ジャニーズオタクの「冷め期」……悩んでいるオタに伝えたいこと

多くのジャニオタが、一度は「冷め期」を経験するのではないでしょうか。

 

いわゆる担降りではなく、ジャニーズそのものから冷め、離れてしまう時期。「卒業しよう」と決意して離れるわけじゃない。もちろん、嫌いになったわけでもない。

いつからか、推しに全身全霊の力を注げていない自分がいる。その事実に気付きたくない自分もいる。こうした状況を、今回のお話では「冷め期」と定義します。

ファンとは任意。出入り自由。強制されるものではなく、心が導かれるもの。ですから、他の何かに惹かれればそちらに行くこともあるし、心が喜ばない時期があるのも当然のことです。

学校や仕事が忙しい時期、新たな推し事に出会ったとき、自軍の活動があまりにも少ない時期や、自担のキャラがやや迷走しているときなど……気付けばジャニーズが後回しになってしまう時期ってありますよね。

 

・雑誌の発売日を忘れている

・録画を忘れても「まぁいいや」と、すぐにあきらめがつく

・いつのまにか情報難民

・円盤の購入を迷う

・ファンクラブの更新時期をすっかり忘れてしまう
(それすらまぁいいや、って思う)

 

こうなってくると、冷め期到来の気配を感じますね。それでも、ジャニオタは帰ってきます。何度でも、何度でも。

卒業は難しいですけど、再入学はめちゃくちゃ簡単ですから、ジャニオタって。門扉ゆるゆるなのでね、ジャニーズ。セ○ムしてませんので。冷め期で少しくらい離れたって、いつでも帰ってこられます。

忙しくてジャニーズどころじゃなかった日々が落ち着いたとき、あるいはさらに多忙を極め、癒しがなければもう生きられないところまで疲れ果てたとき……細胞レベルでジャニーズを求める。ジャニオタにはそういう習性があります。

だって、かわいい、かっこいい子をどんどんジャニーが見つけてきちゃうんだもの。今もお空から、明日のスターを導いてくれているような気がしますよね。

 

■私の冷め期体験

受験、国家試験、就職……いろんな理由で、私も何度か冷め期を経験しました。

自覚している中で一番大きな冷め期は『ザ少年倶楽部』がNHKホール収録になり、1時間番組に改編されたときです。

嬉しいはずのニュースに、たいしてテンションがあがっていない自分にふと気付いたんですよね。毎週録画して、何度も何度も見ていた番組なのに。「1時間番組になる」と聞いて、テンションがあがるより先に不安になったのは録画の問題。ビデオの時代だったので(笑)

ライブさながらの番組になっていくのを見て「東京のファンの子たちだけいいなぁ」なんて嫉妬もあったりして。少しずつ、録画できないことが増えて、リアルタイムで見られない日も、すぐに諦めがつくようになってしまって。

いつのまにか、雑誌の買い逃しまで増えました。そうすると、知らないメンバーがどんどん増えて、ついていけなくなって。どんどん「もういいや」という気持ちが大きくなって。

自担は変わらず好きなのに。そこは変わらないのに、どうしてか以前ほどときめかない。最優先だったはずのジャニーズが、いろんなものの後回しになっていることに、本当は気付いていました。

嫌いになったわけでもなんでもなく、ただ「アツくなれない」、そんな感じでしょうか。

このあたりで一度、私はジャニオタを卒業しました。もちろん、何度も再入学を繰り返しての今(=もう普通には戻れないオタク)なんですけども。

 

■いま、冷め期かもしれない人に伝えたいこと 


↑ 冷め期から復活したら、人はすぐに遠征とかしちゃうから大丈夫だよ。オタクは新幹線とホテル手配のプロ。

 

