大量のボツ回、“偽カップル”が出演…人気番組「ぷらちなロンドンブーツ」の裏話を田村淳が告白

TOKYO FM+

2020/9/8 21:30

放送作家の高須光聖が、世の中をもっと面白くするためにゲストと空想し、勝手に企画を提案していくTOKYO FMの番組「空想メディア」。8月9日(日)の放送では、ロンドンブーツ1号2号・田村淳さんが登場しました。



(左から)田村淳さん、高須光聖

◆ものすごい数の“ボツ回”も…
高須:淳とのはじめての仕事は、「あなあきロンドンブーツ」(テレビ朝日系)でしたね。当時、ロンドンブーツ1号2号は“グッと勢いに乗っている若手芸人”というイメージを持っていました。今でいう、“お笑い第7世代”のEXITとはまた違った勢いがありましたね。いろんな企画をやりましたよね。淳は覚えているかな? 川をくだる企画があって……。

田村:自分たちが作ったイカダで、多摩川をくだっていく企画ですよね。

高須:そうそう。1km進んだら10円もらえたんだっけかな。企画中、CCDカメラがずっと回っていたんだよね。そのときに淳が亮に「そろそろ俺たちもタレントと付き合ってもいいよな」みたいな話をしていたんですよ。

田村:へえ、生意気ですね(笑)。

高須:今思えば、かわいいなと思いますよ(笑)。

田村:当時は22、23歳でしたね。

高須:そこからあっという間に人気者になりましたね。一時はすごくモテたんじゃないですか?

田村:モテたっていうよりかは、こっちからアプローチをかけると多くの方が応えてくださいましたね(笑)。

高須:すごいね(笑)!

田村:なので、まわりから「モテるね!」ってよく言われたんですが、言われるたびに「俺は、お前たちより撃っている弾の数が違うんだぞ」って思っていました。弾が当たらないこともあるけれど、数をこなすことでコツを掴んでいくんですよね。

高須:若いのに、コツを掴むのが早かったんやね。

田村:だけど、その経験が「ロンドンハーツ」(テレビ朝日系)という恋愛バラエティ番組で活かされていくんですよね。

*   *   *

高須:“「ぷらちなロンドンブーツ」はヤラセだ”ってことを、当時はよく言われていましたね。だけど、番組にはものすごい数のボツ回があったんですよね。

田村:はい。浮気調査の「ガサ入れ」ってコーナーが人気になって、後半は番組に出たい人たちがカップルを装って出演してきたんですよ。だけど、そんな人たちに僕の目は騙せませんでしたね(笑)。“偽カップルだな”って気付いたら、調査手帳を静かに閉じて、ディレクターに首を横に2回振って黙って出ていきました。

高須:(笑)。なるほどね。番組が終わる頃には「番組の裏側を見せたいですよ」って言っていたよね。振り返ると、すごくハラハラする企画でした。あの内容がテレビでやれていた時代だったんですね。

田村:そうですね。だけど、あの当時は「こういうバカなことをやりたいから、俺たちはこの世界にきたんだ」って空気感が全体にあったと思うんですよ。じゃないと、高須さんが火のついたブーメランを投げて、戻ってきたものを僕たちがキャッチするっていう企画はやらないじゃないですか(笑)。

高須:(笑)。

田村:今だと「そんなことやらせるの!?」って言われるかもしれませんが、当時の自分はその企画にすごくワクワクしたんですよね。

高須:観ていて申し訳ないなって思っていたけれど、心地のよさみたいなものも同時に感じていたんだよね。誰もやらないことを画にしてくれたから。だから、そう言ってもらえるとありがたいです。

田村:楽しい時代でしたね。

◆“失敗できる場所”を探す
高須:昔はテレビの雰囲気って軽かったよね。“昔がよかった”っていう話ばかりしたくないんだけどね。

田村:“失敗できる場所”を探せばいいだけだと思います。僕が今充実しているのは、失敗できる場がまわりにたくさんあったからだと思っています。ただ、テレビは今、失敗できない場になりましたよね。失敗できる場所で実験的なことをやれているので、今はバランスが取れている状態です。

