『ぼくの地球を守って』て知ってる? 自分が生まれた年のアニメが名作すぎたので布教!

 

「おたスケ」。それはオタクのスケジュールであり、あなたのお助けとなるスケジュール。
本コラムではオタクライフを満喫したい方に向けた時間の過ごし方や情報を、アニメ大好きライターのハシビロコがお届けします。

 

生まれた年のアニメを見てみよう!

こんにちは、ハシビロコです!
みなさんは自分が生まれた年に放送されたアニメを見たことがありますか?

カラオケなどでたまに目にする、生年月日からその年のヒット作を検索する機能。アニメの場合はどうかと思い調べてみたところ、ある作品と運命的な出会いを果たしました。

1993年からOVAで展開されたアニメ『ぼくの地球を守って』。30分×6本の手ごろなボリュームですが、長い歴史を感じさせる高密度の作品でした。なにより物語のカギを握る7歳の少年・小林輪くんのキャラがいい。もっと早く出会っておけば……とリアタイでチェックできなかったことを悔いたほどです。

どうしても布教したくなったので、今回は1993年生まれの私がOVA『ぼくの地球を守って』で刺さったポイントを、ほぼネタバレなしでお届けします!

 

布教ポイント1:色あせない「プロダクションI.G」の神作画

 

『ぼくの地球を守って』の舞台は1991年の東京。7人の男女による、前世の記憶をめぐる物語です。

SF要素が強く、超能力を使ったアクションシーンも登場。『攻殻機動隊』シリーズや『ハイキュー!!』シリーズを手掛けている「プロダクションI.G」の神作画は当時から健在でした。

原作が『花とゆめ』で連載されていた少女漫画だったため、髪の毛とまつ毛の描きこみがかなり細かいです。主要キャラの小林輪(こばやし りん)くんの切りそろえられた前髪のサラサラ感だけでも見てほしい。

私が生まれる前の風景なので再現度の高さは判断できませんが、服装や家電などからも「こんな時代だったのか」と空気感が伝わってきます。
とくに電話機は時代の象徴。背が低くて公衆電話に手が届かない経験は私も覚えがあるので、なつかしさを感じました。

個人的に嬉しかったポイントは、第1話に上野動物園が登場すること。残念ながら大好きなハシビロコウは出てきませんが、1990年代の園内を見ることができて感激しました。

 

布教ポイント2:夢のようなキャスティング

ベテラン声優陣のフレッシュな演技が堪能できるのも魅力的。

前世の記憶を持つ高校生・小椋迅八(おぐら じんぱち)役は森川智之さん。考えるよりも行動する派の迅八を、真っすぐな声色で演じています。
前世は女性ですが、男性として転生した高校生・錦織一成(にしきおり いっせい)役は置鮎龍太郎さん。中性的な容姿にぴったりな高めのトーンが貴重です。

ほかにも山口勝平さん、速水奨さん、関俊彦さんなど豪華なキャストばかり。なんだこれ俺得か。

とくに関さんの京都弁の破壊力は地球最強レベルです。「ほな、さいなら」できっと何人もの地球人を沼落ちさせたに違いない。

 

布教ポイント3:時代を超えて届く壮大なストーリー

 

OVAは全6話で、原作の半分程度を映像化。ラストはアニメオリジナル展開ですが、不思議な余韻が残り何度でも見返したくなる作品です。

最初は高校生のお姉さんに年下の男の子がアタックする系の話かと思っていましたが、第1話の後半で空気がガラッと変化。深みを増していく人間関係や、考えれば考えるほど難解になる世界観に、あいた口が塞がらない思いでした。

かつての仲間との再会を喜ぶ一方で、過去の行いへの償いや復讐なども描かれます。前世の記憶があるからこそ、転生後に感じてしまうズレがつらい。

「転生もの」、「年の差ゆえの切なさ」、「宇宙規模の壮大な世界観」が好きな人には、世代を超えて確実に刺さると思います。死亡フラグを立てまくるイケオジ・田村さんにも注目してほしい。

 

布教ポイント4:輪くんはいいぞ


(出典:Amazon dアニメストア for Prime Video)

 

輪くんはいいぞ。キャラデザから性格まで本当にいいぞ。

そもそも女性声優の少年ボイス、いいよね(大声)!

輪くん役の冬馬由美さんは『カードキャプターさくら』のスッピーなどを演じています。子どもらしい無邪気な声と、前世の記憶に覚醒したあとの大人びた声色の使い分けがずるい。

どちらかといえば、嫌われ者のような行動をとってしまう輪くん。しかし前世で起きた出来事を知ると、「今度こそ幸せになってくれ」と応援したくなります。第5話で埋められない年の差を嘆きながら本音を口にするシーンは涙なしには見られない。

束の間の幸せはあるものの、あまりにも悲劇的な状況にさらされるため「もうやめてあげて」とつらくなるこの気持ち。
『BANANA FISH』のアッシュ・リンクスや『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』の鉄華団を見守っていたときに近いです。

 

 

ちなみに輪くんの前世を描いた続編『ボクを包む月の光』もあるとか……!
2015年からは輪くんたちの子ども世代が登場する『ぼくは地球と歌う』も連載中です。

OVAの続きが気になるので、まずは『ぼくの地球を守って』の原作から読破しようと思います。脳内BGMはもちろん菅野よう子さん作曲の主題歌「時の記憶」です。

 

OVAが気になる方はこちら


Amazon dアニメストア for Prime Video

 

原作が気になる方はこちら


ぼくの地球を守って 1巻 日渡早紀

 

WRITER

  • ハシ ビロコ
  •        

  • アニメとドイツ語とハシビロコウを愛するフリーライター。アニメ好きの両親のもとに生まれたオタク2世で、幼少期はCCさくらとガンダムSEEDを見て育った。趣味でハシビロコウブログを運営中。

ランキング

ランキングをもっとよむ

注目ニュース

注目記事をもっとよむ