教会に住み着き人気者だった猫の死を悼み、追悼式が行われる(英)<動画あり>

12年も教会に住み着き、愛されてきた猫が息を引き取った。この猫の死には多くの人が悲しんだことから、司祭は猫のために追悼式を行ったという。『CNN』『New York Post』などが伝えている。

英ロンドンテムズ川の南岸に位置するサザーク大聖堂で10月28日、人々に愛されてきた猫“ドーキンス・マグニフィキャット(Doorkins Magnificat)”の追悼式が感謝祭の礼拝とともに行われた。

元野良猫のドーキンスは2008年にサザーク教会に住み着き、教会の看板猫となった。礼拝中に座席に寝そべったり、祭壇の上を歩いたりと自由に過ごす姿に多くの人が虜になった。その人気の高さからドーキンスは絵本の主人公に抜擢され、ツイッターアカウントが開設されると多くのフォロワーを抱え、絶大な人気を誇った。

また2012年にエリザベス女王がサザーク大聖堂を訪れた際には、ちらっと女王を一瞥するとすぐに昼寝に戻ってしまった。この可愛らしい姿をエリザベス女王も楽しんだという。

ドーキンスを可愛がる人の中には、自宅で猫を飼えないことからドーキンスをまるでペットのように溺愛する人もいたそうだ。

そんなドーキンスが9月30日、静かに息を引き取った。サザーク大聖堂の首席司祭であるアンドリュー・ナンさん(Andrew Nunn)は「ドーキンスの死には多くの悲しみの声が寄せられました。私達は多くの時間を教会に捧げてくれたドーキンスの死に対して、何かしなければと思ったのです」と、追悼式を行うことを決めた経緯について明かしている。

ロンドンでは新型コロナウイルス感染予防のため、葬儀の参列者は30名までとルールが課されている。そこでアンドリューさんは、ドーキンスの追悼式の様子をYouTubeでライブ配信した。その再生回数は11月3日現在で1万5000回を超えており、多くの人がドーキンスの死を悼んだ。

SNS上にはドーキンスの追悼式を行ったことに対して「素晴らしく、感動的な礼拝をありがとう」など感謝のメッセージが溢れた。しかし一方で、コロナ禍で葬式も自粛傾向がある中で猫の追悼を行ったことに対して疑問の声もあがっている。

司教のフィリップ・ノースさん(Philip North)はツイッターで「冗談ですよね? もし冗談でないのならひどく無神経な行いだ」と苦言を呈した。これに対しアンドリューさんは「後悔はしていません。今はたくさんの感情が渦巻いています。時にはそういったものが人々の助けになることもあるのです」とコメントしている。

画像は『New York Post 2020年10月30日付「London cathedral holds funeral service for beloved resident cat」(Bridget Davey/SWNS.COM)』『Southwark Cathedral 2020年10月3日付Twitter「RIP @DoorkinsM #Caturday」』のスクリーンショット

(TechinsightJapan編集部 iruy)

当記事はテックインサイトの提供記事です。

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