ポルノグラフィティ「∠RECEIVER」の色褪せぬメッセージ

UtaTen

偶然が生み出した意味深な曲



『∠RECEIVER』は2010年3月24日に発売された、ポルノグラフィティ8枚目のアルバム『∠TRIGGER』に収録されている楽曲です。

2011年に歌われたことで、ファンにとって忘れがたい曲になりました。

3月11日に発生した東日本大震災以来初となるライブ『つま恋ロマンスポルノ'11 ~ポルノ丸~』の最後に歌われたのが『∠RECEIVER』。

もともとは、スマトラ沖地震や津波といった自然災害をきっかけに書かれた曲でしたが、震災とも非常にリンクしていて、偶然ながら、忘れがたい曲となったのです。

では、歌詞の内容に触れていきましょう。

「人間」という存在の小ささ




地震や津波などの大規模な災害を目の当たりにした時、人間にできることはほとんどありません。

誰もが慌て逃げ惑うことしかできないでしょう。

世の中が便利になるほど、人工物の便利さに慣れ、自然の怖さを忘れがちな人間たち。

災害が起こると、地球という大きな自然の中で、人間の存在の小ささを思い知らされます。

人が命を失うきっかけはたくさんあるが、命が誕生する道筋は一つしかないという不思議。

そんな奇跡のような誕生を経て、人は生きていることを改めて気づかされるのでしょう。

しかし、2011年に起きた地震のような天災が、今も地球のどこかで、様々な人の命を奪っている

人はその事実から目をそらしてはいけない。

この歌詞を見ていると、そんな風に思わされますよね。

切り取られた情報から真実を見つけ出す重要さ




ニュースは必ず、事実をありのままに述べているとは限りません。

分かりやすい見出し、ぱっと目を引く派手な内容にばかり気を取られていると、本当のことを見失ってしまいます。

与えられた情報を鵜呑みにするのではなく、発信されたニュースの中から、正しい情報を見つけ出すことが大切なのです。

日々、多くの情報に踊らされているかもしれない私たち。

物事の本質をついた新藤晴一の歌詞に、ドキリとさせられますよ。

「受け止める」ということの大切さ




逃げないことは、簡単なようですが難しいことです。

大変な事態に直面した時ほど、真実から目を背け、なかったことにしてしまうでしょう。

世界で起こっている戦争や深刻な社会問題、自然災害などはまさにその代表と言えます。

だからこそ、事実をきちんと受け止め、自分の頭で理解し、心の中に落とし込む作業が必要なのかもしれません。

次に同じような事態に直面した時、現実と向き合う力をつけるためにも、まずは逃げないこと。

一人一人が意識を変えることで、少しでも世界がよい方向に向かうのかもしれません。

様々な問題を抱えながら生きているからこそ、つい疎かにしてしまいがちなことに、この曲が改めて気づかせてくれているのでしょう。

エンターテインメント性の高いポルノグラフィティの楽曲の中で、異質とも言えるメッセージ性の強い『∠RECEIVER』。

人と人との関係が希薄になっている今だからこそ、改めて耳を傾けたい楽曲といえるのではないしょうか。

TEXT 岡野ケイ

当記事はUtaTenの提供記事です。

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