三浦春馬さんドラマ『カネ恋』全4話でどう完結させるのか? 愛すべきキャラクターばかり、あらためて惜しむ声

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 7月18日に急逝した三浦春馬さんの最後の出演ドラマとなった『おカネの切れ目が恋のはじまり』(TBS系)。『凪のお暇』などで知られる大島里美氏によるオリジナル作品だ。初回の平均世帯視聴率は11.6%だった(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。

三浦さんは亡くなる前日まで撮影に参加。俳優としての彼の最後の姿がおさめられた作品でもある。お蔵入りの可能性もあったが協議の結果、三浦さんの代役は立てず全4話完結に編集されることになった。

9月15日放送の初回では、お金を正しく使うことにこだわる“清貧女子”・九鬼玲子(松岡茉優)と、お金にルーズな“浪費男子”・猿渡慶太(三浦春馬)、金銭感覚が真逆な二人の出会いが描かれた。

中堅おもちゃメーカー・モンキーパスの経理部で働く27歳の玲子は、お金を無駄遣いせず、清貧(清く、貧しく、心静か)な暮らしに努める女性。モノを買うときは吟味し、一つのモノを長く大切に使い、壊れたら「繕う」。単なる倹約家ではなく、彼女なりの美学があるらしい。鎌倉の実家で暮らし、母・サチ(南果歩)は民宿を営んでいるのだが、そこに転がり込んでくるのが慶太だ。

玲子は、社長(草刈正雄)の息子で営業部から経理部に異動となった33歳の慶太の指導を任される。アメリカ出張で776万円も使い込んでおきながらまったく悪びれないなど、とんでもない金銭感覚で社長を激怒させた慶太は、「お金の勉強」として経理部に左遷されたのだ。おまけに慶太は自宅マンションも追い出され、玲子の母が営む民宿に転がり込んだのだった。

かくして、玲子と慶太は同じ屋根の下で暮らすことになる。社長である父に昔から信用されていないと言う慶太に、玲子は「ならばお金の勉強をしましょう」とお小遣い帳を渡し、自身の初恋相手・早乙女健(三浦翔平)が行うお金に関する公開講座に連れていく。会社では世捨て人と陰で揶揄される玲子だが、早乙女には熱視線を送りプレゼントも大量に用意するなど散財しているので、慶太は驚く。玲子がなぜ清貧女子になったのかも、今後明かされるのだろう。

それにしても、玲子にしろ慶太にしろ、また初回でスポットが当たった営業部のエース・板垣純(北村匠海)をはじめとした経理部や営業部の面々も、現実味のない“嫌な奴”に設定されたキャラクターではないところが、『凪のお暇』や同じ枠の前ドラマ『私の家政夫ナギサさん』に通じる。愛すべき登場人物たちで構成されたほのぼのした人間ドラマは、今ひとつのトレンドだ。

また、三浦さんが演じる慶太は世間の常識から大きくズレた男で、ともすれば嫌味なキャラクターにもなり得るが、天真爛漫な人たらしでどうにも憎めない。第一話では、元カノ・まりあ(星蘭ひとみ)に会いに行き、甘えるシーンで視聴者を悶絶させた。「傷ついた……」とまりあの肩にもたれ、「会いたかったから会えたんだもん」「やっぱり好き」「今夜だけ……」と上目遣いで甘える。この場面はTwitterでも大きな反響を呼び、あらためて三浦さんの不在を惜しむ声が溢れた。

玲子は慶太にお金の使い方を教えると同時に、甘え上手で素直、かつおもちゃへの愛情溢れる慶太からも大切なことを教わっていくことになるのだろう。だがこの物語を一体どうやって4話で完結させるのか。当初の予定とは大きく変わっているはずの『カネ恋』を、最後まで見届けたい。

当記事はwezzyの提供記事です。

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