初めて明かされるアーティスト・天野喜孝の〝歴史(ヒストリー)〟

世界的な人気を誇るアーティスト・天野喜孝のこれまでの足跡を辿る初の書籍「天野喜孝 Art History」が、復刊ドットコムより発売される。
これまで出版されていきた数々の画集とは一味違い、天野氏自身の素顔にも迫るファン必読の1冊だ。

1952年に静岡県で生まれた天野氏は、弱冠15歳でタツノコプロダクションに入社。『みなしごハッチ』『新造人間キャシャーン』『タイムボカン』シリーズなどの人気作のキャラクターデザインを手がけたのち、82年にイラストレーターとして独立。以後、ゲーム『ファイナルファンタジー』シリーズのキャラクターデザイン、人気ノベル『吸血鬼ハンターD』(菊地秀行)『グイン・サーガ』(栗本薫)『キマイラ』(夢枕獏)シリーズの装画、そしてさらに舞台美術、衣裳デザイン、絵本制作、映像制作などを手がけるなど、現在も多方面にわたってその才能を発揮し続けている。

『科学忍者隊ガッチャマン』(C)TATSUNOKO PRODUCTION

『吸血鬼ハンターD』

本書はタイトルどおり、多岐に渡る天野氏の代表的イラストを、ジャンル問わず多数収録。これまでの仕事を俯瞰する画集として楽しめるが、もうひとつの大きな柱は、天野氏と30年間苦楽を共にしてきたマネージャー・鈴木真理氏による、書き下ろしノンフィクションエッセイ。天野氏との出会いから現在までを、さまざまなテーマを切り口にして、秘蔵スナップ写真と共にふり返っていく。
絵を描くのに疲れると別の絵を描いて自身を癒す、音楽は吉田拓郎の大ファン、自分の画風が何なのかわからず試行錯誤をくり返す、などなど仕事の裏話は勿論のこと、これまであまり語られることがなかった天野氏の素顔も垣間見ることができる貴重な記録にもなっている。巻末には天野氏×鈴木氏のあとがき的な対談も収録、こちらも必読だ。
天野喜孝の国際的な偉業をふり返る最適のガイドブックともいえるこの一冊、ファンなら迷うことなく要チェックだ。

当記事はアニメージュプラスの提供記事です。

あなたにおすすめ

ランキング

ランキングをもっとよむ

注目ニュース

注目記事をもっとよむ

あなたにおすすめ