自分なんかの遺伝子じゃかわいそう…子どもを産むべきか悩み続けています(34歳・企画営業)

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お悩み:自分なんかが子供を産んだら、その子がかわいそうかも……と思います

毎日生きるのに精一杯で、産まれてきてよかったとは思えていない。こんな自分が子供を産んだら、自分の遺伝子を受け継ぐ子供がかわいそうかも……と考えてしまうというお悩みです。

◆ RYOKOさん(34歳、企画営業)のお悩み
誰にも話せないけれど、ずっと悩んでいることがあります。

私の人生は、どちらかといえばハードモードでした。美人ではないし、頭も良くないし、持病があるしで、日々なんとか生きている感じです。こんな自分が、いつか子供を産んでいいのだろうか、と思うのです。

自分自身、産まれてきて良かったと思えないうえ、毎日生きるのに精一杯なのに。 父親がよっぽど素晴らしい人でない限り、私の遺伝子を受け継いでしまったら、子供がかわいそうな気がします。

でもどこかで、子供を産んでみたい気もしています。そのために、婚活しようかなとも思う気持ちもあります。むしろ、子供のことを抜きにしたら、一生独身でもいい気もしているんです。

まだ相手もいないのに何を言っているんだと思われるかと思いますが、こんなネガティブな私に、何かアドバイスいただけますでしょうか。

回答者:藤本シゲユキさん

“モテる男の心理” をふまえた、超・本質的な恋愛&人生指南が大好評! ホストクラブオーナーを経て、女性向けの恋愛カウンセラーになるという異色の経歴の持ち主。2014年からアドバイザー業に専念。男性心理を知りつくした立場から、人生と恋愛の成功率を上げるための的確なアドバイスを行う。累計相談件数5000件以上、HPは月間100万PV超。

アドバイス1:実際、多くの親は「毒親予備軍」になっている

誰にも話せないお悩みを打ち明けてくださり、ありがとうございます。RYOKOさんのこれまでの人生の背景はわかりかねますが、ハードモードということはきっと、おつらい経験をたくさんされてきたのだと思います。

それをふまえた上で、あえて厳しいお話もさせていただきますが、その点はどうかご理解いただけると幸いです。

まずお伝えしたいのは、多くの親が無自覚で「毒親予備軍」になっているという現実です。

なぜそういう事態が起こってしまうのか? 大きな理由の一つとして、結婚や子供をアクセサリー感覚で捉えている人があまりにも多いということが考えられます。

とくに、「結婚したい」「子供がほしい」という女性の多くが、「周りがみんな結婚している」「友達が出産ラッシュだから」という理由で、結婚と出産を焦っているという背景があるんですね。

わかりやすく言うと、「周りの友達がみんなNintendo Switchを持ってるから私もほしい」みたいな状態に陥っているというわけです。これは、非常に危ない状態です。

そういう女性たちが、このまま誰かと結婚して出産したとしましょう。結果、多くの女性が陥るのは、「こんなに大変だと思わなかった」という苦悩なんです。

極限まで言い方を悪くするのであれば、子供が子供を産むからそうなったということ。先進国であるにもかかわらず、毎年幸福度ランキングが低すぎるこの日本に、ノープランで生まれてくる子供の身にもなってやれよということですね。

アドバイス2:親になる上で必要なのは「子供を持つ覚悟」

RYOKOさんは「私の遺伝子を受け継いでしまったら、子供がかわいそうな気がします」とも思ってらっしゃるのですね。子供への遺伝については「性格」や「頭の良し悪し」、「身体的な特徴や持病」などがあるかと思いますが、それぞれ分けて考えてみましょう。

まず「性格」について、性格面でのマイナスは受け継がれるとは限りません。なぜなら、暴力性や攻撃性は「性格」ではなくて「人格」であり、「人格」は、後天的に根付くものだからです。

もちろん、親にDVをされた子供が親になり、子供に同じ対応をしてしまったという例はあります。しかし、それはあくまで一部のこと。

「人格」が親子間で連鎖することはありえるものの、遺伝はしないというのが僕の見解です。

次に「頭の良し悪し」について、そもそも何をもってして「頭がいい」なのか?という問題がありますが、勉強ができないということに対しては、これは教育環境と勉強方法がまずいだけだと思っています。

それよりも大事なのは、人生を生き抜く上での頭の良さです。こればかりは遺伝どうこうではなくて、経験からどれだけ学ぶことができるかという学習能力の高さになるので、IQや学歴はさほど関係ありません。

手前味噌で恐縮ですが、僕は中卒なんですよ。それでも今年、カウンセラーとして起業して6年目を迎え、仕事も私生活もとても充実した日々を送っています。

最後に、「身体的特徴や持病」について、こちらは遺伝する可能性があることは否めません。とはいえ、いい遺伝子を持っていない人は子供を持ってはいけないと考える必要はありません。

ここで必要になるのが、「子供を持つ覚悟」なんです。この覚悟とは、どんな結果になっても逃げずに責任を持つという意味になりまして、たとえ自分に似てほしくない身体的特徴や持病を子供が受け継いだとしても、愛しぬくという決意になりますね。

アドバイス3:何よりも「自分」を整えることが先決!

以上のことを踏まえた上でRYOKOさんにアドバイスをさせていただくのであれば、子供を産む産まないを悩む前に、まずはご自分の人生を確立されてみてはいかがでしょうか。

子供は親の背中を見て育ちます。どれだけお金を稼いでくれたとしても、毎日機嫌が悪く、たいしてかまってくれない親。暮らしは裕福ではないけれど、毎日笑顔で一緒になって気持ちを共有してくれる親。どちらの親の元に生まれた子供が幸せになるかというと、言うまでもなく後者です。

RYOKOさんが今、産まれてきて良かったと思えないということは、おそらく毎日笑顔で過ごせていないのでしょう。それならば、「産まれてきて良かった」と思えるぐらい、RYOKOさんが楽しく、心に余裕を持って生きられるようになるのが先ではないでしょうか。

僕はRYOKOさんに子供を持つなと言っているわけではありません。それよりもまずすることがあるんじゃないですか?と言いたいわけです。

では、「産まれてきて良かった」と思えるくらい、自分の人生を確立するにはどうすればいいか。それは、「守られる側」から「守る立場」に回ることなんです。

守られる側にいる人は、心のどこかで「誰かがなんとかしてくれるだろう」という甘えがあります。なので、そう思っている人ほど人生の舵取りを他者にまかせてしまい、自分の人生に対する責任を持てないんですよね。

逆に守る立場の人は、自分の人生を「自分で」なんとかしようと考えます。つまり前提が「自分頼り」なので、それができるというわけです。

「守られる側」から「守る立場」へ意識を変えていく、それをまず意識してみてください。

もちろん中には、自分が親になったことで責任感がついて立派に子供を育て上げたというケースもたくさんあります。しかし、今の自分にできていないことを未来の自分に託すのは、ギャンブルでしかありません。

どんな理想や夢であったとしても、ちゃんと叶えるためには先にしないといけないことがありますし、叶えてからの責任もついて回ることは忘れないでください。
(文:All About 編集部)

当記事はAll Aboutの提供記事です。

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