伊藤健太郎「家族や人とのつながりって大事だな」 再認識した映画『宇宙でいちばんあかるい屋根』<インタビュー>

 

NHK連続テレビ小説『スカーレット』や、大人気ドラマ『今日から俺は!!』に出演し、大人から子供まで幅広いファンを獲得する伊藤健太郎さんが、新作映画『宇宙でいちばんあかるい屋根』に出演。小説すばるで新人賞を受賞するなど、多くの読者を魅了する作家・野中ともそさんの大人気小説の映画化で、伊藤さんは主人公のつばめが恋するお隣の大学生・浅倉亨役を演じています。俳優というお仕事への向き合い方やプライベートなことまで、いろいろ伺いました!

 

 

ーー本作に出演が決まった時、いかがでしたか?

伊藤健太郎:台本を見る時にいちページ、いちページ、丁寧にめくった記憶があるんですよね。そして一行一行、すごく大事に読みました。その当時はまだ新型コロナが流行している時期ではなかったですが、それでも家族って大事だな、人と人とのつながりは、すごく大事なんだなって思った記憶があります。それでちょっと時間が経ってこういう状況になってしまい、よりまたそれを強く感じましたし、この作品に参加できることの喜びを強く感じました。あとはほかのすごく素敵なキャストのみなさんに並んで自分の名前が入るってことが、すごくありがたかったですし、うれしいなって思いました。

 

ーーそのテーマに惹かれたのは、何か理由があったのですか?

伊藤健太郎:昔からなのですが、人とのつながりがすごく大事だなって思っていたんです。ほかの映画などを観ていて、すごくそういうものに心を揺さぶられることがあり、人とのつながりを大事にしているものが好きだったんです。出会いとかですよね。最初に惹かれたきっかけはそういうところにありましたね。

 

ーー共演の清原果耶さんは、どのような印象でしたか?

伊藤健太郎:僕よりもはるかに大人でしたね。しっかりしていて醸し出す雰囲気が特に素敵でした。物語の主人公として撮影現場、そして作品の中で真ん中に立つ人として、彼女の人柄、演技がしっかりとしていました。チームを引っ張っていく姿を目の当たりにして、当時17歳なのにすっごいなと。ちょっと呆然とした瞬間さえありました。

 

ーー素顔はどういう方なのですか?

伊藤健太郎:それが普段お話している時は、普通の17歳の女の子なんですよ。なのにスイッチが入ると、一気に女優さんになるんですよね。そういうものが彼女の中であるんでしょうね。見入ってしまう感じはありました。

 

ーーそのほか撮影中、思い出深いエピソードはありましたか?

撮影が夏だったんです。ちょうど僕、ほかの作品も撮影していて、確か『東京ラブストーリー』と同じ時期だったんですよね。それで撮影の合間にちょっとだけ寝ようと思って、ベンチでうとうとしていたら、おでこにセミが止まったらしくて。僕が起きた頃には飛んでいったのですが、それを写真で後で見たんですけど、ああ、夏だなって(笑)。

 

ーー完成した映画を観ていかがでしたか?

伊藤健太郎:家族のことを考えますよね。両親がいて子どもがいて、理想の形ではあるのかもしれないですが、それは別に正解ではない。今回もつばめ(清原果耶)の家族がいて、僕が演じる亨の家族がいて星ばあ(桃井かおり)がいて、いろんな家族の形があったじゃないですか。つばめの家族は複雑ではありますが、血のつながりよりも、絆のほうが大切だと思いました。生みの親、育ての親じゃないですけれど、そういうことを改めて思いましたかね。

 

ーーつばめが恋する浅倉亨役を演じる上で気をつけていたことは?

伊藤健太郎:芝居をしていない芝居をするということは、ちょっと思っていました。というのは、亨は登場人物の中で、普通の人なんですよね。特に。特徴のある役を演じる時はヒントが多いので、演りやすいっていえば演りやすいんです。どこにでもいるような普通の人って難しいもので、僕の場合、ちょっと素に近いというか。でもそのままでは亨ではないので、素のようにいるようにするとか、亨がそのまま俺なんじゃないかって思い込むようにするとか。そうすると、芝居をしないと僕のままなので、芝居をしていない芝居をするという、難しい話にもなってくるのですが(笑)。ナチュラルな感じを出すために、変に構えず、フラットに作り込まない。そこを心がけました。

 

ーーうまくいきましたよね!

