Official髭男dism「Pretender」の細かすぎる解説 歌録り裏話

TOKYO FM+

2020/9/12 17:00

Official髭男dismの松浦匡希(Dr)と小笹大輔(Gt)が、TOKYO FMのレギュラー番組に出演。2019年にリリースされたセカンドシングル「Pretender」について、“細かすぎる解説”を行いました。
(TOKYO FM「SCHOOL OF LOCK! ヒゲダンLOCKS!」9月9日(水)放送分)



小笹:さあ、今夜の授業は!

松浦:細かすぎるOfficial髭男dismの曲解説 by Official髭男dism!

小笹:自分たちの曲の「ここを聴いてほしい!」という、細かすぎる解説、あるいは勝手な愛をみんなに伝えていきたいと思います!

松浦:はい!

小笹:(以前の放送で)「Laughter」について、歌録りはダメなのを直すんじゃなくて、素晴らしいニュアンスが出たところを集めていく宝探しみたいな作業という話をしたんですけど……。

松浦:熱い話をしましたよね。

小笹:その評判が良かったらしくて(笑)。なので、まずは歌について再び話したいと思います。まず歌録りとは何なのかというところなんだけど、制作ドキュメントとかYouTubeにも出しているからそれを見てもらうとわかると思うんだけど……聡っちゃん(藤原聡)が防音室みたいな所で歌って、僕たちはスタジオのコントロールルームっていう音聴ける所で紙とペンを持って良かったところに印をつけていくの。「テイク1の2行目が良い……!」みたいな(笑)。そういうボーカルディレクションをメンバー自らやり始めたのが、僕たちにとっても大事な1曲「Pretender」なんです。

松浦:レコーディングに関して本当にわからなかったから、諸先輩方のやりかたを見たり聞いたりアドバイスもらったりして「やってみようか」ってなって……。結果として今のスタイルになったんだけど、俺すごい良いなと思うんだよね。最近は大輔が司令塔になって、ニュアンスとかをまとめて言ってもらっているけど、今すごいベストな形じゃない?

小笹:たしかに。歌録りが各段に楽しくなったよね。

松浦:なんでもっと早くやらなかったんだろう……(笑)。


【Official髭男dism - Pretender[Official Video]】

小笹:その「Pretender」について、ここも語りたいというところが出てきまして。2分51秒辺りなんですけど。2番のBメロ【いたって純な心で 叶った恋を抱きしめて】のところですね。

松浦:はい。

小笹:この『いたって』と『叶った』なんですけど。『いたって』の“た”のアクセントと、叶ったの“な”のアクセントがグイってなることによって、何かがダイブしてくるんですよ。

松浦:わかる! ドラムもハットの刻みで、ここ16分を出してると思うんだけど。あとゴースト……スネアが『チチチータッツカツタツツタッツッ』みたいに結構推進力を出してて。歌もそういう感じがあるよね。

小笹:たしかに、ゴーストに近いね! 「ゴーストとは?」っていう話になってくるけど……弱音というか装飾音というか(笑)。

松浦:ヒゲダンは、結構ゴースト頑張ってるから(笑)。

小笹:まぁね。こういうジャンルはゴースト抜きにはね……(ベースの)楢ちゃんなんて、すごいからね(笑)。

松浦:もう鬼よ(笑)。

小笹:ずっと『ットトゥー』って。

松浦:そういう前打音を意識してもらえると……曲の聴き方もね。

小笹:これは、ゴーストとまでは言わないけど、装飾音譜っていうところなのかな? それがすごい効いてきて、その次の行の【「好きだ」とか無責任に言えたら良いな】の裏声、ファルセット。あそこの気持ち良さで、全てが解放されるみたいな。

松浦:ここさ、どこ伸ばすか?! みたいな議論なかった? 言葉をはめていく難しさ……。

小笹:あったかも。これね、普通日本語で(無責任を)『むせーきにん』とは言わないじゃないですか。

松浦:『むせきーにん』ともね。

小笹:やけん……ここメロディが綺麗じゃん。【愛を伝えられたらいいな】では、無理はしていないんだよね。イントネーションを大事にしたほうがいい時と、無視してメロディの美しさで押し切ることによって印象付けるパターンがあって。【無責任】のところはメロディが勝利しているんで、逆に歌いたくなる。

松浦:そういうことも考えながら歌詞を作っていく……頭がパンクしちゃうよね(笑)。

小笹:ね! 途方もない作業だと思う。でも全部理詰めで考えていると思われたら、ロマンがないので(笑)。めちゃくちゃ考えて作っているところもあるし、感覚で作っているところもあるよってこと。

松浦:そう。最終的には、歌い心地の良さみたいのはあるよね。

小笹:そうだね。それが歌詞にあるのかメロディにあるのか、はたまた合わさったものなのか……逆に違和感があるものなのか。

松浦:漠然とはしているんだけど、聡っちゃんがメロディとか作詞をするときに、たぶんそれがあって。俺らも歌録りのディレクションでジャッジをするときに、それが頭の中にあるみたいな。

小笹:そうだね。(瑛人さんの)「香水」なんて最たる例だよ。歌いたくならなかった人間が、この世にいるのかっていう話だよね。

松浦:間違いないです。『♪別に君を求めてないけど 横にいられると思い出す 君のドルチェ&ガッバーナの その香水のせいだよ~』。ははは(笑)。

小笹:上手(笑)。

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聴取期限 2020年9月17日(木)AM 4:59 まで
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<番組概要>
番組名:SCHOOL OF LOCK!
パーソナリティ:さかた校長、こもり教頭
放送日時:月~金曜 22:00~23:55
番組Webサイト ⇒ https://www.tfm.co.jp/lock/

当記事はTOKYO FM+の提供記事です。

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