映画「今夜、ロマンス劇場で」触れたくても触れられない…もどかしいほどピュアなラブストーリー!

UtaTen

2020/9/10 19:00

恋の相手はモノクロ映画のヒロイン?!映画愛が詰まった珠玉のラブストーリー


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2018年公開の映画『今夜、ロマンス劇場で』は、映画ならではのストーリーで描くロマンティックなラブコメ作品。

映画プロデューサーの稲葉直人が、映画館でしが楽しむことのできないオリジナルの物語を作ろうと考案してから、9年もの構想を経て形になった大作です。

脚本は小説家としても活動する宇山佳佑が務めています。

監督に抜擢されたのは『のだめカンタービレ』など多くの大ヒットラブコメディを手掛けてきた武内英樹。

彼は脚本を読んだ時点で号泣したそう。

突飛な設定で始まる前半のコミカルさと切ないラブストーリーとして進んでいく後半のシリアスさの変化を重視し、感涙必至の映画に仕上げました。

映画と愛の美しさに魅了される本作のあらすじや見どころを、動画と共に紹介します。

出会うはずのない2人が巡り会う奇跡の物語


▲映画『今夜、ロマンス劇場で』予告編

牧野健司は映画をこよなく愛し、映画監督を目指す青年です。

行きつけの映画館であるロマンス劇場で、古いモノクロ映画を1人でひっそりと観るのが彼の楽しみでした。

その中の1作である「お転婆姫と三銃士」に登場する王女の美雪に恋心を抱き、繰り返しその映画ばかり観るように。

そんなある日、美雪がスクリーンを飛び出し、彼の目の前に現れます。

互いに戸惑う2人でしたが、その日から同居生活を始めることにします。

彼の案内で、モノクロ映画とは違うカラフルな現実世界を堪能する彼女。

共に過ごす時間が増えるほど、2人の心に宿った互いへの愛が大きくなっていきます。

ところが、触れ合うことはかないません。

それは、彼女が現実世界に来る代償として、人の温もりに触れると消えてしまうという掟があるから。

彼が歯がゆいジレンマに陥る一方で、彼女は映画会社の社長令嬢である塔子が彼へ恋心を抱いていることを知ります。

決して結ばれない恋の行方が切なさと感動を呼ぶロマンス映画です。

人気実力派キャストの熱演に感動!



本作の主演を務めるのは、美しさと演技力を兼ね備える女優の綾瀬はるか。

実は、稲葉直人は映画『ハッピーフライト』で出会った綾瀬はるかの魅力を生かした作品を作りたいと思い本作を発案したそうです。

そのため、気品ある王女役がぴたりとはまっていて、女性の愛らしさを感じるキャラクターが作り上げられています。

相手役として選ばれたのは、繊細な演技に定評のある俳優の坂口健太郎。

映画『ヒロイン失格』に出演した際の演技が評価され、情けない一面を持ちながらも純粋で優しい健司役に抜擢されました。

監督に買われたコメディセンスを発揮し、親しみやすくかつ魅力的な青年として好演しています。

また、本田翼、柄本明、北村一輝、中尾明慶、加藤剛など日本映画界を支えるキャストが出演。

レトロな雰囲気に溶け込んで、観る人をストーリーに引き込みます。

本当の幸せを問うストーリーと美しい世界観に魅了される



本作の最大の魅力は、健司と美雪の恋愛模様です。

憧れの映画のヒロインが現実世界にやって来て共に生活を始めるという、普通ではありえない設定がファンタジーとしての面白さを築いています。

しかし注目したいのは、互いに想い合っていながらも決して触れられない2人の関係性。

好きな人に触れたいという当たり前の思いさえ叶えることができない様子が、あまりに切なく胸に迫ります。

とはいえ、一時の感情で触れてしまえばもう二度と会うことすらできません。

愛する人と触れ合えることが幸せなのか。それとも、触れ合えなくても共に過ごせることが幸せなのか。

本作を観ると、普段意識していない幸せに対する観方を考えさせられるでしょう。


そして、このラブストーリーを盛り上げるのがカラフルな映像美と緻密な演出です。

栃木県足利市に残る映画館の建物を多彩なカラーリングで彩り、モノクロ映画との対比でより色の美しさを感じられます。

綾瀬はるかが映画内で身にまとった25の衣装も色とりどり。

クラシカルで女性らしい装いに、女性も男性も虜になるでしょう。

演出の中でこだわっている点は、映画というエンターテインメントをいかに魅力的に描くか。

多くの人の意識が映画からテレビへと向かうようになった1960年を舞台にしていることも、その1つです。

さらに、ストーリーの設定には『カイロの紫のバラ』や『ローマの休日』といった名作映画のエッセンスを多く散りばめ、人の心を動かす映画の素晴らしさに気付かされます。

そんなロマンス映画の王道を詰め込みつつ、ラストには意外な結末が用意されています。

映画好きの方も元の作品を知らない方も、新しい視点で楽しめますよ。

「奇跡」は映画のストーリーとリンクする深い愛の歌


▲シェネル - 奇跡 - 『今夜、ロマンス劇場で』Ver. PV

本作の主題歌は、ラブソング・プリンセスと呼ばれる人気歌手のシェネルの歌う『奇跡』です。

「人を愛する幸せと切なさ」をテーマに依頼を受け、映画のために書き下ろされました。

愛の壮大さと、もの悲しさを表現する美しいメロディに引き込まれるバラードです。

リズムを刻む手拍子も、触れるということを取り上げた本作とマッチ。

歌詞には2人の関係を思わせる、愛し合う男女の温かく切実な想いが綴られています。

いつも順風満帆とはいかない日々も、2人でいることの幸せを噛み締め、その生活がずっと続くことを願うストレートなフレーズが感動的です。

そして、力強くも繊細な歌声により、歌詞に描かれた想いと映画のストーリーが心に一層深く響くでしょう。

「今夜、ロマンス劇場で」は愛の奇跡と幸せを描く傑作映画!


画像引用元 (Amazon)

映画『今夜、ロマンス劇場で』は、愛や幸せの尊さを美しく描き出した作品です。

驚くような突飛な出会いも、人と人が出会い愛し合うことの奇跡を見事に表しています。

愛する人と触れ合えない切なさやもどかしさは計り知れません。

だからこそ、愛する人がいて気兼ねなく触れ合えることがどれほど大きな幸せであるかを、きっと痛感するでしょう。

家族、友人、恋人など、ぜひ大切な人思い浮かべながら愛のあるラストを見届けてください。

TEXT MarSali

当記事はUtaTenの提供記事です。

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