橋本環奈の新たな挑戦、大切にしたのは“言葉”と“距離感”

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佐藤大樹橋本環奈がダブル主演を務める映画『小説の神様 君としか描けない物語』が、ついに10月2日(金)公開決定。相沢沙呼の同名小説を原作にメガホンを握ったのは『HiGH & LOW』シリーズを手掛けた久保茂昭。自分を見失った売れない高校生小説家・千⾕⼀也(ちたにいちや/佐藤)とヒット作を連発する売れっ子高校生小説家の小余綾詩凪(こゆるぎしいな/橋本)に下されたミッションは、2人で協力してベストセラー小説を生み出すこと。だが、一也は詩凪の誰にも言えない大きな秘密を知ってしまう…という物語。

今回の小余綾詩凪という役どころを「新たなる挑戦」ととらえる橋本は、どのような思いで演じているのかを詳細に聞いてきた。







――まずは原作、脚本を読んだときの感想から教えてください。

「最初に原作を読んだとき、詩凪の影のある感じや、悩みを抱えているところがすごくいいなって感じていて。強がっているところも、最後の“あっ、こういう悩みを抱えていたんだな”ってところに繋がりますし、みんながどこか共感できるような役柄だって思いました。作品としても、好きって感情をあきらめないところがステキですし、夢に向かって挑戦するところも好きです。一也と詩凪が共作して1本の小説を描く姿に胸を打たれたので、撮影するのがとても楽しみでしたね」

――今回、橋本さんが演じるのはドSな性格の売れっ子高校生小説家・小余綾詩凪。撮影の際に心がけていたことは?

「すごく強がってはいるけれど、詩凪は元々、強い女の子じゃないんです。クラスの人気者で表向きはすごく社交的。でも、小説家の部分では別の顔があって。小説を書いているときは周りが見えなくなるほど没頭してしまいます。そして一也に悩みを打ち明けるときは、伝えるというより自分が作品に入っていく彼女の無邪気さを意識して演じていました。そんな中、久保(茂昭)監督に言われていたことは一也との距離感」

――距離感ですか?

「はい。久保監督は“今は5メートルぐらいかな”“今、2メートルになった”“ここは30センチぐらい近づいている”ってシーンごとに数字で2人の距離感を表してくれたんです。だから向き合って話していても、距離が遠いときもあって。その距離感を軸にして芝居を作っていた部分もあります」

――小説家を演じるという部分においては?

「セリフは脚本で決まっているんですけど、小説家だからこそ言葉に重きを置いてしゃべるんじゃないかって思っていて。説得力を持たせるため、彼女ならすべてのことにおいて自分が納得していないと話すつもりはないだろうな、ということを意識しながら演じていました」

――詩凪が一也をビンタするシーンもありました。

「テストだったかな?本番だったか、一回やったとき、“ペチン”という感じのビンタになってしまって。“もうちょっと思いっきりビンタをして欲しい”って久保監督に言われたんです。監督は“もうやっちゃえ、やっちゃえ!”って感じで楽しんでいたみたいなんですけどね(笑)。大樹くんも“全然痛くないから大丈夫”って言ってくれたので、思いっきりビンタをしたら、わりとしっかり入っちゃいました(笑)」

――共演者には佐藤大樹さんのほかにも佐藤流司さんや杏花さんたちの同世代の方もいらっしゃいました。

「大樹くんはすごくコミュ力が高いんです。私もあまり人見知りじゃないので、流司くんや杏花ちゃんとはすぐ仲良くなりました。基本的に現場のムードメーカーで、みんなを笑わせて盛り上げてくれるのが流司くん。杏花ちゃんはいつでもどこでも話を聞いてくれて、笑ってくれて。彼女は一番年下なのに、一番しっかりしているって現場では言われていました(笑)」

――4人が仲良くなったきっかけはあるんですか?

「地方ロケだったので、みんな前日から現地に泊まりに行っていたんです。撮影が始まる前日に4人でご飯へいきました。そこでもう意気投合して。初日、部室のシーンを撮ったら久保監督が“前日のリハより雰囲気がいいんだけど、どうしたの?”って言うほどでした(笑)」

――ではタイトルにちなんで、最近読んだ小説を教えてください。

「それこそ詩凪は辻村深月さんのような作品を書く小説家と言われていたので、辻村さんの作品はかなり読み込みました」

――元々、小説はよく読むタイプなんですか?

「はい。ただ子どものころはあまり読むタイプじゃなかったんです。けれど中学生に上がるとき、是枝(裕和)監督の『奇跡』という作品に出させていただいて。そのとき是枝監督が“小説をたくさん読んだほうがいいよ”って言ってくださってから、読むようになったんです。そしたら、本ってこんなに面白いんだ!って思うようになったのがきっかけでした。中学からはたくさん小説を読むようになりました。といってもコアな作品とか隠れた名作とかではなく、有名な『ハリー・ポッター』シリーズやランキングで1位になった作品ばかり。あとは本屋のポップを見て買うようになりました」

――最近のお勧め作品はありますか?

「『小説の神様』の公開が延びたとき、Twitterでも紹介させていただいたんですが、瀬尾まいこ先生の『そして、バトンは渡された』。4回も名字が変わった女の子の物語で。家族の絆は血の繋がりだけじゃない、血が繋がってなくても愛情は注げるものだ!って感じた作品でした。面白かったので、ぜひ、みなさんにも読んでいただきたいって思った小説です」

――今年、橋本さんが出演の映画は公開を控えている作品も含めると5本。さらに秋からはドラマ『ルパンの娘』(フジテレビ系)にも出演されます。疲れたときの発散法はあるんですか?

「私、あまりストレスが溜まらないんです。仕事がいっぱいあっても、休みがあっても幸せに感じてしまうタイプで(笑)。でも温泉に行ったりその為の車の運転とかも好きなので、都内から1~2時間で行ける温泉地に行くことはあります」

――では、最後に映画をご覧になる方たちにメッセージをお願いします。

「映画を見てくださる方たちには、きっと今、青春を謳歌している人たちが多いと思います。もちろん、それより年上の方たちも、高校生の人たちもきっと悩みや葛藤を持っているんじゃないでしょうか。物語に出てくる一也や詩凪も一緒です。でも、あきらめずにやりたいことをやっている姿はとても格好良くて。2人の繊細な心の揺れる様子を映画で見て感じて欲しいですね。今、普段通りに生活の出来ない人や、夢が途絶えた人たちもいるかもしれません。この作品が、そういう方たちの心の支えになればいいなと思います」

(C)2020映画「⼩説の神様」製作委員会

当記事はdwango.jp newsの提供記事です。

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