HYDEは配信ライブの新たな形に何を見出したのか? 初導入“SHOWROOM Arena(β)”での手応えと課題、今後の展望を語る

SPICE

2020/9/14 04:00


9⽉11⽇(⾦)・12⽇(⼟)にSHOWROOMが運営するライブ配信サービス内の有料ライブ機能“プレミアムライブ”で、『HYDE LIVE 2020Jekyll & Hyde』の⽣配信が行われた。配信では、視聴者を会場内に設置したパネルに投影するSHOWROOMの新システム“SHOWROOM Arena (β)”が初導⼊されている。

『HYDE LIVE 2020 Jekyll & Hyde』は9⽉5⽇(⼟)にZepp Haneda (TOKYO)でスタート。新たな⽣配信の舞台となった 9⽉11⽇(⾦)・12⽇(⼟)は「Rock Day」と称し、有観客&配信の両⽅で参加できるライブが実施された。新型コロナウイルスの影響で、実際の会場で鑑賞できる⼈数が会場収容⼈数50%以下に設定された中、“SHOWROOM Arena(β)”で鑑賞した観客は会場内のパネルに次々と映し出され、共に新たな形のライブを楽しんだ。
『HYDE LIVE 2020Jekyll & Hyde』
『HYDE LIVE 2020Jekyll & Hyde』

ライブ中には、HYDEが⽣配信参加の視聴者に対し「何か⾔われたら『HYDEのせい』って⾔っていいから!お茶の間の皆もボリュームあげて!」と呼び掛け、視聴者がリアルタイムのコメントでレスポンスするなど、アーティストとファンの新たな形のコミュニケーションが⾒られた。
『HYDE LIVE 2020Jekyll & Hyde』
『HYDE LIVE 2020Jekyll & Hyde』

SHOWROOM代表の前⽥氏は、今回のライブでのサービス導⼊にあたり、「新しい試みだったので無事終わってホッとしています。HYDEさんご⾃⾝も楽しんで画⾯の視聴者に呼びかけて下さったり、想像以上に視聴者との繋がりを感じられたことが印象的でした」とコメント。今後の“SHOWROOM Arena (β)”の展開については「⾳楽は勿論、お笑いライブや講演会など、コロナ禍でオーディエンスとの繋がりが制限されてしまったあらゆる興業に導⼊していけたらと思っています。双⽅向で繋がりを感じられる究極の場がライブだと思うので、リアルな感覚を取り戻せるようにしながら、オンラインならではの価値を提供していきたいです」と回答している。

実際にライブを⾏ったHYDEは、ライブを終えた感想を聞かれると、「会場に画⾯があってそこに(ファンの)姿があるだけでものすごく感動した。通常のライブとは違って(リアルタイムで)カメラの先にファンがいる。それを意識したパフォーマンスは画期的だと思うし、これまでにないライブ映像を届けることができた」と⼿応えと喜びを感じたことを明かした。さらに、「セーフティにやっていきながらも、いかに⾯⽩いコンテンツを皆に届けて喜んでもらえるかがこれからの課題。今回のように、こんな時だからこその“スペシャル“を編み出していけると良い」とコメント。また、「このコロナ期間中に曲をたくさん作った。この後の計画もずっと練っていたものだから、ファンの皆には楽しんでもらえると思う」といった、今後の活動についても意欲的に語っている。

HYDEのオフィシャルインタビュー全文は以下のとおり。

HYDE

『HYDE LIVE 2020Jekyll & Hyde』
『HYDE LIVE 2020Jekyll & Hyde』

――今回のライブは、HYDEさんより「SHOWROOM Arena (β)」の導入を希望されたとのことですが、その意図としてどんな想いがあったのでしょうか。是非お聞かせください。

そこに(ファンが)映っているだけで、ものすごく感動するんだよね。やっぱりその見た目というかね、全然違うね。だから今回(ライブを)やってても、あんま普通のライブと変わんないというかね。むしろ面白い何かを見つけたような気がするね。