「いま冷め期かも」って感じている方にお伝えしたいのは、もしも嫌いになっていないのであれば、限定モノだけは買っておいたほうがいいということ。

世の中には、あとからどれほど欲しても手に入らないものってあるんです。

めちゃくちゃ後悔しますよ。そんな想いはしてほしくないです。

本当に「今このとき」しか手に入らないものであれば、手にしておくことをおすすめします。

それからバラエティも。今の時代、勝手に録画してくれる便利な機器がありますから、録っておいたほうがいい。

手放すことはいつでもできますから。

私の場合、月1冊だけですが雑誌を買い続けていました。(当時はバックナンバーが今ほど充実していなかったので)
パラパラ読む程度で保管していましたが、オタク熱が再燃したときにはものすごく貴重な資料になった。自分に感謝しました。

それから、これまでの投資を後悔しないことも大事。「こんなにお金をかけてきたのに今さら離れられない」という意地は、あまり良い感情を生まないように思います。

好きやときめきは、コントロールできるものでなければ強制されるものでもない。ファン活動を重荷に感じ始めると、マイナスな感情が芽生えてしまうことってあります。そういう状態にある人、少なからず見かけます。

好きだったものを嫌いになってしまう前に、離れる勇気も大切ですよ。好きでい続けるのと同じくらい、尊い決断です。

もしも金銭的なことを気にするのであれば、惰性で投資を続けるよりも、今日スパっと離れてしまうほうが絶対に良いですから。

ただ、お金だけではない財産……懸けてきた時間や犠牲にしてきたもの、いろんなものと天秤にかけてしまうことは、もちろんあるんですけどね。

 

■好きだからこそ……オタクを続けるにはペース配分も大切

↑ KinKi Kidsお兄さんのツアトラを全部抱きしめる、若き日のイタい私。ときに離れたりもしながら、いまも大切な存在。

 

冷め期から戻るきっかけは、さまざまあります。

ライフスタイルの変化も大きいですが、たとえば自軍の朗報、「ウソやろ……」レベルの自担のイケ化、そしてなにより、現場。

行きたいと思う気持ちがあるなら、現場には行ったほうがいいと思います。再燃のきっかけにもなり得るし、逆に「やっぱり一旦、引き際かな……」と、冷静に判断する機会にもなるので。

ぶっちゃけ冷めてるときって、コンサート前にもあんまりテンションがあがらなかったりします。

(チケット高いなぁ、会場遠いなぁ、席イマイチやなぁ、アルバム?まだ買ってへん。ペンラ……前回のでええか。)

こんな状態で参加することもあるわけです。普段なら信じられないけれど。

それでも、ひとたびコンサートが始まれば、オタクは立ち上がる。ペンラを握りしめ、身体は勝手に踊る。煮えたぎるほどに内側から湧き出るアツき多幸感。

 

「冷め期?ナニソレ?むしろ熱いんだけど??」。ただいま。おかえり。すべて解決です。

すぐに物販でアルバムを購入、初回限定版を購入できなかった後悔を、一生引きずって生きる。

私はいまのところ、これを繰り返しています。

 

だから、いろんな事情で冷める時期、ゆるくなる時期もありますけど、結局は時の流れに身をまかせるしかないかと。(テレサ・テンかよ)(ちょいちょい昭和ネタぶっこむのやめてください)

いま楽しいと思えるものを、愛したいと思うものを愛しましょう。

テンションがあがらないものを、無理に好きで居続けようとするのは身体に毒です。

 

大丈夫。ジャニーズはいつも、あなたのそばにいます(誰)

 

いやこれは本当、冗談抜きで。

オタクって、人生をかけてなにかを、誰かを愛したり応援したりするわけですから。ものすごくエネルギーが必要だし、お金も時間も必要。推しの一挙手一投足にメンタルが乱高下する、パワーのいる毎日です。

 

遊びでオタクはやれない。

 

だからこそずっと続けるには、ペース配分も必要なのかなと思います。

ファンでさえ、熱しては冷めての日々。

ずっとジャニーズで居続けてくれるタレントの皆さんには感謝の気持ちでいっぱいです。

 

そんなジャニオタですが、何か?

WRITER

  • シンアキコ
  •        

  • 80年代生まれのフリーライター 。まるっと事務所推し。ジャニーズという文化を愛しています。著書に『なぜ90年代J-POPはあんなにアツかったのか?』(出版:株式会社NOTE-X)

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