
鍵、印鑑、出かけるときに忘れると困るネームプレート…玄関には、置いておくと便利なモノがいろいろありますよね。また、出しっぱなしだと目障りなスリッパもなんとかしたい。
その解決には下駄箱の扉の裏側を活用して指定席をつくるのがおすすめ、と話すのは整理収納アドバイザーの木村充子さん。さっそく100均グッズを使ったプチDIYでできる、下駄箱の扉裏の収納術を紹介してもらいました。
これで玄関がスッキリするだけでなく、出かけるときや来客ときにもあわてなくなりますよ。
「ミニフック」で毎日使うモノ、見つからないとあわてるモノの指定席を

毎日使う鍵、靴ベラ、洋服ブラシはもちろん、いざ使うときに見つからないとあわてる携帯スリッパやネームプレートなども、下駄箱の扉の裏側に指定席をつくると、どこに何があるのか一目瞭然。サッと手に取ることができて便利です。

細々したモノを引っ掛けるには、100均の「ミニフック」がおすすめです。耐荷重は約300gと小さいものの、粘着式で好きな位置に手軽に引っ掛ける場所をつくることができます。
印鑑の指定席は「マグネット用取り付けパネル」「超強力マグネット」で

印鑑も玄関にあると便利なモノのひとつ。セリアで扱っている「マグネット用取り付けパネル」と「超強力マグネット」で、簡単に下駄箱の扉の裏側に指定席をつくることができます。

「マグネット用取り付けパネル」は、裏面の粘着シートをはがして好きな場所に貼るだけ。印鑑には「超強力マグネットミニ」を瞬間接着剤でつけました。
気持ちがいいくらいにピタッとくっつくので、家族も使ったら元に戻すことが習慣になるはずです。
スリッパの指定席は「ミニフック」と「アルミワイヤー」で!

来客用スリッパは玄関に出しっぱなしにしておきたくないモノのひとつ。簡単DIYで下駄箱の扉の裏側に指定席をつくって、玄関をスッキリさせましょう。

使用するのは100均の「ミニフック」と「アルミワイヤー2.0㎜」。「アルミワイヤー」はスチール製のワイヤーよりも柔らかく、簡単に曲げる・ねじる・巻きつけることができる便利なアイテムです。

①まず、下駄箱の扉の裏側にスリッパの幅に合わせて「ミニフック」を2個貼り付けます。この状態で1日おき、粘着力を安定させます。

②次に、ラジオペンチで「アルミワイヤー」の先を丸めます。

③「ミニフック」に、先を丸めた「アルミワイヤー」を引っ掛けます。

④反対側も同様に引っ掛けます。スリッパの厚みがあるので「アルミワイヤー」をたるませるのがポイント。これだけでスリッパホルダーの完成です。
このように、100均グッズを使って簡単にできるアイデアで、玄関に使いやすく便利な収納スペースをつくることができます。
今あるスペースを有効に活用して、スッキリして使いやすい玄関を実現してください。
●教えてくれた人/木村充子さん
整理収納アドバイザー、インテリアコーディネーター。お片付けとインテリアのプロとして、ASAP(As Simple As Possible)を主宰し、整理収納レッスン&ワークやインテリアコーディネートを行っている