劇団鹿殺し、再起動第一弾となる公演の上演が決定 肩パット2枚のみの衣裳で表現する「ザ・ショルダーパッズ」が名作文学2作品に挑戦

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2020年11月7日(土)~15日(日)あうるすぽっとにて、劇団鹿殺し ザ・ショルダーパッズ『銀河鉄道の夜』『少年探偵団』の2作品を上演することが決定した。

8月に劇団再起動宣言をおこない、クラウドファンディングを実施した劇団鹿殺し(9/25までモーションギャラリーにて実施中)。彼らは厳しい状況下、どのように公演を行うべきかを考え、新たな作品形態=ザ・ショルダーパッズにたどり着いた。

ザ・ショルダーパッズは、男性の衣裳は2枚の肩パットのみ。シンプルな肉体と、想像力の翼のみを武器に、演者と観客、双方の世界を無限に解放することに挑戦している。この演出手法は2004年の劇団公演「百千万」を皮切りに、ライブハウスでの音楽劇、PLAY PARK2012、福岡演劇フェスティバルなど様々な公演・会場で上演され、強度を高めてきた。いわば、劇団鹿殺しの伝統表現の一つの集大成である。これまで演劇祭等、小規模公演向けに作ってきたこの作品形態を、今回、多才なゲストを加え、劇団鹿殺しの新たな作品ラインに昇華することを目指していく。

本作にゲスト出演するのは、初参戦となる君沢ユウキ。TV「仮面ライダーW」「ごちそうさん」、舞台『NARUTO』『東京喰種』『はたらく細胞』など話題作に次々と出演し活躍する一方、劇団鹿殺しとは2011年から交流をもつ気心知れた存在が、満を持して登場する。さらに、宝塚歌劇団、2.5次元ミュージカルなど数々の作品で振付師として活躍すると共に、「虚構の劇団」に出演するなど俳優としても活動の幅を広げる、「梅棒」主宰の伊藤今人が出演。(昨年に続き、2度目の劇団公演出演となる)。
そして、地球ゴージャス、 『ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-』Rule the Stageへの出演で注目を浴びる松浦司、「ふんどしダンサー」としてTV「あらびき団」、「行列ができる法律相談所」、「ENGEIグランドスラム」など様々なメディアに出演し、強烈なキャラクターが印象深いダンサー、五十嵐結也(初舞台)の出演も決定し、身体表現の自由をさらに追求する。

そして、本作の音楽を、シンガーソングライターのタテタカコが務めることも決定。映画「誰もしらない」(2004年上映、是枝裕和 監督、柳楽優弥 主演)の主題歌「宝石」や、映画「ミスミソウ」(2018年上映、内藤瑛亮 監督)の主題歌「道程」など、映画作品への楽曲提供でも活躍してきた彼女が、今公演で初めて舞台音楽を作曲する。

さらに、ステージングには2人のクリエイターが参加する。『銀河鉄道の夜』は、様々なジャンルの作品を手がける伊藤今人(梅棒)が担当し、『少年探偵団』は、ミュージカル『キューティブロンド』や地球ゴージャス作品など手がける藤林美沙が務める。究極にシンプルな表現に、各分野からのオンリーワンな才能がぶつかり合う、可笑しくも愛おしい音楽劇となっている。

上演作品は、『銀河鉄道の夜』(宮沢賢治 原作)、『少年探偵団』(江戸川乱歩 原作)の名作文学2本を同時上演する。名作文学を丸尾丸一郎が戯曲化し、菜月チョビによる「ザ・ショルダーパッズ」ならでは演出で、作品世界を美しく立体化する。

また、本作は上演時間(1公演 60~70分を予定)や、会場の客席環境(前後左右1席あけてのご案内)・消毒設備など、全国公立文化施設協会及び、劇場の定める感染拡大防止ガイドラインに基づき、安全対策を講じた上で上演される。さらに、今回 劇団鹿殺しとしては初となる「配信公演」を、全ての公演において実施するので、自宅でも本公演を楽しむことが可能だ。
劇団鹿殺し ザ・ショルダーパッズ
劇団鹿殺し ザ・ショルダーパッズ

公演に寄せて


■菜月チョビ コメント
降って湧いた自分見つめ直しの数ヶ月を経て、
劇団再起動宣言をした劇団鹿殺し。
まだまだコロナの影に怯える状況ではあるものの、
それに制限されて縮こまるのではなく、どうなろうとフレキシブルに
戦える力を持った、自由でシンプルな作品作りがしたい!
自由でシンプルってことは演劇の最高の魅力をまた味あわえるってことじゃないか!
ということで、ザ・ショルダーパッズと銘打って劇団の第一歩を踏み出したわけなのです。
仰々しく宣言していきなり肩パッドかよって笑われますかね…
でもそれも嬉しい。自由でシンプルでパワフル、
この状況下で一番頼もしいメンバーで作品を作れることに感謝です。
そして念願のタテタカコさんの音楽がザ・ショルダーパッズに羽を与えてくださる!
肩パッドを侮ることなかれ!
日々の肥料になるような、そんな演劇で皆さまとの再会を楽しみにしております。

■丸尾丸一郎 コメント
演劇をちゃんと作ろうとすると、お金がかかるものです。
劇場費、舞台美術、役者のギャランティ、スタッフ人件費、機材費、宣伝広告費などなど、、、
目に見えないところまで逐一、お金がかかります。
僕はアーティストだと自分に言い聞かせ、大きな夢を語ってみても
「そりゃあ、お金があればねぇー」と鼻で笑われるだけです。
劇団を始めて19年、ずっとこんな風に何度も唇を噛んできました。
このコロナ禍、憎きコロナ対策費なるお金も肩にのしかかってきます。
途方に暮れていた夏、「そうだ、肩パットだけでお芝居を作ろう!」と
起死回生の秘策を思いつきました。
お客様に「ケチりやがったな!」なんて言わせないために、
火事場のクソ力で面白い演劇を作ります。
劇場でも配信でも、とにかく小さな革命をご覧ください。
(※注 結果、今回もお金がかかってます)

当記事はSPICEの提供記事です。

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