ローラ「レギュラー番組ゼロ」選んで渡米、「ギャル読モ」から完全なるセレブへ

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 2015年から日本を離れ、ロサンゼルスを拠点にしているローラ。かつてテレビで見ない日はないほど、バラエティ番組に多く出演していたが、今その姿をテレビで見る機会はほとんどない。現在の彼女は、起業家だ。

ローラは1990年3月30日生まれで現在30歳だが、モデルからタレント、そして起業家へと、キャリアを次々と更新していった。非常にパワフルな活動ぶりだが、どのような軌跡を辿ってきたのか。

高校時代にスカウトされてモデル活動をはじめ、2007年からは「Popteen」(角川春樹事務所)の読者モデルとして誌面に登場するようになったローラ。翌年には「ViVi」(講談社)の専属モデルとなった。

そんな彼女がお茶の間で大ブレイクするきっかけとなったのは2010年6月放送『しゃべくり007』(日本テレビ系)。ここで独特のキャラクターがウケた彼女はバラエティ番組に引っ張りだことなる。

しかし5年ほどテレビで活躍した後、ローラはバラエティの世界から離れ、2015年からはロサンゼルスに拠点を移した。その時の心境を「Numero TOKYO」2018年10月号(扶桑社)のインタビューで、このように振り返っている。

<たくさんテレビにでていたとき、実はレギュラー番組のお話が15本くらいあったのだけどお断りをしたの。その道を選んだら安定もするし、収入の面でも困らなくなるけど、私はチャレンジの道を選ぶことにしたの。リスクは大きいけど、今では後悔はしていないんだ!>

アメリカに行って以降の彼女は、InstagramなどのSNSを活用して多くのブランドのモデルとなり、環境問題をはじめとした社会的なイシューについても積極的に発言するようになった。

2019年には、地球環境に配慮した素材でつくられたブランド・STUDIO R330を立ち上げ、起業家としてのキャリアもスタートさせている。
ローラはデビュー当初から変わっていない
 大御所芸能人にもタメ口で話す独特のキャラクターでお茶の間の人気者だった頃を思うと、こうしたキャリアの変遷は意外かもしれないが、実はモデルとしてデビューした当初から社会貢献のために仕事をしたいという思いを抱いていたそうだ。「ViVi」2016年1月号のインタビューでローラはこんな話をしている。

<事務所に入った時に社長さんに話した夢というか、最終的な目標があって――。お金がなくて勉強できない子供たちってまだ世界にたくさんいて、その気持ちは私もすごくよくわかる。自分が苦労してきた部分でもあって、私にとってはすごく現実的なことだから。そういう人たちの役に立ちたいの。ずっとその想いは変わってなくて、これからはもっと積極的にやっていきたい>

デビュー当初からこうした将来の青写真を描いていた背景には、ローラの生い立ちが大きく関係している。

ローラはバングラデシュ人の父と、日本人・ロシア人のハーフである母親を両親にもち、日本で生まれた。その後、両親が離婚したことから1歳でバングラデシュへ渡り、6歳の時に再び日本にやって来る。

日本に来た当初は、父、中国人の継母、双子の弟、父と継母の間に生まれた双子、継母の両親、合計8人で狭い木造アパートに暮らしていたという。

日本に来たときは日本語がまったく分からず、ジェスチャーで会話するしかなかった。ちなみに、ロサンゼルスに渡ったときも英語が分からなかったが、同じような方法でコミュニケーションをとりながら必死に勉強したそうだ。

ローラは自分が困難を経験したがゆえに「誰かの役に立つ仕事がしたい」という思いを初めから抱いていたのだろう。

環境問題に興味をもったのも、バングラデシュの大自然で過ごした幸福な幼少期の思い出を大切にしていて、これからの世代にもその自然を残したいという思いがあるからだという。
タレント時代のイメージによるバッシング
 ローラが社会問題に対して積極的に発言していく姿勢をバッシングする動きもある。

2018年、ユニセフに1000万円を寄付した際は保守系の夕刊紙が運営しているネットニュースから「セレブ気取り」とバッシングされ、物議をかもしたこともあった。

同年末には、Instagramのストーリーに<We the people Okinawa で検索してみて。美しい沖縄の埋め立てをみんなの声が集まれば止めることができるかもしれないの。名前とアドレスを登録するだけでできちゃうから、ホワイトハウスにこの声を届けよう>と投稿。沖縄県名護市辺野古の新基地建設工事を停止するようトランプ大統領に求める電子署名活動の署名をフォロワーに呼びかけたことで「芸能人が政治を語るな」「ローラは左翼になったのか」と言われて炎上した。

とはいえこれらの活動は、貧しさから脱することを支援し、地球環境を守りたいと願うデビュー当時からの思いを行動に移しただけで、アメリカにわたって急に「セレブ気取り」になったわけではない。

だからだろうか、バッシングを受けた後もローラはなにも変わっていない。今年7月にはInstagramで『不都合な真実2』(アル・ゴア著/実業之日本社)など地球温暖化について勉強できる本やドキュメンタリー映画を複数紹介し、地球環境に優しい生活習慣を身につけることをフォロワーに促していた。

ローラのこれからのキャリアプランはわからない。だが、もう彼女が「タメ口の可愛いテレビタレント」枠に戻ることはないだろう。10月25日放送『ジャンクSPORTS』(フジテレビ系)では、ロスの自宅を紹介するといい、もはや海外セレブの扱いに近いかもしれない。

当記事はwezzyの提供記事です。

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