高須:ビジネスですごく頑張っている人に企画の話をすると、毎回「それってマネタイズ(収益化)はどうするんですか?」って聞かれるんよね。

テレビだとある程度のギャラがもらえるし、世の中の一定数の人たちに企画を観てもらえるから、普段そこまで意識していないことなんですよ。それと、テレビと同じ感覚で他の場所で企画の話を進めると、スピード感も若干遅くなりますね。面白い企画を乗っけるだけじゃなくて、全体を見る必要があると言うか。今までとは違う脳の使い方になるね。

田村:なるほど。

高須:淳は本当にいろんなことをしているよね。“そろそろいいかな”って飽きたりしない?

田村:辞めたくなったら辞めますよ。基本的に飽き性なので。だけど、これまで続けているってことは、ドキドキが継続できているってことなんですよね。噛んだら味がする場所を噛み続けています。

◆台湾の空港にヤラセの客を置いたら…
高須:ビジュアル系バンド(jealkb)を組んでいますよね。今後の展望はどう考えているの?

田村:“お笑い芸人”って言われる人って、基本的に海外で活躍できないじゃないですか。だけど“ビジュアル系バンドだったら世界で活躍できる!”と思ってはじめたんですよね。

台湾でも「ロンドンハーツ」は人気なんですけど、空港に行くときに事前に「20人ほど、ヤラセの客を仕込んでくれ」ってお願いしたんですよ(笑)。しばらくしたら自然と人だかりができて、そのタイミングでビジュアル系のメイクと衣装をして登場したんですよね。そうしたらたくさん写真を撮ってもらえて、大勢の人が押し寄せて空港がパニックになったんですよ。

高須:えー!

田村:それで次の日、台湾の新聞で「日本のマイケル・ジャクソンがやってきた」って書かれたんです。あのときは“もしかしたら世界で活動できるかもしれない”ってドキドキしましたね。

高須:(笑)。

田村:2020年はコロナの影響で行けないですが、2019年は台湾のフェスに参加しました。今の情勢が落ち着いたら、プロモーションに注力したいですね。

◆「亮さんにマネージャーはいません」
高須:淳が何かをするってときは、いつも決まったスタッフだったりするの?

田村:そういう人はいないですが、YouTubeチャンネルを設立するときに「ガサ入れ」のディレクターをしていた頼 誠司さんに手伝ってもらっています。

高須:いまだに交流を持っているんだ!?

田村:はい。亮さんがあんなことになっちゃって“もしかしたらメディアの出どころがまったくなくなるかもしれない”と思ったんですね。なので、頼さんともう1人のディレクターが協力してくれて、亮さんの居場所を確保してくれたんです。ありがたいことに、亮さんはYouTubeでも地上波でも出演できるようになりましたね。

高須:よかったよねぇ。一時はどうなることかと思ったからね。

田村:ただ、亮さんはもう吉本興業所属じゃないですけどね。現在は株式会社LONDONBOOTSのタレントです。なので、亮さんにマネージャーはいないです。

高須:そうなんだ!

田村:僕と同じ現場だと、僕のマネージャーがちょこっとだけサポートしますけどね。なので、ギャラの交渉とかを自分でやっていますよ(笑)。

高須:(笑)。そういう時代かもね。身から出た錆というか、どっちもどっちというか……そういう選択を取るのもアリなんじゃないかなあ。

田村:そうですね。

<番組概要>
番組名:空想メディア
放送日時:毎週日曜 25:00~25:29
パーソナリティ:高須光聖
番組公式Facebook:https://www.facebook.com/QUUSOOMEDIA/

当記事はTOKYO FM+の提供記事です。

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