『鬼滅の刃』に続け! アニメ化決定作品10本<原作あり 漫画・..
Oh!My!アニメ
これまでハリウッドでは、アメリカのコミックを実写映画化して世界的な大ヒットを飛ばしてきました。
もちろん日本のマンガやアニメを原作にした作品も数々製作されていますが、原作とかけ離れていたり、再現度が低かったりと、鳴かず飛ばずな印象を受けます。しかし、原作者やアニメに精通したスタッフが関わることによって、世界中のアニメファンが納得する良作が出来上がる可能性は十分にあります。
そこで今回は、現段階でハリウッドでの製作が決定している日本のマンガやアニメ原作の実写映画を5作品ご紹介します!
『ワンパンマン』は、マンガ家・ONEさんによる作品で、2009年7月3日からWebサイト上で公開され、2012年6月14日からは作画を村田雄介さんが担当し、リメイク版としてウェブコミック配信サイト『となりのヤングジャンプ』にて連載開始、現在連載中です。
2015年のアニメ化以降、世界中にファンができる大人気作品となりました。
毎日100回の腕立てと100回の腹筋、100回のスクワット、10キロの走り込みを3年間繰り返し、どんな敵でも“ワンパン”で倒せるようになってしまった主人公・サイタマ。圧倒的な強さを持ちながら、周囲の人(怪人も含め)を気遣う優しさを持ち合わせる最強のヒーローの活躍と苦悩が描かれています。
海外の掲示板でも、「日本のジャンプヒーロー+ワンパンマンと、アメリカのマーベルヒーローズ(アベンジャーズ)が戦ったらどちらが強いか」という議論が起こるほど海外でも認知度の高い『ワンパンマン』。
そんな『ワンパンマン』実写映画化に名乗りをあげたのは、アメリカのソニー・ピクチャーズ。脚本は、映画『ヴェノム』のスコット・ローゼンバーグ氏とジェフ・ピンクナー氏のコンビが担当します。
気になるキャスティングについては、2020年4月の実写化決定発表以降、明らかにされていません。
ただ、アメリカのソニー・ピクチャーズの大株主は日本のソニーなので、主人公とはいかないまでも日本人キャストの起用があるかもしれません。
『進撃の巨人』は、マンガ家・諫山創さんの代表作で、2009年9月9日から月刊マンガ誌『別冊少年マガジン』で連載が開始され、現在も連載中です。
人を食べる巨人たちが闊歩(かっぽ)し、人類は巨大な壁の内側での生活を余儀なくされた世界。ある日、超大型巨人と鎧の巨人の襲撃により壁が破壊され、目の前で母親を食べられたエレン・イェーガーは、巨人を駆逐するため調査兵団へ入団。同期入団した幼なじみのアルミン、ミカサと共に、巨人の謎を解き明かしていくことになります。
人間と巨人が存在する世界観、物語序盤に主人公が巨人に喰われるという衝撃的展開で視聴者の心を掴み、その後も視聴者へ数々の謎を投げかけるストーリー展開が受けて、世界的に大ヒットした作品です。
ハリウッドでの実写化は、監督にホラー映画『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』のアンディ・ムスキエティ氏、プロデューサーには、アメリカの人気ドラマシリーズ『HEROES/ヒーローズ』でヒロ・ナカムラ役を演じたマシ・オカ氏を迎え、ワーナー・ブラザースほかが製作することが発表されています。
日本では2015年に実写化した『進撃の巨人』ですが、話題性はあったものの、原作と大きく異なるストーリーなどが原因でファンには不評。ハリウッドの制作陣が『進撃の巨人』をどう仕上げるのか気になりますね。
『僕のヒーローアカデミア』は、堀越耕平さんによるマンガで、2014年7月21日から『週刊少年ジャンプ』で連載されており、現在も連載中です。
世界の80%が“個性”と呼ばれる超能力を持つ世界で、個性を持たない落ちこぼれの少年・緑谷出久(みどりやいずく)が、事件に巻き込まれて偶然出会ったヒーロー・オールマイトから個性を受け継ぎ、ヴィラン(悪者)の野望を阻止するため、『国立雄英高校』のヒーロー科で学びながら、誰もが憧れるヒーローへと成長していく物語。
『僕のヒーローアカデミア』は、アメリカの『アニメアワード2019』で、アニメ映画『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ~2人の英雄~』が最優秀映画作品に選ばれるほど評価が高い作品です。
2018年10月25日に、実写映画化が進行中であることが発表され、『GODZILLA ゴジラ』や『パシフィック・リム』などを手がけたレジェンダリー・ピクチャーズが製作することが明らかになりました。
進捗状況やキャストの発表はまだありませんが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で同社が手がける『ゴジラVSキングコング』の公開が2021年5月21日に延期したことも加味し、公開は2022年頃になるのではないかと思われます。
『ゴジラVSキングコング』で小栗旬さんを起用したアレックス・ガルシア氏と、『パシフィック・リム:アップライジング』で新田真剣佑さんを起用したジェイ・アシェンフェルター氏がプロデューサーを務めるだけに、実写版『僕のヒーローアカデミア』の主要キャラクターにも、日本人キャストが起用されているかもしれません。
