今すぐやめるべき“老ける習慣”5つ。「家では保湿だけ」も実はNG

女子SPA!

2020/9/9 15:45

 若い頃は大人っぽく見られるのが嬉しいものですが、ある一定の年齢を超えると実年齢よりも年上に見られると複雑な気持ちになりますよね。

今回は、知らぬ間にやってしまっているかもしれない「今すぐ止めたほうがいい“老ける習慣”」について、働く女性の生活をモデルに、聖心美容クリニック統括院長・鎌倉達郎医師に解説してもらいました。

◆1.朝食はグレープフルーツのスムージーやジュースだけ

――年齢よりも上に見られてしまう原因はどこにあるんですか?

鎌倉院長(以下、鎌倉):原因は姿勢・表情・言動・服装などさまざまです。ですが、無意識に行っている行動が老けを促進させていることもよくあります。

――具体的に、どのような行動が老けの原因になっているのでしょうか?

鎌倉:よく誤解されやすいのですが、朝食は果物のスムージーなど、軽く済ませてしまうのは、健康的に見えますが、実は果物選びには注意が必要です。グレープフルーツを含む一部の柑橘系果物には“ソラレン”(フラノクマリン)という成分が多く含まれており、摂取すると光過敏性を高める(≒紫外線の吸収を高める)との研究結果がでています(※1)。

これは紫外線を吸収しやすくなる効果があるので、肌のくすみやシミにつながりやすくなります。特にジュースやスムージーとして摂取する場合、そのまま食べるよりも濃縮されている(=ソラレンを多く含む)ため、注意が必要です。朝ではなく、紫外線に当たらない時間帯に飲むようにすると良いですよ。

※1…『ジャーナル・オブ・クリニカル・オンコロジー』(2015年8月)掲載の論文「柑橘類摂取と悪性黒色腫のリスク」より

――とくに今のような時期には注意が必要ですね。

鎌倉:一時期、「すべての柑橘類がNG!?」と騒がれていましたが、実際は一部の柑橘類のことを指します。温州みかん・ゆず・バレンシアオレンジなどはソラレンが少ないためセーフ。グレープフルーツ・ライムなどはソラレンが多いといわれているため、気をつけたほうがいいですよ。

◆2.サイズの合わないマスクを着ける

――コロナ対策で毎日マスクを付けていますが、これは老けに関係しますか?

鎌倉:マスクをつけること自体は問題ありませんが、正しいつけ方をしないと肌トラブルの原因になります。例えば、マスクをきつめにつけると、その摩擦により肌のバリア機能が低下します。バリア機能が低下すると、肌の水分が蒸発し、カサカサと乾燥しやすくなるのです。すると紫外線などの外部刺激にも弱くなるため、肌のくすみやシミにもつながります。

――きちんとサイズの合ったマスクを着けて、摩擦がなるべく起きないようにすることが大切なんですね。

鎌倉:きつすぎず、緩すぎないように紐を調整するといいでしょう。また、周りに人がいないときは、マスクを外して過ごすといいですよ。

◆3.長時間、座ったままでパソコン作業

――仕事中の行動では何かありますか?

鎌倉:長時間のパソコン作業では、目が疲れてくるとついつい眉間を寄せてモニターを見がちですが、眉間のシワが癖になってしまい老けた印象になります。また、疲れて重いまぶたを引き上げようと額の筋肉に力が入ると、額のシワの原因になります。1時間に1回は目を閉じたり・遠くを見るなどして、目を休めてあげましょう。休憩時間に温かいタオルをあて、目の疲れをとってあげるのも良いと思います。

また、デスクワークが長時間続くと下半身のむくみや、肩や腰の痛みにつながります。同じ姿勢のままでいると筋肉を動かさない時間が続くため、血行が悪くなるからです。お茶を汲む・軽く伸びをする、などでも良いので、意識して立ち上がる回数を増やしてみてください。

――頻繁に身体を動かすことが大事なのですね。デスクワークといえば、パソコン画面から出るブルーライトも良くないと聞いたことがありますが、本当ですか?