――普段のライブと変わらないというお言葉がありましたが、今回のライブでSHOWROOMのサービスを使ってみて、逆に気付いた点はございますか。

逆に言うと、あまりお客さんを意識しなくていい。カメラを通じて絡んでいる訳だから。カメラに絡むことによって、これまでにない映像ができる。これまではここ(HYDE、真正面からカメラに捉えられるシャスチャー)じゃなくてこう(横からカメラに捉えられるジェスチャー)だったんだよね。だからこれ(=横顔)を撮ってた。でも今はこう(=真正面からの表情)だから。見てる側からするとすごく面白いみたい。ずっとこっち(=正面)向いてやってる。だってこの向こうに人がいるんだからさ。だからそういう意味ではこれまでのライブ映像とも全然違うし。画期的なんじゃないかな。最初は気が付かなかったけど、やっているうちに気が付いた。

――お客さん・ファンの方と、画面越しではありますが繋がっている感じがあるな、というのはHYDEさんご自身も思われた?

うん。すーごいあるよ。もう感動するもん、なんか。
『HYDE LIVE 2020Jekyll & Hyde』
『HYDE LIVE 2020Jekyll & Hyde』

――こういったサービスを使ったライブは、ファンにとっても価値あるものになっていくかと思います。今後、今回のようなオンライン参加の方法が増えていくということはきっとあると思いますが、HYDEさん的にはどうお考えですか。

うん、もちろん増えていくだろうし。いろんな発見があるんじゃない?僕の(ライブ)を見て、「ああこの手があったか!」ってなることもあるだろうし。本当はね、夏ぐらいまでにコロナが収束すると思ってたけど。結局しないってわかった以上、このままだと共倒れだからね。他にもっと影響が出てくるから。いかにセーフティにやるかっていうのがすごい重要だけど、それをしながらもちゃんとこう回すというかね。商売しないと。それこそコロナの思う壺というかね。なんで、いかにセーフティにうまくやるかってのは今後の課題だし、いかに面白いコンテンツを見てね、皆に喜んでもらえるかっていうのはこれからの課題だよね。

――他のアーティストさんにも、こういったサービスを使ってお客さんが喜んでくれるのであれば、もっと広がっていけばいいなと思う部分はございますか?

うん。やっぱすごい(アーティストが)好きな人とかはただ見てるだけでも嬉しいだろうし。ただでもやっぱり僕はね、この時だからこその何かをやったほうが面白いんじゃないかと思うんだよね。普通のライブになっちゃうとなんかつまんねーなあと思うよね。それだとこれまでのさ、お客さんがいる時のライブとかの方が面白かったりするじゃない。この時ならではのなんか、“スペシャル“を。皆編み出してってほしいなと思う。僕のは画期的だったと思うけど。
『HYDE LIVE 2020Jekyll & Hyde』
『HYDE LIVE 2020Jekyll & Hyde』

――今後予定されている具体的な展開があればお聞かせいただきたいです。

もう本当にコロナのお陰でね。この期間、もう色々やることがあったから。曲をたくさん作ってね。この後はもう、たくさんリリースしていきたいと思ってる。この後の展開も、ずーっとこの半年ぐらい練ってた計画だから。ファンの子は楽しんでもらえると思います。

――最後に、このコロナ期間中、音楽活動の他に自宅でやられていたこと、ハマってしまったことなどがあれば是非お伺いしたいです。

うーん、あれだね。「早寝早起き」(笑)。もう本当、普通の生活が最高だったね。東京のこのライブとかが始まったら中々それはできなくなるんだけど。朝起きて、散歩してとかね。あれがなんて素敵なんだろうって、逆に気づかされたね。この期間でね。普通の生活がなんて愛おしいんだろうって思った。だから早く、ね。気づいた、我々は。このコロナが明けてね。また自分たちの生活をね。もっかいあの頃の気づいたことを、普通の生活ってなんていいんだろうって、思えたらいいよね。

当記事はSPICEの提供記事です。

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