火災で避難した女性、愛犬を救うため再び火の中に戻り亡くなる(米)<動画あり>

犬を飼っている人なら家族同様に大事な存在であると感じていることだろう。このほどアメリカで、火事に見舞われた女性が愛犬を助けるべく、燃え盛る家に飛び込んでいき亡くなってしまった。『Daily Voice』『People.com』などが伝えている。

今月8日午前1時43分頃、米ニュージャージー州パターソンにある住宅地で火災が発生し、9家族47人が避難する騒ぎとなった。しかしこの避難した中にいた1人の女性が燃え盛る家の中へと戻って行き、死亡してしまった。

女性は5人の子供の母親であるフェリシア・ヘルナンデス・デラクルスさん(Felicia Hernandez De La Cruz、53)で、目撃情報によるとフェリシアさんは火災から一度は避難したものの、彼女が飼っていた“ジュリア”という名前のチワワがまだ家の中にいることに気づき、救助するために火の中へ飛び込んでいったという。

しかしフェリシアさんがジュリアを連れて戻ってくることはなく、消防隊が消火した後の午前10時半頃に変わり果てた姿で発見された。彼女の娘ウェリサさん(Werisa)は次のように語っている。

「私は近くに住んでいて、火事だと知り実家に向かったんです。でも母の姿がなく、家の中に入ろうとしたのですが警察に止められました。母がどこにいるのか周囲の人に聞いてまわったのですが、誰も行方を知らなかったのです。」

「母は私達にとって世界で一番のお母さんでした。全ての人を愛し、誰にでも親切に接していました。もちろん動物もこよなく愛し、人間と同じように接していたんです。」

亡くなったフェリシアさんは屋台を営んでいて、近所の住民はそんなフェリシアさんについて「彼女が家の前で売っていたエンパナーダ(ミートパイ)はとても評判が良かったんだ。いつも生き生きとしてて面白い人だったよ」と語っている。

なお今回の火災で2階建ての木造住宅2棟が全焼、3棟が一部損傷し、付近は停電に見舞われた。そして避難していた47人のうち、死亡したのはフェリシアさん1人だけだった。またフェリシアさんを救おうとして火の中に飛び込んでいった消防士2人が、顔や手などに軽い火傷を負って病院で治療を受けたそうだ。

その出火原因は今のところ分かっておらず、同州パサイック郡検察庁とパターソン消防署が協力して調査しているという。



画像は『Daily Voice 2020年11月9日付「Mom, 53, Who Died Trying To Rescue Dog In Multi-Home Paterson Blaze Ran Local Food Stand」(Photo Credit: CBS2 New York / Paterson Public Safety Director Jerry Speziale Jr.)』のスクリーンショット

(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)

当記事はテックインサイトの提供記事です。

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