鎌倉:その通りです。ブルーライトは目に悪いだけでなく、肌の日焼けの原因にもなるのですよ。ブルーライトカットのメガネをして目を護ったり、日焼け止めを使用して肌のトラブル対策をすることをおすすめします。

◆4.お風呂はシャワーだけ&ゴシゴシこする

――帰宅した後はどうでしょう?

鎌倉:コロナを家に持ち込まないために、帰宅したらまずお風呂、という人も多いと思いますが、その際に「しっかり洗浄しなくては」と、ゴシゴシこすってしまうのも肌のバリア機能を低下させるためNGな習慣です。ナイロンタオルでこすることで「ナイロンタオル黒皮症」という色素沈着を起こしてしまうこともあります。顔も身体も、やさしく泡で洗ってあげてください。

また、お風呂に入る際は、シャワーだけでなく、ぜひ湯船にもつかりましょう。

――なぜ湯船に入ったほうがいいんですか?

鎌倉:血行を良くするためにもお湯につかることは大事です。特に日中、ずっと室内にいる人は、冷房で血行が悪くなっています。血行が悪くなると肌の細胞に栄養が行き届かず、肌トラブルを引き起こし、肌の老化を早めてしまいます。また、汗をかかないと老廃物がたまって「ニオイの老化」を早めてしまうため、温浴でしっかり汗をかいてください。

◆5.どこにもお出かけしないので、すっぴんで過ごす

――コロナによる外出自粛で、平日も休日すっぴんで過ごしている人も多いと思います。お肌にはいいのでは?

鎌倉:テレワーク中や休みの日はメイクしたくないですよね。ある調査で、テレワーク中「すっぴん派」という人は全世代で過半数を超えるとの結果でした。

ですが、紫外線は窓ガラスを透過して室内に入ってきます。UVケアをしていないと「家にいるのになぜか日焼けする」ということに……。“室内ですっぴん”でもUVケアは必要です。顔だけでなく、首~デコルテにかけても、しっかりUVケアしてください。UVケアは、2~3時間おきに塗りなおすことが大事です。

――家にいるときも油断できませんね。すでに老けが気になる部分についてはどうしたらいいでしょう……。

鎌倉:スキンケアは大事ですね。顔のお手入れ時は、首からデコルテまで顔の一部として保湿などのスキンケアをしてください。顔のお手入れの際に、表情筋のマッサージ、摩擦の少ないエクササイズをすることもおすすめします。

――特に首のシワは年齢に比例して刻まれていきますよね……。

鎌倉:高すぎる枕は首のシワの原因になるので、低めの枕を使用することをおすすめします。就寝中に首にシワが寄り、それが癖になってしまうからです。

◆サプリや美容医療を活用する手も

――おうち時間が増えているからこそ、気を付けるべきことはありますか?

鎌倉:先ほども触れましたが、外出時だけでなく家にいるときも老化の最大の原因である紫外線ケアをしましょう。あとはビタミンCや抗酸化サプリを摂取すること、そして適度な運動も大事です。

自炊することも増えて食器を洗う頻度が高くなった人もいると思いますが、洗剤を触る際は、なるべく手袋を着用することをおすすめします。また、自分でネイルをする機会が増えた人も多いと思いますが、ジェルネイルを固める際のUVライト(紫外線)は手の老化を早めるため日焼け止め塗布を忘れずしてください。

――いつまでも若々しくいるためには、日頃の努力が必要なのですね。

鎌倉:また、美容医療を利用するのも手です。美容医療は短期的にほぼ確実に効果が得られる“若見え”施策です。老けて見られる原因は多岐にわたるので、医療だけですべてを解決することはできません。ただ、例えば、シミを1つ消すことで、表情が明るくなったり、行動的になったりする女性を多く見てきました。今あるお悩みをひとつだけでも解消することで、別のお悩み解決に取り組む元気がでる女性は多いのです。

<文/るしやま>

【鎌倉達郎】

聖心美容クリニック統括院長。世界で初めて、脂肪幹細胞による豊胸術を行う。2016年には、日本人美容外科医として初めて、アメリカの医学雑誌「PRS」にてPRPに関する研究論文で最高賞を受賞

当記事は女子SPA!の提供記事です。

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