『アダムス・ファミリー』がアニメ映画化!過去の映画やドラマ作品をおさらい

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2020年9月25日(金)より、アニメーション映画『アダムス・ファミリー』が公開となります。

本作は、吹替キャストを杏さん、二階堂ふみさん、ロバート秋山さんたちが務めることでも話題の作品です。

さて『アダムス・ファミリー』といえば、実は半世紀にも渡る歴史ある作品なのですが、みなさんはどのくらい“アダムス・ファミリー”を知っていますか?

今回はこの不気味な家族の出自から、公開されるアニメーション映画のキャスト情報やみどころまで、一挙に紹介します

 

 

そもそも『アダムス・ファミリー』って?

 

『アダムス・ファミリー』は、もともと“チャールズ・アダムス”というアメリカの作家が描いた漫画から生まれた作品です。当時はそれほどキャラクターのディテールは描かれていなかったのですが、1964年にTVドラマとして放送されたのを機に注目が集まり、TVアニメなどが制作されるようになりました。

アメリカでの放送から時間差こそありましたが、日本でも数年遅れでドラマやアニメが放送されました。放送当時は『まんが・おばけ一家』というタイトルで放送されていたので、『アダムス・ファミリー』とは知らずに出会っていた人もいるかもしれません。

作品の内容はホラーでありコメディ。不気味な生き物や言動で周囲の人間たちを驚かせるといった、悪趣味な家族を描いたブラックユーモア溢れる作品です。

それだけ聞くと、なんだか意地悪な家族に聞こえますが、悪意も見せず、本人たちは何食わぬ顔で行なっているからまた面白い。そこが『アダムス・ファミリー』がクールであり、大衆からの支持を獲得できたポイントと言えるでしょう。

また不気味ですが、グロ描写やゴア描写に凝らないポップさもまた、幅位広い層にウケたポイントではないでしょうか。

原作漫画については、『アダムス・ファミリー全集』が河出書房新社から刊行されているので、それを読んでみると、日本でも原作の雰囲気を体験することができます。

 

 

あの人まで参加!? アニメーション映画『アダムス・ファミリー』のキャスト陣

 

アダムス・ファミリーのキャラクターたちを、日本語吹替キャストと合わせて紹介していきます。

 

ゴメズ・アダムス(CV:生瀬勝久)

 

アダムス一家の家長である父、ゴメズ・アダムス。

小柄でお世辞にも美形とは言い難い、味のある顔をしていていつもスーツ姿。資産家であり大金を持っています。策士でありながらもどこか楽観的で、独特の陽気さを持った人物です。

そんなゴメズ役を本作で演じるのは、俳優の生瀬勝久さん。ドラマ「トリック」シリーズや「ごくせん」シリーズなどで人気を博し、現在もその個性的な演技で多数の作品に出演しています。

 

モーティシア・アダムス(CV:杏)

 

アダムス一家の母、モーティシア・ダムス。

長身で真っ白な肌とスリムな体型をした不思議な美しさを持つ女性。基本的に落ち着いており、機知に富んだ言動で家族を見守ります。

モーティシア役には、女優やモデルとして活躍する杏さんがキャスティング。ドラマ『 花咲舞が黙ってない』や『偽装不倫』など数多くの作品で主役を務めたほか、アニメーション映画『百日紅~Miss HOKUSAI~』などで声優にも挑戦しています。妖艶な雰囲気は、モーティシアにぴったりかもしれません。

 

ウェンズデー・アダムス(CV:二階堂ふみ)

 

アダムス一家の長女、ウェンズデー・アダムス。

いつも黒い服に身を包んでいて、物静か。感情をあまり表に出さない性格をしています。一方で好奇心は旺盛。ちょっと悪趣味な想像力で、意外な行動力を見せます。ちなみにウェンズデーという名前の由来は、マザーグースの詩で「水曜日の子供が悲哀でいっぱい」というフレーズがあることから来ています。

1991年製作の映画版では、当時子役として活躍していたクリスティナ・リッチがこの役を務め、大きな話題となりました。

本作のウェンズデー役には、女優の二階堂ふみさんが起用。『翔んで埼玉』や『リバーズ・エッジ』など映画作品に多数出演している彼女ですが、実は吹替のお仕事は今回が初めて。どんな声の演技を見せてくれるのかに注目です。

 

パグズリー・アダムス(CV:堀江瞬)

 

アダムス一家の長男で、ウェンズデーの弟であるパグズリー・アダムス。

明るい色彩のTシャツに短パンと、一家の中では比較的普通な風貌の彼ですが、性格は過激な悪ガキ。度を超えたいたずらをするトラブルメーカーです。

そんなパグズリー役を演じるのは、声優の堀江瞬さん。『アイドルマスターSideM』のピエール役や、『彼女、お借りします』の木ノ下和也役など、近年多くの作品に出演しています。

 

フェスター(CV:秋山竜次)

 

ゴメズの兄で、ウェンズデーやパグズリーの伯父であるフェスター。

大柄の男性で頭部には一切毛がなく、いつも厚手のファーコートを着た変わり者。アダムス一家の中でも特に奇行が目立つ彼ですが、ウェンズデーや、パグズリーとは仲が良く、心優しい一面も持っています。

そんなフェスター役にはお笑いトリオ・ロバートの秋山竜次さんがキャスティング。体ものまねやなりきりものまねなど、個性的なギャグで人気の彼は、実は吹替経験も豊富。『夜は短し歩けよ乙女』のパンツ総番長役や、『キャッツ』のバストファージョーンズ役などを務めてきています。

 

ハンド

 

忘れちゃいけないのが、アダムス・ファミリーの中でも一番小さいながら見た目のインパクトが一番強烈なキャラクター、ハンド。

なんと手首から先しかないのです。うまく指を蜘蛛の足のように立てて、器用に動き回ります。喋ることはできないですが、しっかり感情を持っており、自分の意思で動いたり、主張したりします。実はゴメズの幼なじみで、アダムス家のお手伝いをしてくれる存在です。

 

 

日本では90年代に実写映画が大ヒット

 

ドラマやTVアニメも日本には入ってきていましたが、多くの人の記憶に残っているのは1991年製作の実写映画版『アダムス・ファミリー』ではないでしょうか?

