『半沢直樹』堺雅人の「NGほぼゼロ」ぶりに感嘆 完璧な演技の裏にある並々ならぬ努力

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 『半沢直樹』(TBS系)の製作にあたり、堺雅人らキャストやスタッフは“限界”状態まで追い込まれているようだ。

9月8日発売「女性自身」(光文社)によれば、特に主演の堺雅人の負担は大きいという。堺は帰宅後、子どもが寝静まってから朝方近くまでセリフ覚えを行い、翌日も早朝から撮影に向かうというスケジュールだそうだ。睡眠時間がわずか2時間という日もあり、たまに撮影が入っていない日は泥のように眠っているという。

現在のドラマの現場ではコロナウイルス対策をしながら撮影をこなしていかなくてはならない。フェイスシールドの着用や消毒などこれまでは必要のなかった作業も必要なうえ、現場に入ることのできるスタッフの数もしぼられており、コロナ禍前よりも確実にスケジュールに余裕がない。

しかも、『半沢直樹』の場合は8月中旬に社外の制作スタッフにコロナ感染者が出ており、一時的に撮影を休止せざるを得ない状態にもなっている。こうしたことから9月6日に放送予定だった第8話は急きょ延期になり、『生放送!!半沢直樹の恩返し』と題したトーク番組が放送されるという異例の事態になった。

しかし、そこで出演者から語られていたのは、体力的に限界のなかでも完璧に仕事をこなしていく堺の姿だったのである。

『半沢直樹』は銀行業務や経済に関する専門用語が多数含まれているうえ、早口で畳み掛けるように言葉を継いでいかなくてはならない場面も多い。しかし、堺は難易度の高いセリフまわしでまったくミスをしないという。

半沢直樹にとって宿命のライバルである東京中央銀行常務・大和田暁を演じる香川照之は<堺さんはシーズン1からいままでに(NGを)5回も出してないよ、全部で。噛みもしない。すごいですよ>と大絶賛していた。

座長がそこまで完璧な演技をしていることは、共演者にとってプレッシャーですらあるようだ。第2シーズンからドラマに加わったアンジャッシュの児嶋一哉は<堺さんがもっとNG出してくれたらこっちは楽になるんですよ。出さねえから、もう。全然出さねえから>と逆ギレ。香川から大和田常務の口調で<降板してもいいんだぞ!>と怒られるくだりもあった。

ただ、児嶋のプレッシャーは堺にもよく分かるそうだ。堺は2013年の第1シーズンを振り返り、自分も『半沢直樹』の現場の熱量の高さに圧倒されて最初はうまく現場の勢いに乗ることができなかったと児嶋を慰めている。

<僕も最初に来たときは同じような感じ、乗り切れない感じがしました。現場の監督さんとかスタッフさんたちの思いというか勢いがあって、僕も乗り切れなかったから、このチームに後から合流される役者さんは相当つらいだろうなと思います>

とはいえ、堺は体力的には限界ながら、気持ち的には幸せなのかもしれない。

香川をはじめ、市川猿之助や片岡愛之助など歌舞伎役者が多くキャスティングされている本作では歌舞伎で使用される技法を持ち込んだ演技プランがいくつか採用されているそうだが、そういった裏話を紹介するくだりで堺は<今回、本当に(演技が)うまい方ばっかりなんで、ご一緒して本当に楽しいです>と、満面の笑みを浮かべていた。

また、堺は他の役者に演技プランを提案することもあるようだ。今作での大和田は<お・し・ま・いDEATH>や<銀行沈没。頭取も沈…ヴォツ!>など、ギャグ一歩手間のやり過ぎな演技がSNSで拡散される現象を起こしているが、そういったもののいくつかは堺のアイデアであるという。

香川は<(主役の)半沢直樹として抑えられている役だから、堺さんはできないじゃないですか。だから、大和田みたいにはねられる役にアイデアを出してくださるんで、半分以上は堺さんのものです>と、ユニークな演技プランを提示してくれる堺に感謝の気持ちを述べていた。

『半沢直樹』は現在7話まで放送されているが、全話で平均視聴率20%越えを記録する国民的なドラマとなっている。第1シーズンでは最終回で42.2%(関東地区。ビデオリサーチ調べ)という歴史的な高視聴率を記録した。今回も7年前のような記録を残すことができるだろうか。

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