ネイルなしでOK!「育爪」で傷んだ爪も簡単キレイに

ウレぴあ総研

爪先を美しく手入れしていると、手元が目に入るたびに気持ちが明るくなり、心なしかテンションがあがりますよね。気に入ったデザインのネイルを施していると、それだけでハッピーな気持ちになります。

ただ、育児中はなかなかネイルサロンに行ったり、自分で小まめに爪のお手入れをしたりネイルを施す時間や心の余裕が持てないもの。ネイルサロンに通っていても、コロナによる自粛期間中に行けなくなってそのままやめてしまった…という方も多いのでは。

そんなときにピッタリなのが、毎日のごく簡単なお手入れと習慣で、自然な地爪を美しく保つことができるメソッド「育爪」。

『女は爪で美人になる』の著者で育爪スタイリストの嶋田美津惠さんに、美しい地爪を保つコツについて詳しく伺いました!

■自分の爪が輝く美しさに!ネイルいらずの「育爪」って?

――「育爪」スタイリストとして、東京・自由が丘と大阪・梅田でネイルサロン「ラメリック」を主宰している嶋田さん。常連客の中には、まさに育児中のママも多いそうですね。

嶋田美津惠さん(以下、嶋田さん):サロンに来れないときでも、自分で続けやすいのが育爪のいいところだと思います。紙やすりと、オイルだけで自分でできますからね。オイルを塗るだけでも全然違う指先になります。

出産を機にネイルを辞める方は多いですね。通えないというのもありますし、ネイルカラーや除光液のツーンとしたニオイ成分(有機溶剤)がお子さんの健康を害しそうだから、という理由です。

お米を研いでいるときにネイルがはがれてしまって、それを見て辞めたという方もいらっしゃいます。

育爪は安全ということと、オイルを塗るだけ・爪切りをやめて紙製のやすりに変えるだけなので簡単、というところが、育児中の方も実行しやすいポイントかと思います。

――自宅でも簡単にできるという「育爪」について、詳しいやり方を教えてください!

嶋田さん:育爪のステップは、まず爪を整え、次に乾燥を避けて弾力のある丈夫な爪にするために毎日オイルでケアをし、さらに指使いを変えることで爪のピンクの部分がはがれないようにすること。

この3つのステップで、美しい地爪が育っていきます。

■脱・爪切り!紙やすりでの爪の整え方

嶋田さん:爪が伸びてきたら、爪切りではなく、紙やすりで爪を整えていきます。目安としては2週間に1回くらいのタイミングで整えればOKです。紙やすりは書籍にも付録としてついていますが、市販のものでももちろん大丈夫です。

さっそくやり方を見ていきましょう。

■1.長さを整える

嶋田さん:削る指を隣の指などで固定して、紙やすりを一方向にだけゆっくり動かして削ります。ポイントは、力を入れないこと。長さは、白い部分を2~5㎜残すのが理想。

■2.カーブを作る

嶋田さん:爪先が穏やかな弧を描く「アークスクエア」が理想の形。この形をしっかりと目に焼き付け、イメージしていると、常にこの形にしか削れないようになります。

嶋田さん:角を削り過ぎて丸くならないように注意しましょう。

■3.サイドを削る

嶋田さん:爪は、側面から見ると下向きにも伸びているのがわかるはず。伸ばしているとモノに引っかかりやすくなり、爪が割れる原因に。カーブを作るよりもゆっくりと紙やすりを動かして少しずつ削るのがポイント。

