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犬の回虫症ってどんな病気?感染経路や治療法、予防法を紹介

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子犬のお腹が異常にふくれていたり、下痢や嘔吐を繰り返す場合は、「回虫症」にかかっているのかもしれません。ここでは、回虫症がどんな病気なのかや、治療法、予防法などをお話していきます。
犬の回虫症ってどんな病気?

犬の回虫症とは
回虫症は、「回虫」によって引き起こされる病気です。回虫というのは、犬や猫、人間など、哺乳類の小腸に寄生する寄生虫で、白いヒモのような細長い形をしています。いくつか種類がありますが、犬に寄生するのは、「犬回虫」と「小犬回虫」の2種類で、このうち日本では、犬回虫の寄生が全国的に多く発生しています。

どうやって犬に感染するの?
犬の回虫症の感染経路は、経口感染と母子感染の2種類です。
経口感染
犬が虫卵を飲み込んでしまうことによる感染です。感染した犬のふん便で汚染された土を舐めてしまったり、体内に虫卵を持つネズミやゴキブリなどを食べてしまったりすることで起こります。

母子感染
犬回虫に感染している母犬の胎盤を通して子犬に感染する胎盤感染と、乳汁を通して子犬に感染する乳汁感染があります。
犬の体内に入った回虫はどうなるの?
子犬の体内に入った場合
子犬に摂取された犬回虫の卵は、腸内で孵化して幼虫になり、腸壁から血管に入って血流に乗り、肝臓、心臓、肺、気管を経て、のどへと到達します。そして、犬が咳き込んだときに、痰と一緒に飲み込まれて再び小腸に戻ると、そこで成虫になって産卵を開始し、毎日20万個もの卵を生むようになるのです。
成犬の体内に入った場合
成犬に摂取された犬回虫の卵も、子犬に摂取されたときと同じ経路で肺まで行きますが、そこからは、血流に乗って全身の筋肉や臓器に運ばれると、幼虫の姿のままそこで休眠します。そして、寄生した犬がメス犬だった場合は、その犬が妊娠すると、ホルモンの影響で再び活動を開始し、胎盤や母乳を介して、子犬の体内に移行するのです。
犬回虫は人間にもうつるの?
回虫症は、人間にも起こる病気ですが、人に寄生するのは「人回虫」という回虫です。しかし、何らかの経緯で人が犬回虫の卵を口にすると、その幼虫が体内を動き回り、「幼虫移行症」が引き起こされることがあります。

人への感染経路としては、回虫症に感染している犬とスキンシップをした際に、犬の毛についていた虫卵が手につき、それを経口摂取してしまう、感染した犬がフンをした砂場や草むらで遊んだ際に虫卵が手につき、それを経口摂取してしまうといったことが考えられます。

犬回虫がもたらす症状

成犬と子犬では違う?犬の回虫症の症状
成犬の場合
主な症状は下痢ですが、成犬の場合は、激しい下痢を起こすことはあまりなく、無症状で済むケースも珍しくありません。しかし、回虫に寄生されているメス犬が妊娠すると、生まれてくる子犬に母子感染してしまうので注意が必要です。
子犬の場合
子犬に多数の犬回虫が寄生すると、まずは、お腹の異常なふくれ、嘔吐、腹痛や下痢といった症状が現れ、それにともなって、元気がない、やせる、発育不良、貧血、毛艶が悪くなる、皮膚のたるみなどの症状もみられるようになります。また重症の場合は、絡み合った回虫が小腸につまり、腸閉塞を起こして命にかかわることがあります。
人間が感染した場合の症状
犬回虫にとって人間は、本来、宿主となる存在ではありません。そのため、人の体内に取り込まれても、成虫になることができず、幼虫のまま動き回って、あちこちの臓器に入り込みます。これを「幼虫移動症」といい、幼虫が侵入する場所によって、さまざまな症状が現れます。
内臓に侵入した場合
幼虫が侵入する臓器によっても異なりますが、発熱、だるさ、食欲不振、腹痛、咳、喘鳴(呼吸をするときにヒューヒュー、ゼーゼーという音がする)などの症状が現れます。
目に侵入した場合
視力や視野障害、霞視(視界が全体的に霞んで見える)、飛蚊症(視界に黒い虫や糸くずのようなものが飛んでいるように見える)などの症状が現れます。
犬の回虫症の検査方法や治療法は?

犬の回虫症の検査
回虫症かどうかは、ふん便検査を行い、虫卵が存在するかどうかで診断します。
犬の回虫症の治療法
回虫症の治療では、駆除薬を飲ませて、回虫を駆除します。しかし、一度では全ての回虫を駆除できないケースもあるので、2週間くらいしてから再検査を行い、必要に応じて再投与を行います。また下痢をしている場合は、対症療法として、整腸剤や栄養剤も投与することがあります。
犬の回虫性を予防するには?

犬のふん便は速やかに処分を
犬のふん便中に排泄された犬回虫の卵は、排泄されてすぐには感染力を持ちません。排泄から10~20日ほど経って、ふん便の中に幼虫が形成されると、感染力を持つようになります。ですから犬のふん便は、そのまま放置せず、すぐに処分することが大切です。

落ちているふん便に犬を近づけない
散歩のときに、道にふん便が落ちているときは、飼い犬を近づけないようにしましょう。
子犬のうちにしっかり駆虫を
母犬から子犬に母子感染した犬回虫は、生後3週間ほどすると産卵を始めます。ですから、犬回虫が産卵を始める生後3週目までに、全てに子犬に対して、駆虫と予防をかねて、駆虫薬を投与するのが望ましいとされています。
人間への感染を予防するには?
子犬と遊んだり、砂場で遊んだ後は、しっかり手を洗うようにしましょう。また、子犬に口を舐めさせないことも大切です。
まとめ

犬のお腹に寄生する虫はいろいろな種類のものがいますが、「回虫」は中でも、もっとも多く見られる寄生虫です。特に子犬の場合は回虫症で命を落とすこともあるので、気になる症状があれば、できるだけ早く検査を受け駆虫をするようにしましょう。

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