪にしてしまったことに対しても謝罪した。

画像は『Leisha Bond 2020年11月12日付Twitter「What’s going on at #stoke #crowncourt tomorrow!?」』のスクリーンショット

(TechinsightJapan編集部 YUKKE)

当記事はテックインサイトの提供記事です。

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