台風 今月20日まで上陸なしか 9月中旬までに上陸しなければ11年ぶり

日直予報士

2020/9/16 12:43

今年は、9月16日までに台風は11個発生し、そのうち5個が南西諸島や九州に接近しましたが、日本への上陸はまだありません。9月中旬(20日)まで台風の上陸がなければ、11年ぶりです。

●今年台風の上陸まだなし 9月中旬まで上陸しなければ11年ぶり

今年、9月16日までに台風は11個発生し、そのうち4号、5号、8号、9号、10号の5個の台風が南西諸島や九州に接近しました。ただ、日本への上陸は、まだありません。また、16日3時に南シナ海で発生した台風11号は、西よりに進んでおり、日本への直接の影響はない見込みです。
20日かけて、新たな台風が発生して上陸するようなことがなければ、9月中旬までに台風が上陸しないのは11年ぶりになります。11年前の2009年は、10月8日に台風18号が愛知県知多半島付近に上陸し、その年初めての上陸になりました。ちなみに、この年の上陸は18号のみで、その前年の2008年は、年間を通して上陸はありませんでした。

●台風の月別平均進路

台風の発生数の平年値は年間で25.6個、接近数は11.4個、上陸数は2.7個です。上陸数を月別でみると、最も多いのは8月で0.9個、次いで9月で0.8個です。
上の図は、台風の月別平均進路です。8月は、発生数が年間で最も多いですが、台風を流す上空の風がまだ弱いために台風は不安定な経路をとることが多くあります。9月以降になると南海上から放物線を描くように日本付近を通るようになります。
※接近は、台風の中心が国内のいずれかの気象官署から300km以内に入った場合を指します。上陸は、台風の中心が北海道、本州、四国、九州の海岸線に達した場合を指します。

●今後の台風 発生したらどのような進路をとりやすい?

8月25日に気象庁が発表した3か月予報によると、10月は、フィリピン付近で対流活動が活発になると予想されているなど、まだまだ台風シーズンは続くと見られます。
11月にかけて、太平洋高気圧は日本の南で西への張り出しが強く、偏西風は平年より北側を流れる見込みです。このため、台風が発生して、日本付近を通る場合は、平年に比べて、西回りで進むことが多くなることや、本州付近で動きが遅くなり影響が長引くようなことが考えられます。

台風に備えて、日頃から雨どいや排水溝の掃除をして水はけをよくしておいたり、ハザードマップで家の周りに潜む災害の個所を確認しておいたりするとよいでしょう。

当記事は日直予報士の提供記事です。

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