オリンピック前夜を描いた如月小春の戯曲をフルリメイク 東京芸術祭2020 野外劇『NIPPON・CHA! CHA! CHA!』の上演が決定

SPICE

2020/9/16 12:36



2020年10月18日(日)~25日(日)GLOBAL RING THEATRE(池袋西口公園野外劇場)にて、東京芸術祭2020(総合ディレクター宮城聰【演出家、SPAC-静岡県舞台芸術センター芸術総監督】)の野外劇として、『NIPPON・CHA! CHA! CHA!』を上演することが発表された。

本作は、1988年に如月小春の長編作品として発表され、現在に至るまで様々なアーティストによって再演が繰り返されており、直近では2020年1月にKAAT神奈川芸術劇場にて山田うん演出で上演された。今回は東京芸術祭2020の野外劇で、期せずして作品の舞台と同じオリンピック開催前となった2020年10月に上演する。
如月小春
如月小春

本作品の演出は、鳥取の鳥の劇場の芸術監督であり、幅広い作品を現代にも通ずる高い普遍性をもって演出することで国内外からの高い評価を受ける、演出家中島諒人が務める。

また、音楽には渋さ知らズの不破大輔、舞台美術には建築家のアトリエ・ワンを迎え、応募者200名のオーディションから選ばれた気鋭の俳優14名で、この野外劇に挑む。

演出 中島諒人 コメント

中島諒人
中島諒人

こんな状況だからこそ、みんなに芝居を見てもらいたい。たくさんの人間が体の限りのエネルギーを注ぐ熱狂的な営みに、ふと足を止め、可能ならじっくり心を委ねてもらいたい。 「不要不急」「エッセンシャル」という言葉は、「生存」を最重要の基準としている。本質的な意味での生存、生きて存在すること、ただ在ること、一人ひとりの人間がそれぞれの輝きとともに生き続けることの大切さ、それを支える社会のあり方が問われる今である。21世紀日本の首都東京・池袋の真ん中でのこの野外劇は、私たちの社会の来し方と行く先について、いろいろな角度で考えてもらう機会になると信じている。
【あらすじ】
1964年東京五輪の直前(のような時代)、高度経済成長の真っ只中の東京下町(のような場所)。つぶれかかった靴工場天下一靴店。給料の不払いが続く中、若い職人イケダくん、サトウくん、タナカくんが懸命に運動靴を作っている。 10代の青年カズオが姉アキコともに訪れ、働かせてほしいと頼む。金策に疲れ果てた社長オオヒラは聞く耳を持たない。が、カズオに長距離走の才能があることを知った娘ハナコは、彼を雇い入れる。カズオに自社の運動靴を履かせ、マラソンランナーとして活躍させることで、天下一靴店の名を売り、製品を売り出そうというのだ。
目的達成のために、ハナコは古い友人フクダとミキに声をかける。ハナコに思いを寄せる二人は申し出を引き受け、フクダはコーチとして、ミキは広報係としてカズオの活動を盛り立てる。さらに、喫茶「ラ・ムール」のママやウエイトレス、 小学校の音楽教師スズキ先生も巻き込みつつ、カズオはマラソンデビューし、まさかの快進撃。天下一靴店の業績はグングン伸び、社長、ハナコ、イケダくんら職人の生活も夢のように向上する。カズオは、オリンピック代表選考のための極東大マラソンに出場が決まるが……。

当記事はSPICEの提供記事です。

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