『NARUTO -ナルト-』は、岸本斉史さんのマンガで、1999年9月21日から2014年11月10日まで『週刊少年ジャンプ』で連載され、全700話というロングラン連載でした。
誕生まもなくして両親を亡くし、忍者の里(木の葉隠れの里)で一人暮らす少年・うずまきナルトが、才能も環境も恵まれない中、木の葉隠れのリーダーである“火影”を目指してライバルたちと切磋琢磨しながら、努力と忍耐で少しずつ成長し、強敵たちを打倒していく、ジャンプストーリーの王道的作品です。
世界的に人気のあるマンガで、『ONE PIECE』の原作者・尾田栄一郎さんが「世界ならナルト」とコメントするほど評価されています。
『NARUTO -ナルト-』実写化の話が出たのは、2016年12月17日に開催された「ジャンプフェスタ2017」のスーパーステージで、製作はホラー映画「ソウ」シリーズなどを手がけたライオンズゲート、監督はミュージカル映画『グレイテスト・ショーマン』などのマイケル・グレイシー氏が務めると発表されました。
進行状況については、マイケル・グレイシー氏が2018年3月末頃にエンタメ情報誌『Collider』のインタビューの際「僕らはまだ脚本に取り掛かっている段階」とコメント。以降は情報があがっていないので、進捗やキャストは不明です。
マイケル・グレイシー氏は脚本にかなりこだわっているようで、原作者の岸本先生とも話し合いを重ねながら、納得できるまで相当な時間をかけている様子。逆に言えば、それだけ原作に忠実な作品を作ろうとしている証拠です。
ハリウッドの膨大な予算で、どんな『NARUTO -ナルト-』になるのか興味がありますし、日本人がキャスティングされるならネジあたりの配役になるのではと予想しています。
『機動戦士ガンダム』は、アニメ制作会社『サンライズ』が手がけたロボットアニメで、1979年4月から1980年1月にかけてテレビ朝日系列などで全43話が放送されました。
宇宙に浮かぶスペースコロニー(サイド7)に暮らす民間人の少年アムロ・レイが、敵勢力(ジオン公国)の襲撃により、偶然にもガンダムに乗って敵のロボット2機(ザクII)を撃破してしまったことをきっかけに、地球連邦軍に入隊(半ば強制的に)。戦場で戦うことで新人類(ニュータイプ)として覚醒していき、敵勢力のエースでニュータイプのシャア・アズナブルと激しい戦いを繰り広げていくという物語です。
リアリティにこだわった設定とアムロ・レイの人間臭さが魅力で、1979年の放送当初は人気が出なかったものの、再放送で人気に火が付きました。ロボットものといえば男性向けのイメージがありますが、近年では、アニメーション、ストーリーを再構築してリメイクしたり、女性にもウケるイケメンキャラが登場する平成ガンダムシリーズにより、女性人気も高まっています。
もちろん海外にも根強いファンが多数おり、その人気に注目したレジェンダリー・ピクチャーズが実写化に乗り出したようで、2018年7月6日にサンライズとレジェンダリー・ピクチャーズが共同で実写映画を製作すると発表しました。
2019年3月には、実写版『機動戦士ガンダム』の脚本を米ドラマ「LOST」シリーズなどを手がけたブライアン・K・ヴォーン氏が担当すると発表があり、『パシフィック・リム:アップライジング』のプロデューサーであるケイル・ボイダー氏とサンライズのクリエイティブチームが監修して製作することが明らかになっています。
『ONE PIECE』は、尾田栄一郎さんによるマンガで、1997年7月22日から『週刊少年ジャンプ』で連載がスタートしました。
幼い頃に悪魔の実を食べてゴム人間になってしまった少年・ルフィが、海賊王を目指し、かけがえのない仲間たちと世界各地の海を旅しながら、数々の強敵を打ち倒していくストーリー。
原作マンガは、2015年6月に3億2,000万冊以上のコミック売上でギネス認定され、2020年4月時点では、全世界累計発行部数が4億7,000万部を突破している世界的人気作品です。
そんな『ONE PIECE』の実写化に名乗りをあげたのが、動画配信サービス『Netflix』。1シリーズ全10話構成のドラマサイズを予定しており、エグゼクティブプロデューサーとして原作者の尾田栄一郎さんが参加するとのこと。
現在のところ、配信開始日やキャスティングの発表はありませんが、ファンの間ではキャスト予想が加熱している様子。麦わらの一味であるサンジ役に米人気ドラマ『リバーデイル』に出演するコール・スプラウス氏を推す声があがっています。
コール・スプラウス氏は自身のSNSに『幽遊白書』の桑原和真の画像をあげたり、サンジの“蹴り”をマネした写真を投稿。また、双子の弟であるディラン氏も『鬼滅の刃』好きとして知られ、兄弟そろってアニメファンを公言しています。
コール・スプラウス氏本人もノリ気みたいですし、もしかすると本当に実写ドラマ版『ONE PIECE』への出演があるかも知れませんね。
今回ご紹介した作品は、まだまだほとんどがベールに包まれていますが、ジャンプものの実写映画が大ヒットすれば、将来的には『ジャンプヒーローズ v.s. アベンジャーズ』というのも、夢ではないかもしれないですね。