総資産5億円の男が解説。乱高下する株式市場で堅く儲ける戦略

日刊SPA!

2020/9/15 08:50

 老後資金問題にコロナ禍による不況が重なり、我々のお金に関する不安は増すばかりだ。しかし、こんな時代だからこそ少しずつでも資産を増やし、漠然とした将来不安に向き合わないといけない。ウィズコロナ時代でも“手堅く”資産を増やす方法を、「お金のプロ」たちが徹底解説する!

◆日本株乱高下する株式市場で堅く儲ける戦略とは?

●WWW9945氏/投資歴 27年/総資産 5億円

’96年より本格的に投資を開始。億り人となり退職、専業投資家に。チャートや企業分析などから銘柄選定を行い、信用取引を駆使して投資する。著書に『年収300万円、掃除夫の僕が1億円貯めた方法』。ツイッターは@sp500500

◆利回り6%で下値不安も極小。インフラファンドで安定投資

意外にも日経平均株価はコロナショック以前の水準を回復し、力強さすら感じる日本株市場。とはいえ、油断は禁物だ。

「安倍首相が辞任し、さらにグローバルに株価を支えてきたトランプも11月に選挙を控えています。中国に対抗して資本主義を守ってきたのはトランプなので、バイデンが当選なら不安が高まる。未来はバラ色とは言えません」

そう話すのは株で5億円の資産を築いたwww9945氏だ。新型コロナだけでなく政情不安も重なるなかで彼が勧める戦略は、「下落リスクの低い高配当株を中心に投資する」というものだ。

「今、堅実に個別銘柄に投資するなら、値上がり期待値よりも下落リスクを重視し、高配当銘柄を狙うのがいいでしょう。筆頭候補はインフラファンド。私のポートフォリオでも中核を担っていますよ」

聞き慣れない存在だが、どのような銘柄なのか?

「太陽光発電などの施設から生じた収益を分配するREITのような仕組みのファンドです。日本では7銘柄が上場していますが、通常の株式と同じように東証で売買でき、利回りが6%前後と高配当なのも特徴です。しかも下値抵抗力が強いので、一時的なショックでも値下がりしにくい。

私の主力のカナディアン・ソーラーは、コロナショックでも10%超の下落に収まりました。太陽光発電事業の世界的大手のプロジェクトで、財務面も安定しており経営破綻などの不安も少ないでしょう」

リスクは地震や台風などの災害で発電設備が破損することだ。

「これまで災害による暴落は起きていませんが、念のためカナディアン・ソーラーに加え、タカラレーベン・インフラ、エネクス、日本再生可能エネルギーの計4銘柄に分散しています。いずれも太陽光発電事業ですが、施設の設置箇所が違う。要は地域分散ですね」

◆王道の高配当銘柄

また、日本株では王道の高配当銘柄・KDDIを推している。

「配当利回りは4%前後。19年連続増配中で信頼感があり、減配不安も少ない。さらに株主優待で3000円相当のカタログギフトがもらえ、配当+優待の利回りは5%になる。

携帯事業は、はやりのサブスクリプション型。毎月チャリンチャリンと売り上げが出るため、コロナ禍でも安定性があるうえ、金融事業への進出も順調です。競合に対する優位性もあるので、値上がり益にも期待できます」

◆新型コロナ需要に注目

加えて、新型コロナによって需要が高まる銘柄にも注目だという。

「コロナ禍が追い風になりそうなのがサイバーエージェント。在宅時間の増加とともにABEMAのユーザー数が増えています。ネットフリックスなど競合も強いですが、将棋や注目の記者会見などきめ細やかにカバーしているのがABEMAの強み。

それに、実はサイバーエージェントの株価は4年ごとに2倍になっているんです。ABEMA事業は年間200億円規模の赤字ですが、もし赤字縮小の決算が出れば買われる可能性は非常に高い。次の2倍への起爆剤はABEMAかもしれません」

配当狙いだけでは物足りない人は狙ってみるのも手だ。とはいえ、トランプ落選などのリスクに備えて、下がったら買い増せるくらいの余力は残しておくべきだろう。

<取材・文/週刊SPA!編集部>

※週刊SPA!9月15日発売号の特集「40歳の(新)投資戦略」より

当記事は日刊SPA!の提供記事です。

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