「痩せればモテると思っているデブ」は、たとえ痩せてもモテない理由

日刊SPA!

―[モテるデブには理由がある]―

こんにちは、デブのデブによるデブのためのファッション&ライフスタイル情報を配信するウェブマガジン「Mr.Babe」編集長の倉科です。

◆ポッチャリ系敏腕広告マンが記した言葉

5年前、雑誌『Mr.babe』を創刊した当時、某大手広告代理店に所属していたデブ系クリエイティブディレクター(今は独立してテレビにも出ている敏腕ポチャメン)M氏が『Mr.babe』のコラムに書いた言葉がいまだに私の心に残っています。

「痩せればモテると思っているデブは痩せてもモテるわけがない」

彼は創刊当初、私も夢見ていた「デブだけのファッションショー」をいとも簡単に実現させ、メディアを大騒ぎさせました。それとともに「日本初のデブのファッション誌創刊!」という記事をニュースサイトで拡散させ、テレビのキー局からラジオ、ネットメディア、新聞、外国メディアまでが編集部に取材に来たほどバズらせた男です。

ちょっと変わり者ではありましたが、彼自身ポッチャリ体型だったことはもちろん、女性にもモテていたし、彼の周りには仲間もいっぱいました。そんな彼が言った「痩せればモテると思っているやつは痩せてもモテるわけがない」という言葉は当時の私にとっても非常に説得力と自信を与えてくれたことを覚えています。

◆「デブ=ダメ人間」では決してない

私も自分が太っていることが原因でモテないなんて、まさに自分を否定するようなことは思っていませんでしたし、自己肯定できるからこそ「Mr.babe」というメディアを運営していると今でも自負しています。

日本は特に痩せていることを「美徳」とする風潮があるので、太っていることでなぜか「人より劣っている」という気持ちになる方たちがいることもわからなくもありません。

しかし、健康上の問題がない限りは「デブ=ダメ人間」ではないし、それだけで「嫌い」という人がいるとすると、その人こそ見た目だけでしか人を判断できない薄っぺらな人間だと私は思います。

◆本当に大切なのは「体型」ではない

ビジネスにおいても「デブはセルフマネージメントができない=仕事ができない」などと言う人もいますが、私は痩せていても仕事ができない人をたくさん知っています。問題は「太っている」とか「痩せている」ということではなく、その人の人間性だと思います。

太っていてもオシャレに意識が高い人、痩せていても不潔な印象の人、太っていても仕事ができる人、痩せていても仕事ができない人、体型に関係なくなぜかモテる人……。問題は「体型」ではなくその人自身の「人間的魅力」ではないでしょうか。

◆イケてるデブたちの圧倒的な自己肯定力

綺麗事をいうつもりはないのですが、少なくとも私の周りにいるデブ諸氏たちはキレイな彼女がいたり、オシャレへの意識が高かったり、自分自身を全力で肯定できている人たちが多く、逆にエネルギーをもらっている気がします。

人間は弱い生き物なので「誰かのせい」「何かのせい」にしてしまいがちですが、少なくても長年の私の独自調査によれば、「太っている=モテない」という方程式はなりたたないと思います。

◆太っていることで引け目を感じるのは間違い

冒頭に紹介したポッチャリ系敏腕クリエイターのM氏はラップが好きなので、こんな名言もコラムに書いていました。

「“自分が自分であることを誇る”ヒップホップはカッコつけるためのものじゃない。かっこ悪い自分を肯定するためのものなのだ」

すぐには意味が伝わりにくいのですが、不思議に彼が言いたいことが沁みてくるフレーズなので個人的に気に入っています。全国のデブ諸氏の皆さん、もし太っていることで引け目を感じ、グラスハートな自分に気がついたらM氏の名言を思い出してくださいね。

ちなみに最近テレビに出ているM氏を見ましたが、多忙のせいか少々痩せていました。日本のポッチャリ会を牽引する「ポッチャリクリエイター」として、これからも心も体も大きくワールドワイドに活躍してくれることを願っています。

―[モテるデブには理由がある]―

【倉科典仁】

渋谷系ファッション雑誌『MEN’S KNUCKLE』や暴走族雑誌『ティーンズロード』などエッジの効いた若者カルチャーをテーマにした雑誌を多数手掛ける。現在はウェブマガジン『Mr.babe』でデブに特化したファッション&ライフスタイル情報を毎日配信中。2019年9月よりデブ限定の会員制オンラインサロン「Mr.babe BIG MAN’s LABO」を開設。大きな男たちだけで日本の経済を向上させるべく奮闘中

当記事は日刊SPA!の提供記事です。

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