■4.角を整える

嶋田さん:爪の両端の先に角ができるので、そこに紙やすりをあてて、やすり面の小さい範囲をL字の形でゆっくりと往復させて動かし、丸みを帯びた形に整えていきます。

■5.バリを取る

嶋田さん:爪の先端を削ると、断面に繊維のカスのような「バリ」が出てきます。

ぬるま湯につけるとバリが水分を含んで体積が膨らみ、見えやすくなるので、コットンで拭き取ったり、目の細かいやすりで取ってください。

■6.断面をキレイにする

嶋田さん:指の腹で爪の断面を触って、ザラザラしたところがないか確認し、あれば目の細かいやすりを使ってなめらかに整えていきます。

この仕上げが大切で、断面がザラザラしていると、洋服の繊維に引っかかったり、2枚爪になったりします。

■1日5回を習慣に!オイルで爪をケアする方法

嶋田さん:毎日の爪のケアは、1日5回を目安に小まめに行います。朝起きてからと、3回の食事の前、夜寝る前…など、やるタイミングを決めておくと習慣にしやすいですよ。

5回と聞くと多いと感じるかもしれませんが、1日1回からでも始めてみると、潤っている指先がいつも目に入ってうれしくなり、自然とオイルを塗りたくなってしまいます。

■1.オイルと水を用意する

嶋田さん:オイルは、家にあるようなごま油、オリーブオイルなどの天然食用植物油でOK。遺伝子組み換え作物や、よくわからない成分を含むオイルはおすすめしません。

おすすめは、有機栽培されたナッツ類を低温で圧搾したブレンドされていない単一オイルです。

ただ、どんなオイルでも人によってはアレルギー反応が出る場合があるので、腕などの皮膚に少量塗ってみて、異常がないか確認してからご使用を。

オイル、水はそれぞれ点眼容器に移し替えておくと垂らしやすいですよ。

■2.オイルを垂らす

嶋田さん:指先を上に向けて、爪の裏側と指の間にオイルを垂らします。指の上から爪の左右にオイルが流れるくらいが目安です。

■3.爪全体にオイルを塗る

嶋田さん:両手の指先をよく揉むようにすり合わせ、爪全体にオイルを塗ります。

■4.水を垂らす

嶋田さん:片方の手のひらに、1円玉くらいの大きさに水を垂らします。

■5.オイルと水を混ぜ合わせる

嶋田さん:反対側の手の指先で、指についているオイルと水を混ぜ合わせます。

■6.手の甲などになじませる

嶋田さん:オイルを手の甲など全体に塗り込み、なじませます。両手の指と指を交差させて、指の間にもオイルを塗り込みます。

この最後の行程をやることで、爪がキレイになるだけでなく、手荒れ予防になったり、手荒れが治ったりして、手まで健康で美しくなるうれしいおまけつきです。

■毎日意識したい、爪を傷めない「指使い」

――書籍では、爪を紙やすりで削ることと毎日のオイルの他に、ふだんから爪を傷めない指使いを意識することも大切だと書かれていましたね。

嶋田さん:そうなんです。爪を道具にしていると、爪が欠けたり、ピンク色の部分がはがれる原因になります。爪に負担をかけない指使いをすることで、より地爪が長くなり、美しい爪をキープできます。

ーー例えばどういったときに注意するのがいいでしょうか。

嶋田さん:パソコンのキーボードはよくないんじゃないか、とよく言われるんですけど、スマホの画面をタッチするときのように指の腹で打てば全然大丈夫です。

爪に圧力がかかる動作が爪にはよくないんです。例えば洗濯機から洗濯物を引き上げるときですね。みなさん無自覚なんですけど、布がいちばん危険なんです。

爪先を使うのではなく、人差し指の第ニ関節と、親指の第一関節でギュッとはさんで引き上げるのがポイント。パンツや水着を着るときもこのやり方がおすすめです。

お子さんの服を着せたり脱がせたりするときには、急いでいて爪が持っていかれることが多いので、特に注意が必要です。全部、指の関節を使ってやります。

段ボールをつぶすときには、箱を横にして段ボール部分を押してテープを浮かせてから、指の腹でテープをむくか、カッターがあればそれを使います。

また、シールをはがすときに爪を使う人が多いと思います。私も爪を使うんですが、皆さんとはおそらく方向が逆向きなんです。

爪の表面を上にして爪先をシールの端に押し当てて、爪をヘラのようにシールの下から潜り込ませるようにしてはがすんです。少しはがれたら、その部分を指の腹でつまんではがします。

