スーパーマンのフィギュアと同じ身長30cmで誕生した男児、4年間で大きく成長(米)

米オレゴン州で超低出生体重児として誕生した男児が今年7月、4歳を迎えた。このたび男児の両親が『Metro』『LADBible』などのインタビューに応じ、スーパーマンのフィギュアと一緒に撮影した写真数枚を成長の記録として公開。小さかった男児の成長ぶりに注目が集まっている。

米オレゴン州デシューツ郡ベンド在住のヴァレリー・レイさん(Valerie Ray、34)は4年前、妊娠23週で長男ローガン・レイ君(Logan Ray)を出産した。男児の誕生時の平均体重が3000グラム、身長が50センチと言われるなか、ローガン君は体重約680グラム(1.5ポンド)、身長約30センチ(12インチ)と小さく、誕生後はすぐに保育器に入れられた。

ヴァレリーさんは妊娠21週の時に、子宮の出口部分にあたる子宮頚管が開いてしまう「子宮頚管無力症」と診断され、早産の危険があることから子宮頚部周囲を縫縮する手術を受けた。しかしこれが上手くいかず、医師に「自宅に戻って安静にし、最悪の事態を覚悟しておくように」と言われたという。

これに対しヴァレリーさんと夫のロブさん(42)は「たとえ明日、赤ちゃんが誕生しても構わない。どうか病院に置いて欲しい」と食い下がり、ヴァレリーさんの入院が決まった。医師はヴァレリーさんの頭の位置が脚よりも低くなるようにベッドに寝かせ、立ち上がることを禁じた。ヴァレリーさんにとってはつらい日々が続いたが、ロブさんは「妻は文句ひとつ言わず、赤ちゃんのために頑張っていた」と当時を振り返る。

こうして2016年7月25日、入院から20日目にヴァレリーさんは破水。32時間の分娩を経てローガン君が誕生した。

超低出生体重児として生まれたローガン君は脳の2か所から出血しており、心臓には2つの穴が開いていた。また鼠径ヘルニアで尿路感染症も起こしており、生後5週になるとオレゴン州ポートランドのランドール小児病院にヘリで運ばれ検査を受けた。幸いなことに透析の必要はなかったが、生後11週には未熟児網膜症のため目のレーザー治療も受けている。小さいながらも闘い続けたローガン君は、105日間を病院で過ごすと、最初のクリスマスを自宅で迎えることができたのだった。

そんなローガン君の成長について、ヴァレリーさんは次のように語った。

「実は出産後しばらくして、看護師に『ローガン君の大きさがわかるように、隣に何かを置いておくといいわよ』と提案されました。当時はまだ私も身体がつらかったので、夫に『保育器の中に入れることができて消毒が可能なものを買ってきてくれないかしら』とお願いしたのです。」

「夫はすぐにスーパーマンのフィギュアを見つけてきてくれて、私は「息子にピッタリだわ」と感激したのを覚えています。スーパーマンはローガンの身長とほぼ同じ30センチの大きさで、その後はローガンの成長ぶりがわかるように隣に置いて写真を撮り続けてきました。」

「入院中はもうダメかと思った時もありましたが、ローガンは今年4歳になり、健康で元気いっぱいです。」

「ローガンには『あなたが生まれた時はスーパーマンのフィギュアと同じくらいの身長しかなかったのよ』と話をしていますが、まだ本人はよく理解していないようです。ただ私たちにとってあのスーパーマンは、ローガンの成長を語るうえで欠かせない大切なものです。だってあんなに小さかった子がここまで大きく育ってくれたのですから…。」

なおヴァレリーさんは普段、スーパーマンのフィギュアを棚の上に置いているそうで、誕生日になると写真を撮るためにローガン君に手渡すのだという。

「ローガンに預けっぱなしだと、バラバラにされてしまいそうでね」と笑うヴァレリーさん。次にスーパーマンが活躍するのは9か月後になりそうだ。

画像は『Metro 2020年10月23日付「Premature baby born the size of a Superman toy miraculously survives and thrives」(Picture: Valerie Ray / SWNS.COM)』のスクリーンショット

(TechinsightJapan編集部 A.C.)

当記事はテックインサイトの提供記事です。

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