6年間も片思いしたまま結婚相談所へ。29歳女性のあっけない恋の結末

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 こんにちは。恋愛コンサルタントの菊乃です。

誰もが経験のある片思い。学生の頃ならば良い思い出となりますが、大人になってからの長期間の片思いは、少し厄介だったりします。今回は6年間片思いをしていた婚活女性のお話です。

◆片思いの相手を忘れるために結婚相談所に入った

「結婚相談所ではいいなと思える人がいなくて、半年活動しても2回目のデートまで行った相手はいませんでした」

そう語る雅美さん(仮名・29歳)は、化粧っ気もなく、髪もボサっとしていて、地味な女性です。

ただし、20代で結婚相談所に入会すれば若い部類。しかも有名大学工学部を大学院まで進み、現在は都内でエンジニアとして働き、同年代女性よりも年収が高いキャリアウーマン。人気会員のはずですが……。

「雅美さんならそれなりにお申込みはあったと思うのですが、なぜ2回目に進まなかったのですか?どんな人がいたとか、覚えていることあれば教えていただけますか?」

「う~ん。そう聞かれると、相手のことはあまり覚えてないです。休みの日の過ごし方とかを聞かれたけれど、話してつまんなくて。私、実は好きな人がいて……」

「そうなんですね。職場の方ですか?」

「いや、大学院時代に同じゼミだった人です」

なんと、雅美さんは6年も片思いをしていたのでした。院生時代に知り合った相手も現在は同じ業界の他社に就職し、西日本で働いているといいます。

◆6年前の素敵男子の幻想に恋をする

「向こうは彼女はいないの?卒業後も友達付き合いが続いているのでしょうか?」

「彼女がいるのか、怖くて聞けないです。私のことを友達と思っているんでしょうかね。向こうは、私の気持ちに気が付いているような気がするんです」

何か思い当たる節があるのでしょうか?

「彼は出張が多いんです。以前石川県に長期出張に行っていた際、ホテル暮らしで暇だったったのか、いきなり『来ない?』と誘われたんです。それで、土日を使って急遽行ったことがあるんです」

「え! それって、都合よく扱われていませんか……?」

「そう思います。向こうは、私だったら来てくれると思って誘うんです。でも、昔は面白いし優しいし、面倒見だってよかったんですよ」

今の話を聞くと、こちらの都合を全く考えておらず、優しさの欠片も感じません。その当時から大分変わっていそうですが……。

「石川県まで呼んでおいて、交通費は彼が出しているの?」

「いや、私も『石川いいね。行きたい』って言った手前、旅行のつもりで自腹で行きました」

「ええ! それで、会ったら何するの?」

「観光ですかね。あ、男女の関係はないですよ」

完全に暇つぶし要員として扱われています…。そんな雅美さんが婚活する理由は「彼を忘れるため」でした。

「住んでいるのが遠方ですし、会えても年に数回。忘れた方がいい、他の大事にしてくれる人と付き合った方がいいと思って婚活してみましたが、彼と比べたらつまんなくて。どうしたら彼を忘れて幸せな恋愛をできるのでしょうか?」

◆男性を忘れるために他の男性を探さない

「婚活じゃなくて、その男性を振り向かせるために頑張ってみませんか?」

「できるんでしょうか?」

「まずは都合がいい女を脱却しなきゃ。暇つぶしで誘われても会いに行かないで。後は、再会した時にいい女って思われるように、まずは外見を磨きましょう」

化粧っ気がないと思っていましたが、雅美さんのメイク時間はスキンケア含め5分! BBクリームとアイブローペンシルしか使っていない、超手抜きだったのです。

「ナチュラルメイクのつもりでしたが、メイク時間5分って手抜きなんですね。ちゃんと習います」

その後雅美さんはメイクレッスンで、基礎からスキンケアやメイクを習いました。もともと賢い雅美さんは、理論的に説明されると吸収も早く、みるみる上達し美しくなりました。2か月後にお会いした時は、天使の輪ができるツヤ髪になっていたほど。職場でもきれいになったと褒められることが増えて、自信がついたそうです。

◆まずは男友達を作って自信をつける

外見がレベルアップしたら、次は男性に慣れることです。雅美さんは男性が多い職場にいながら、業務に関係がない雑談はほぼせず、男友達もほとんどいませんでした。片思い中の男性以外は眼中になかったため、別の男性と親しくすることを無駄と思っていたそうです。

「職場の男性でご飯に誘えそうな人はいませんか?」

「誘ったら勘違いされそうで……その後の付き合いもあるので、できれば避けたいです」

「では、婚活パーティーに参加して、まずは気軽に食事に行ける男友達を作ってみましょう。好きな男性と付き合うための練習と思って。やれそうですか?」

「がんばります」

結婚相談所では2回目のデートに進まなかった雅美さんですが、片思いの相手を振り向かせるという目標を持ったら、フットワーク軽く婚活パーティーに即申込み、その後ある男性とマッチングしたのです。

そうして何度かデートを重ね、手をつなぐところまで行ったそうです。

◆自信がついたタイミングで相手から連絡が…

そのころ、片思いの男性から『今度、出張で茨城県に行くんだけど会えない?』と連絡がきたのです。

しかし、雅美さんはそこで冷めてしまったのです。

「婚活で会った男性はお店を予約してくれたり、駅まで見送ってくれたり、自分に時間をかけてくれていたなと我に返ったんです。なんでこんな人を気にしていたんだろうって。会いたいと思えないし、もういいやと思いました」

婚活で出会った男性は、皆雅美さんのために時間やお金をかけてくれました。しかし片思いの男性はその真逆。ようやく我に返ったのです。

◆大人の片思いは怖い

その後、雅美さんは婚活パーティーで知り合った方の告白をお断りし、同時期に告白された同じ職場の男性と結婚することになりました。外見も美しく、気持ち的にも余裕を持てた雅美さんは、とんとん拍子で話が進むようになったのでした。

大人の片思いは怖い。あっという間に片思い歴5年10年になってしまうのです。その間に、相手も年を取り別人のようなおじさんになっているかもしれないのに、現実と乖離した思い出に恋をしてご本人も年を重ねてしまう。

しかも、年をとるほど失敗も怖くなり、気持ちをぶつけて忘れる勇気もない。片思いはできれば半年以内に決着をつけ、前向きに行動していきたいものです。

※個人が特定されないよう一部脚色してあります。

<取材・文/菊乃>

【菊乃】

恋愛・婚活コンサルタント、コラムニスト。29歳まで手抜きと個性を取り違えていたダメ女。低レベルからの女磨き、婚活を綴ったブログが「分かりやすい」と人気になり独立。ご相談にくる方の約4割は一度も交際経験がない女性。著書「あなたの『そこ』がもったいない。」他4冊。

当記事は女子SPA!の提供記事です。

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