一度試してみると、快適さや楽しさを感じて、次もまた試したくなってしまい、いつの間にか習慣になっていきます。

――一度試してみると自然と習慣になるんですね。

嶋田さん:そうなんです。そして、動作が分解されて丁寧に見えます。茶道でふすまを開けるときのように、しぐさが美しくなるんです。

さらに、モノも丁寧に扱うようになるので壊れにくくなります。お皿を持つときや洗うときにも、指の関節でしっかりはさんで持つようになるので、落として割ることも減ります。

――子育て中はすべてが雑になりがちなので、そういうときほど爪先の使い方を意識したらいいのかもしれませんね。

嶋田さん:そうですね。焦っているときに雑な動作で爪に亀裂が入ることが多いようです。

万が一亀裂が入ったときには、その場で傷テープを手の甲側の第一関節から手の平側の第一関節にかけて、縦に貼ってください。

そのままにしておくと、亀裂にタオルや衣類がひっかかり、爪が完全にちぎれてしまったり、爪が指からはがされて血が出てしまったり、といった二次災害につながります。家に帰ってから傷テープをはがして、紙やすりで削れば大丈夫です。

  1. 爪を伸ばす
  2. 紙やすりで削る
1、2の繰り返しで元のキレイな形の爪に戻ります。

――二枚爪になった場合はどうしたらいいでしょうか?

嶋田さん:まずは、二枚爪になったところを紙やすりで削りとります。あとはオイルを塗って、爪をモノに当てない指の使い方をすれば、そもそも二枚爪にならなくなります。

爪切りで切ったときの衝撃で、3つある爪の層がはがれて二枚爪になる場合もあるので、爪切りはやめて紙やすりを使ってもらいます。

また、コート剤で二枚爪になっている方もすごく多いです。そういう方はコート剤をやめると、コート剤と密着している爪の一番上の層が乾燥しなくなり、二枚爪はだんだんなくなります。

爪が弱い・薄いという方でも、オイルをつけていくと弾力が出て、少々ぶつかったくらいでは折れなくなります。

■地爪もいいけど、やっぱりネイルも楽しみたい時は?

――やっぱりネイルがしたいな、というネイル派のママはどんなふうに楽しんだらいいでしょうか。

嶋田さん:お客さまでネイルカラーを塗らないといけないお仕事の方が、二枚爪でボロボロになってサロンにいらしたんです。試しに仕事のない日だけネイルカラーを落として、1日5回以上オイルケアをする、というのを続けてもらいました。

すると、週に3~4日はネイルカラーが塗られている状態にも関わらず、3か月くらいで二枚爪がキレイになくなりました。

お仕事のない日にネイルカラーを落としてオイルケアするだけでも、爪の状態は改善します。

ネイルカラーを塗るとやはり完全な地爪の色よりも多少沈着しますが、ネイルカラーを落としてから完全に塗らない期間が6か月あれば、また爪1枚がまるごと生え変わって、色素沈着がまったくないキレイな爪になります。

育爪は爪の美容の選択肢を広げます。もし、ネイルカラーやジェルネイルで爪が傷んだとしても、一旦お休みして育爪すれば、キレイで健康なすっぴん爪になれる。育爪があるから安心!というふうに、おしゃれを楽しんでほしいです。



お話を伺った嶋田さんの著書『女は爪で美人になる』では、今回ご紹介した育爪の方法について、さらに詳しく掲載されていると共に、サロン特製の紙やすりも付いています。

足の爪のケアに関する方法も載っていますので、ぜひ参考になさってください。

仕事をしていても、料理をしていても、子どもの相手をしていても…爪先は常に目に入ってくるもの。地爪が美しいと、1日のうち多くのタイミングで幸せな気持ちになれます。

忙しくてもムリなく続けられる「育爪」で、輝く地爪を手に入れてくださいね。

当記事はウレぴあ総研の提供記事です。

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