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歯石の適切な除去法や原因、できやすい人の特徴を歯科医に聞いた (1) 歯石の原因やできやすい人の特徴とは

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毎日歯をきちんと磨いていても、歯石はできてしまう

毎日の食事をしている中で、いつの間にか歯にこびり付いてしまう歯石。口臭の原因になることは広く知られているところだが、そのまま放置しておくと最悪の場合、歯が抜け落ちてしまう危険性もある事実はご存じだろうか。

食事は生きていくうえで欠かせない存在であるだけに、歯石の沈着予防や対策はQOLの維持・向上の観点においても重要となってくる。今回は歯科医の江上理絵医師に歯石の原因や除去方法などについてうかがった。
○歯垢が硬くなったものが歯石

――まずは歯石とは何なのか、改めて教えてもらえますでしょうか。

歯磨きをしばらくしていないとき、歯の表面を爪でひっかくと、白くてネバッとした汚れが付着した経験はありませんか? このネバッとしたものの正体は「歯垢(プラーク)」と呼ばれるものです。この歯垢は単なる食べカスではなく、「細菌の塊」なのです。歯垢1㎎(耳かき1杯程度)中には、約10億個もの細菌が存在します。その歯垢に唾液や血液中のリンやカルシウムといったミネラル分が取り込まれ、硬くなってできたものが「歯石」なのです。

――1㎎あたり10億個ですか……。衝撃的な数字ですね。歯磨きを丸一日放棄すると、口腔内にどれだけの細胞が繁殖することになるのか想像がつきません。

そうですね。一方で、「毎日歯磨きはしているのに歯石が付く」と感じる方も多いと思います。歯磨きをこまめにしても歯石が付く理由は、しっかり磨けているようで、隠れた磨き残しがあることが多いためです。

例えば、下の前歯の裏側。ここは磨くのが難しい部分ですが、一般的に歯石はこの部分にとても付きやすいのです。舌の下には唾液の大きな出口があり、磨き残しがミネラルを含んだ唾液をダイレクトに受けるため、付きやすくなっているのです。

最近では、歯石が付いているお子さんをよく見かけます。「単なる歯磨き不足」というケースもありますが、他にも考えられる原因があります。舌小帯(舌の裏側にある、ひも状のヒダ)が短い場合、舌の先が下前歯の裏に届きません。本来なら舌が当たることによって歯を押しだし、歯並びが整うのですが、それができないと叢生(そうせい: 歯が重なり、でこぼこした生え方)になりやすく、そうなると歯磨きは難しくなります。

また、舌先が当たることによって、付着した汚れも落とされていくのですが、舌小帯が短いとその自浄作用が働かず、磨き残しができてしまって歯石になりやすいのです。そしてこれはお子さんだけでなく、大人の方にも当てはまります。
○唾液の質が歯石の付きやすさに影響

――舌小帯が短い以外で「歯石が付きやすい人の特徴」としてあげられるものはありますか。

実は唾液の質によっても、歯石の付きやすさが違ってきます。本来、赤ちゃんのように唾液分泌量が多くサラサラしていると、口腔内は唾液自体の自浄作用によって清潔に保たれています。しかし、唾液分泌が悪くネバネバしていると、食べ残しや汚れがきれいに洗い流されず、歯や舌に付着して歯垢から歯石となっていきます。

さらに食後すぐは口腔内が酸性に傾きますが、その酸で歯の表面が溶け出しても、唾液中のミネラル成分の働きにより中和され、さらに再石灰化して歯を守る仕組みになっています。このミネラル成分が多い方ほど、再石灰化も促しやすいです。しかし、磨き残しの歯垢があると、これを取り込んで「歯石」となるため、歯磨きがきちんとできない人も「歯石が付きやすい」と言えるでしょう。

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