ゴメズを身体能力の高いダンディな風貌にしたりとしたアレンジをくわえながら、怪しく不気味なアダムス一家を見事実写で再現。当時はまだ新しかったCG技術などが使われ、ハンドのいきいきと動き回る姿は印象的でした。

また忘れてはいけないのが、テレビCMのタイアップ。同作の雰囲気を踏襲して、ホンダ・オデッセイのCMキャラクターにも起用されました。アダムス一家がオデッセイに乗ってサーカスに出かけたり、授業参観に出かけたり、ついには江戸時代にまでタイムスリップしたりと長期シリーズとなりました。おなじみのテーマソングが日本で浸透したのも、このCMのおかげと言えるでしょう。

改めてその実写シリーズも振り返ってみましょう。

 

 

アダムス・ファミリー

 

アダムス一家は、資産家として巨大な屋敷で生活していた。怪しい雰囲気の彼らは、人々に疎まれながらも多くの人がその富を狙っていて、家人であるゴメズは、追い出してしまった自分の兄であるフェスターを呼び戻すために交霊祭を行っていた。

一方、借金の返済に困っていたアダムス家の顧問弁護士タリーは、借金の返済を迫りに来たアビゲイルの息子が、フェスターにそっくりなことに気づく。そこでタリーとアビゲイルは、息子をアダムス家に送り込み、財産を乗っ取る計画を進めていくのだったーー。

■製作年:1991年
■キャスト:ラウル・ジュリア、アンジェリカ・ヒューストン、クリスティナ・リッチ、クリストファー・ロイド
■監督:バリー・ソネンフェルド

 

アダムス・ファミリー2

 

アダムス一家に新たに赤ん坊のピューパートが誕生した。そんなピューパートに嫉妬したウェンズデーやパグズリーを心配したゴメズは、子供の面倒をみるベビーシッターとして、ナニーを雇うことにする。

しかしナニーとしてやってきたデビーは、資産家の男の遺産目的に結婚をしては、相手を惨殺していく連続殺人犯だった。そうとも知らないフェスターは、すっかりデビーに惚れてしまいーー。

■製作年:1993年
■キャスト:ラウル・ジュリア、アンジェリカ・ヒューストン、クリストファー・ロイド、ジョーン・キューザック
■監督:バリー・ソネンフェルド

 

アダムス・ファミリー サン再集結(テレビ映画)

 

アダムス一家に“アダムス一家完全本”と“アダムス一家親族一同集結のパーティー”の招待状が届く。まだ見ぬ親戚に会えると喜ぶゴメズだったが、ちょうどその頃、ゴメズの父母であるグラン・パとグラン・マは“ワルツハイマー”という社交ダンスをやたらと踊りたくなってしまう重病にかかっていた。それでもと、グラン・パたちを連れてパーティー会場へ向かった一家だったが、なんとそれは、“タダの人間”であるアダムス家のパーティーだったーー。

■制作年:1998年
■キャスト:ティム・カリー、ダリル・ハンナ、パトリック・トーマス
■監督:デイヴ・ペイン

 

 

アニメーション映画『アダムス・ファミリー』の注目ポイント!

 

アニメーション映画『アダムス・ファミリー』の制作を担当したのは、新進気鋭のアニメーション制作スタジオ「Cinesite(シネサイト)」。現在Netflixで配信中のアニメーション映画『ノーム・アローン』を制作した会社です。まだそれほど知名度はありませんが、柔らかい質感の高品質な3DCGアニメーションが特徴です。

また、監督にも注目。本作で監督を務めるのは、コンラッド・ヴァーノンさんとグレッグ・ティアナンさんのコンビ。この二人が手掛けた作品には、R15+指定を受けた禁断のアニメーション映画『ソーセージ・パーティー』があります。ナンセンスなギャグにはある意味お墨付きの二人だけに、仕上がりに期待ができそうです。

そして脚本を務めるマット・リーバーマンさんは、これまでに『モンスターハウス』や『ティム・バートンのコープス・ブライド』などを手がけ、日本でも公開が予定されている映画『フリー・ガイ』や『弱虫スクービーの大冒険』などにも名を連ねている、近年お忙しい方。こちらもちょっと癖のあるコメディセンスが光る方だけに『アダムス・ファミリー』との相性は良さそうです。

 

さまざまなみどころや魅力を持ったアニメーション映画『アダムス・ファミリー』。怪しくて不思議、不気味だけど面白い、そんなアダムス・ファミリーの活躍をぜひ劇場で体験してみてください。

WRITER

  • ネジムラ89
  •        

  • 缶バッジ販売専門店「カンバーバッチ」のオーナー兼アニメ映画ライター。アニメ映画情報マガジン「読むと アニメ映画 知識が結構増えるラブレター」をnoteにて配信中。その他いろんなとこでアニメ映画話を執筆中。古今東西関係なくアニメ映画を中心とした有益な情報を多くの人に提供できるようにやっていきます。

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