『鵞鳥湖の夜』フー・ゴー&グイ・ルンメイ、男女が出会う不穏な冒頭映像シーン解禁

クランクイン!

2020/9/11 19:00

 映画『薄氷の殺人』でベルリン国際映画祭金熊賞、銀熊賞(男優賞)をダブル受賞した中国の気鋭監督ディアオ・イーナンの5年ぶりとなる新作映画『鵞鳥湖(がちょうこ)の夜』より、冒頭映像が解禁。俳優のフー・ゴーと女優のグイ・ルンメイ演じる主人公の男女が、雨が降りしきる夜に出会う不穏な場面を収めている。

『鵞鳥湖の夜』は、中国の知られざるアンダーグランドの犯罪や社会の底辺で生きる人間たちの現実をあぶり出すノワールサスペンス。『薄氷の殺人』に続いて撮影監督をトン・ジンソン、照明監督を『花様年華』『2046』のウォン・チーミンが務め、主人公チョウにジャッキー・チェンと共演した歴史大作『1911』のフー・ゴー。そして『薄氷の殺人』で主演を務めたグイ・ルンメイとリャオ・ファンが再共演を果たすなど、中華圏を代表するキャスト、スタッフが集結。本国チャートで初登場2位を記録する異例の大ヒット、第72回カンヌ国際映画祭では、ポン・ジュノ監督作品『パラサイト 半地下の家族』と並び、アジア発の衝撃作として絶賛された。

2012年、中国南部。再開発から取り残された鵞鳥湖の周辺地域は、ギャングたちの縄張り争いが激化していた。刑務所を出所して古巣のバイク窃盗団に舞い戻った裏社会の男チョウは、対立する猫目・猫耳兄弟たちとのもめ事に巻き込まれ、逃走中に誤って警官を射殺してしまう。警察に追いつめられたチョウは、自らに懸けられた報奨金30万元を妻と幼い息子に残そうと画策する。そんなチョウの前に現れたのは、妻の代理としてやってきたアイアイという見知らぬ女。売春婦をしているアイアイと行動を共にするチョウだったが、警察や報奨金の強奪を狙う窃盗団に行く手を阻まれ、後戻りのできない袋小路に迷い込んでいく。

冒頭映像は、主人公の男女二人の出会いのシーン。雨が降りしきる夜、駅の高架下で妻を待つ顔に痛々しい傷がある男チョウ(フー・ゴー)。彼の背後に、謎の美女アイアイ(グイ・ルンメイ)がタバコを手に近づき「おにいさん、火を貸して」を声をかける。アイアイはタバコを吸いながら「あんたの奥さん、ヤン・シュージュンは来ないわ」と告げ、戸惑うチョウに「よかったら、奥さんの代わりをしようか? 嫌なら、もう帰るけど」と唐突に提案する。

夜間シーンが大半を占め、光と影の強烈なコントラストや、極彩色のライトや蛍光ネオンサインが照らす妖しいムードが際立つ映像で、観る者を夢幻的な陶酔へと誘っていく本作。どこか切羽詰まった雰囲気のチョウと、ミステリアスなアイアイの二人がこの後どのような展開を見せるのか。物語の行方に興味が高まる、不穏な空気に満ちた冒頭映像となっている。

映画『鵞鳥湖の夜』は9月25日より全国公開。

当記事はクランクイン!の提供記事です。

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