「プリンタは型落ち品を10月に買うべき理由」を家電量販員が解説

日刊SPA!

―[家電屋さんのトリセツ]―

皆さん、こんにちは。関東の某家電量販店に、十数年間務めている店員のスズキです。黒物から白物まで、ジャンルを問わずさまざまな商品の販売に携わり、店長も務めたことがある私が、日々の生活に役立つ家電の情報をお届けしていきます。前回は「家電量販店の意外なコロナ需要」についてお伝えしましたが、今回のテーマは「プリンタの賢い買い方&使い方」です。

◆純正品インクの価格は年々高騰中

皆さんはプリンタのインクを買い換えるとき、純正と互換のどちらのインクを購入していますか? 品質を気にされる方や写真をメインに印刷される方は純正インクを購入しているかもしれませんが、書類の印刷などの用途に使う方は互換インクで十分だと思います。

その最大の理由はコスパのよさ。純正インクの価格は年々高騰していて、5色パックや6色パックなら6000~7000円が当たり前。高いものだと8000円するものもありますが、互換インクなら3000円ぐらいで購入できます。インクは消耗品ですので、やはり安さが重要かと思います。

◆プリンタセットのほうが安い場合も…

ただし、コスパに優れた互換インクですが、もちろんデメリットも存在します。値段が安い分、純正と比べるとどうしても品質が劣るのと、互換インクを使っているとプリンタが故障したときに、メーカー保証期間内であっても保証が受けられなくなる可能性があります。

そもそもなぜ純正インクが高いのかというと、メーカーはプリンタ本体ではなく、消耗品のインクで利益を得るビジネスモデルになっているからです。たとえば、キヤノンの安いプリンタは純正のインクがセットになったものが、なんと3000円台で購入できたりします。ここまで安くなってくると、買い替え用の純正インクが本体よりも高くなる逆転現象が起きてしまっている店舗を見たこともあるほど。

◆互換インクのデメリットは?

互換インクをを愛用している方の中には、インクが切れたらプリンタごと買い換える賢い方もいます。これは型落ちで購入したプリンタにも使えるテクニックだと思います。

純正インクを使い続けるよりも、互換インクを使っていて、万が一故障した際は速やかに安いプリンタに買い替えたほうがトータルでお得だからです。ただし、新商品やハイスペックなプリンタを購入した方はメーカー保証が切れるまでは純正インクを使ったほうが安心かもしれません。

◆お得にプリンタを買いたい人は?

少しでも安くて性能が高いプリンタがほしいという方は10月に型落ち品を狙うのが圧倒的にお得です。プリンタは年賀状商戦に向けてこの時期に新商品が登場するので、在庫処分の型落ち品を安く、購入できる可能が高い。型落ち品といっても、新商品と比べて大きな性能差はないので、コスパで考えると旧商品のほうが優れています。

プリンタはキヤノンとエプソンの商品が私が勤めている店舗でも圧倒的なシェアですが、正直、印刷物のクオリティには大差はありません。一般的には写真印刷が多ければエプソン、文字印刷が多ければキヤノンといわれているようですが、こだわりのある方は店頭に置いてある実際に印刷した出力紙を見比べて判断していただければと思います。

―[家電屋さんのトリセツ]―

【家電量販店のスズキ】

関東近郊の家電量販店で10年以上働く現役販売員。黒物から白物までジャンルを問わずさまざまな売り場を担当。実績が認められて大型店の店長を務めた経験もあるが、接客のほうが性に合うため、本部に直訴し現場復帰を果たす

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