伊藤健太郎:どうなんですかね(笑)。どの作品でも、そこは反省点として出てくるものですが、どこにでもいる隣のあこがれの大学生のお兄ちゃん感は出せたかなとは思いますね。清原さんが素敵なお芝居をしてくれたので、そこに助けられたところもありましたね。

 

ーーお芝居の何が一番楽しいですか?

伊藤健太郎:僕は好奇心旺盛なので、一個に夢を絞れないと思うんですよ。でも俳優であれば、いろいろな仕事にも就ける。となると、贅沢な仕事だなと思いますけどね。

 

ーーところで最近、ハマっていることはありますか?

伊藤健太郎:すごく切れる包丁を手に入れたんですよ。その包丁を使っていろいろなモノを斬るっていう(笑)。

 

ーーいろいろなモノ???

伊藤健太郎:結局は料理になっちゃうんですけど、ものすごくサクサク切れるので、気持ちよくなってくるんですよ。スイカなんかもとんでもないほどスパン!と切れる。で、そのスイカにハマってもいます。毎日スイカ食べていますよ今。先日も朝昼晩、全部スイカ(笑)。あとは掃除ですかね。部屋の模様替えに夢中になったり。

 

ーーわりとインドア派ですね!

伊藤健太郎:そうですね。最近は外に行かないことが多かったので、なるべく家でできることを探したりしていて。外に出られるようになったら、山行ったり川行ったり、海行ったりも大好きなので。キャンプもよく行ってたんです。

 

ーー趣味人間なんですね。そのうちの中のひとつに映画鑑賞もあるわけですね。

伊藤健太郎:映画鑑賞もそうですね。家にいる時にはよく観ています。

 

ーーちなみに今回の作品と一緒に観るといい映画ってあったりしますか?

伊藤健太郎:合わせるってことですか? なんだろうなあ。でもいざやってみると、面白そうですね(笑)。今回でいうと『タイタニック』。あの映画のレオナルド・ディカプリオと星ばあが似ているような気がするんですよね。キャラクターの感じがね。『タイタニック』のディカプリオを何度か観ていて、彼の役は人間じゃないような気がしてきたんですよね。ヒロインの女性を助けにきた、まるで架空の人物のような。その接点でいうと、急に現れる星ばあも似たような存在。そこは似ていると思うので、合わせて観ると、もしかしたら面白いのかなって思いますね。

 

ーー映画に詳しい人の遊びみたいですよね。

伊藤健太郎:これはいま聞かれたら答えたわけですけど、面白そうなので今度から自分でもやってみようと思いました(笑)。

 

ーー仕事と趣味、どういうバランスが理想ですか?

伊藤健太郎:ベストは、よく遊び、よく働くが最高だとは思います。仕事はもちろん大事なのですが、自分の中では遊びもすごく大事なんですよね。人生の中において。僕は楽しいことが好きなので、でもいま自分がしている仕事が好きなので、両方同じ感じでやれたら自分としてはすごくハッピーかなって思いますけどね。(取材・文:takashi.tokita_tokyo、写真:映美)

 

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映画『宇宙でいちばんあかるい屋根』は、2020年9月4日(金)より全国ロードショー。

出演:清原果耶、桃井かおり、伊藤健太郎、吉岡秀隆、坂井真紀、水野美紀、山中 崇、醍醐虎汰朗
脚本・監督:藤井道人
公式サイト:uchu-ichi.jp
(C)2020『宇宙でいちばんあかるい屋根』製作委員会

WRITER

  • takashi.tokita_tokyo
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  • 「映画生活(現ぴあ映画生活)」初代編集長を経てフリーに。映画とディズニー(主にパーク関連)をメインによく取材しているが、パリとクルーズが未体験なことはナイショです。また、ディズニー好きが集まって、あることないことを語り尽くす無害なポッドキャスト「田組fm」が、SpotifyやApple Podcastなどで配信中。

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