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櫻井翔「先に生まれただけの僕」激論、高校卒業してすぐ結婚すると、女子は可能性を捨てることになるのか

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」の櫻井翔が主演のドラマ『先に生まれただけの僕』(毎週土曜 後10:00/日本テレビ系)、今日(2017年12月2日)後10:00から第8話放送だ。

第7話、難しい問題ぶっこんできたなー。

学校改革が順調に進み始めたところに、問題がふたつも持ち上がった。
ひとつは、「高校卒業したら大学に行かずに12歳年上の男と結婚したい」といい出した女子学生の問題
もうひとつは、アクティブラーニングで進めている授業中にスマホで調べてもよいのかという問題

このスッキリ解決しようのない問題が、1話内で、どちらもいったんの解決を見せる。

これは、もう視聴者側はスッキリするわけもなく、「うーん、違うんじゃないかなー」って思う人がいてもしょうがない。
というよりも、それを狙ったんじゃないか。
議論になるドラマを目指しているのではないか。

ということで、ふたつの問題について考えてみた。


【1】高校卒業して結婚します問題
ドラマでは、「大学行かずに結婚する」VS「結婚せずに大学へ行く」の2項対立になってしまった。
そして、学生は「結婚!」を主張し、先生は「大学!」と主張する。
別の道もたくさんあると思うのだが、そこはまったく議論されない。

「結婚して大学へ行く」だってありだし、今は恋愛初期でぽーっとなってるだけだと考えるなら「大学へ行って、一年後に決心が揺らがなかったら結婚する」だってありだろう。
「大学へ行かず、結婚もせず、浪人して、一年後に決断する」だってありだ。
いろいろな道がある。
だけど、全員が視野狭窄になってしまって、「結婚」VS「大学」の二択しかないかのように対立してしまった。
だから、「将来の夢は幸せな家庭をつくることなんです」と考える学生(山田佳奈実)の「そういう人に出会った」という言葉は、「「まだ17歳です」「いっときの気の迷い」と退けられて、話が進んでしまう。

「結婚することで、彼女の将来の選択肢を奪うことになる」「経済的な意味も含めて人生のすべてを相手にゆだねるのは危険だと思う」「とっても優秀でたくさんの可能性を持っている。それをいま結婚することと引き換えに捨てるのはもったいないとどうしても思ってしまうの」「もっともっと自分を成長させてから結婚しても遅くないんじゃない」
といった彼女を説得する台詞が、「結婚すると成長できない」「結婚は可能性を捨てることになる」「結婚は相手に人生をゆだねることだ」といった古い考え方のように聞こえてしまう。
もちろん、現実的にそうなる可能性が先生たちには見えていて、学生はまだ若いからその可能性が見えてないんだという主張もあるだろう。
だとしたら、あんなふうに先生たちが理屈で説得するのではなくて、たとえば、保健の綾野先生(井川遥)に実体験を学生に語ってもらって(わざわざ、前半の職員会議のシーンで、綾野先生が学生結婚の暗い面を語り「暗い話ですけど実際それが現実でした」と語らせているのだから)、学生に判断させるという手もあったんじゃないかなーと思う。

とはいえ、これは最後に真柴先生(蒼井優)が言ったように、一般論で語れることではない。
だから、スッキリしない。
ドラマとしては、相手の男に他につきあってる女性がいたとか、わかりやすい「悪」であれば、まだスッキリもできるのだが、そんなことはこのドラマはやらない(もちろん、それがいいところだ)。

【2】授業中にスマホ使わせていいんですか?
授業中にスマホを使っていいのかどうか問題。
ドラマではサブのように扱われて、しかも、途中からネットいじめ問題と混線してしまった。

そもそも、学生が「スマホ使っていいですか?」と言い出したのは、なぜか。
日本史担当の市村先生(木南晴夏)が、第三話のアクティブラーニングを始めたときの授業をふりかえってみよう。
この時のテーマが「日米通商航海条約」。
幕府、薩摩藩、商人、農民で、班に分かれてそれぞれアメリカに何を要求したいかを考えるという課題が出される。
だが、このとき、いきなり班に分かれてさっそくワイワイやらせてしまうのだ。
前提となる情報が渡される様子はない。
だが、これでは、学生は課題に取り組めないだろう。
その当時、幕府は何を考え、どういう状況に置かれていたのか、商人や農民は何に苦しんでいたのか、どれぐらい発言力があったのか、そういった議論や考えの土台となる情報を学生が持っていなければ、考えようがないのだ。

今話で、学生が「スマホ使っていいですか?」と質問したときも同じような状況だったのではないか。
これがただの推測ではないことは、禁止されてるからダメだと先生が言った後、他の生徒が言ったセリフでも判る。
男子学生がこう言うのだ。
「調べなきゃ議論のしようがないよな」
これが、この問題の鍵だ。
「議論しろ」と言われても、土台となる情報がなければ議論しようがない。

つまり学生が真に望んでいることは「スマホを使いたい」ではなくて、「議論の土台となる情報を得たい」である。
だから、議論する前に、先生がちゃんと情報を学生と共有するなり、「次回はこういう議論をするから事前に調べておくように」と言うなりすべきなのだ。

そうすれば、スマホを使わなくてもすむ。
それでも「スマホを使ってもいいか」と問う学生がいれば、こう答えればいい。
「いまは議論をする時間だ。調べる時間ではない。何か判らないことがあれば先生に聞いてみてくれ」と。

以上、ドラマに出てきた問題について考えてみた。
まったくドラマのレビューっぽくない文章になってしまったが、これがドラマ『先に生まれただけの僕』の持つ力だ。
そもそもドラマのタイトルが「先に生まれただけの僕」だ。
先生といえども、スキルや熱意に満ち溢れていて、正しくて、何でもスッキリ解決できるわけではない。
「先に生まれただけ」なのだ。
だから、先生だって、間違うし、迷うし、混乱してしまう。
そういう現実に向き合って、ドラマが作られている。
問題提議をするドラマになっている。

第8話は、モンスターペアレントが出るわ、将棋棋士になりたいから学校を辞めたいという生徒が出るわ、恋愛模様のあれこれもあるわ、加賀谷専務の親子紛争も巻き起こるわで、またも盛り沢山の様子。期待である。(米光一成)

公式サイト「先に生まれただけの僕」
公式Twitter「先に生まれただけの僕」
見逃した人はhuluで観れるよ。

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