岡山天音、主演ドラマが映画化「安達祐実さんに守ってもらった」

女子SPA!

 2009年より活動をスタートさせ、近年では連続テレビ小説『ひよっこ』や連続ドラマ『同期のサクラ』、映画『帝一の國』などで存在感を見せ、まだ20代半ばながら、その演技力で作品ごとに爪痕を残している岡山天音さん。

主演を務めた、名古屋発の書籍・雑貨店「ヴィレッジヴァンガード」を題材にしたメ~テレの連続ドラマ『ヴィレヴァン!』が話題を呼び、劇場版になりました。

ドラマでは「ヴィレッジヴァンガード」ならではの緩いけれど深い世界観が魅力でしたが、映画版の『リトル・サブカル・ウォーズ ~ヴィレヴァン!の逆襲~』は、サブカルがなくなった世界を舞台に、岡山さん演じる杉下が、サブカルを取り戻すために戦いへと立ち上がる壮大なストーリーに。実はテレビ、映画と続くシリーズで主演を務めるのは初めてという岡山さんに話を伺いました。

◆ドラマとは全く違う映画版の雰囲気にビックリ

――主演ドラマが映画になりました。

岡山天音(以下、岡山)「主演で同じ人物を、これだけのスパンをかけて演じ直すというのは初めてのことだったので、期待感がすごく大きかったです。それにキャストもみんな仲が良くて、本当に青春みたいな感じだったので、『あの時間にまた戻れるんだ』という喜びがありました」

――映画版ではサブカルの危機が描かれます。

岡山「いや、ビックリしました。ドラマと同じ世界観で、そこから派生していくものだとばかり思っていたら、丸々ジャンルごと変わる感じだったので。イメージしたものとは全然違う方向からの玉でした(笑)。『こんなことになるんだ!』と、最初は面食らいましたけど、後藤(庸介)監督とお話したり、台本を読み込んでいくうちに、どんどん愛着が湧いていきました」

◆実際にヴィレヴァンで買ってハマった漫画も

――いまは、映画や音楽、ドラマも配信があり、メ~テレで放送された本ドラマも全国で楽しむことができます。一方でヴィレヴァンの魅力には、“モノ”に囲まれた幸せみたいなものがありますね。

岡山「僕は漫画も音楽もすごく好きですが、両方とも、モノとして持っていなくても楽しめるコンテンツになってきました。でもあえてそこで、やっぱりモノとして手に入れることで、より好きになるというのはあると思います。僕自身は、モノとして持っていたい派なので、好きなモノは買います。それにヴィレヴァンの物量の感じは技術が進んだとしても再現できないと思うので、必要とされ続けると思うし、あり続けるべきお店だと思います」

――実際の店舗で撮影されたそうですが、そこで見つけて買ってしまったモノはありますか?

岡山「撮影中ではありませんが、プライベートで本店にお邪魔したときに、『Levius-レビウス-』という漫画を買いました。まだ続編が連載中なんですけど、お気に入りになって、追いかけています」

◆キャリアに見合った成長をしていくのって、難しい

――これだけの期間、同じ人物を演じたことがなかったとのことですが、本作を通じて、何か感じたこと、得られたものはありましたか?

岡山「劇場版には萩原聖人さんと安達祐実さんが出演されていますが、出来上がったものを観たとき、変な言い方ですけど、この作品をすごく“守ってもらった”という印象を受けたんです。これからどんどん年下の人たちが出てくると思いますが、僕もそうした支え方ができる先輩になっていきたいなと思いました。

成長していくのって、難しいですよね。最初のうちはどんどん登っていけると思うんですけど、『キャリアにちゃんと見合った、もしくはそれ以上のことができるようにならないと』と、お二人の姿を見て思いましたね」

◆3日断食するより好きなカルチャーがなくなるほうがツライ

――今回、その萩原さんと安達さんは“サブカル狩り”をする立場として登場しました。奇しくもこのコロナ禍では、エンタメが不要不急と言われることもありましたが、何か感じることはありましたか?

岡山「娯楽って、食べ物とかと違って、なくても本当は困らないものみたいに言われることもありますが、僕の場合は3日断食するよりも自分が好きなカルチャーがなくなるほうが、寿命が短くなる気がします。ただそのことに関しては、今回のことで改めて考えたというより、もともとそういう考えです」

――なるほど。そうなんですね。

岡山「今回のことでいえば、制約があることで、配信とか、新しいものが生まれたりすることもあると感じました。僕自身も新しいコンテンツに出会ったりできたし。さっき、僕自身は、モノとして持っていたい派だと話しましたが、全部をモノで持つとか、全部をデータで持つとかっていうことじゃなくて、チョイスしていけば、豊かになっていくんじゃないかなと思います。

今回のことはさらに新しいものが生まれて、エンタメがまた新しい地点に進むきっかけになったんじゃないかな。だから、辛かったり大変だったり、不安だったりしたけど、コンテンツとかエンタメに関しては、日々更新されていく感じがあって、そこに救われていたところがありました」

(c)2020メ~テレ

<文・写真/望月ふみ>

ヘアメイク/相川裕美 スタイリスト/稲田涼子

【望月ふみ】

70年代生まれのライター。ケーブルテレビガイド誌の編集を経てフリーランスに。映画系を軸にエンタメネタを執筆。現在はインタビューを中心に活動中。

当記事は女子SPA!の提供記事です。

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