最新ニュース、芸能、ネットの話題をまとめ読み

 

内村光良に、たけしが辛口評。紅白司会には芸より人柄が大事?

  • このエントリーをはてなブックマークに追加


年末も近いのに、いまいち盛り上がりに欠ける今年の紅白歌合戦。安室奈美恵(40)や桑田佳祐(61)にラブコールを送っているようですが、果たして出演はあるのでしょうか。

◆面白さより「人柄」が絶賛されるウッチャン

そんななかクローズアップされているのが、総合司会の内村光良(53)です。

『週刊新潮』(11月30日号)では、もし安室の出演が叶わなかった場合、20分ほど余ってしまうので、ウッチャンの話術で埋めてほしいと期待して今回のオファーに至った――というスポーツ紙デスクのコメントを紹介していました。

それが本当なら“大丈夫かよ?”って感じですよね。だって、ウッチャンって何も面白いこと言わないんですよ。11月27日の司会者会見だって、“安室ちゃんすげえ”とか“出てくれたら素晴らしい”とか、当たり障りのないことしか言わなかったし。

たとえば、ダウンタウン松本人志(54)は毎週のように発言がネットニュースで取り上げられますが、ウッチャンはそもそも物を申すことすらしません。爆笑問題の2人もラジオで「ウッチャンナンチャンさ、悪口言ってるところ見たことないもんね」と語り、とにかく心がきれいだと驚いていました。

◆「面白くない」と言ったも同然の、たけし発言

そんな人柄に感動するのに対して、お笑い芸人としてのウッチャンを語る言葉の少ないこと。

論評しているのは、ビートたけし(70)ぐらいでした。「まあ内村はやたらコントに固執してるし、お笑いは好きなんだろうね。だからお笑いに対してはマジメなんじゃないの? 面白いか面白くないかは別だけどね」(東京スポーツ、11月27日発行)って、ほとんどつまらないって言っちゃってるんですが、マジメさだけは認めている感じ。

このように、語れば語るほど人の好さこそが最大の芸といった具合になってしまうので、一体どこが面白いのかよく分からないって人も多いのでは?

確かにウッチャンが何かアクションを起こして面白くなるケースはほとんどない点で、一抹の不安はあるのかもしれません。

◆共演者を輝かせるウッチャンは、司会に向く

でも、筆者は“総合司会・内村光良”はなかなかの妙手だと考えています。これはお笑い評論家のラリー遠田氏もAERA.dotで書いていましたが、ウッチャンは自分よりも共演者を輝かせる溶媒のような存在だからです。

『内村プロデュース』では、さまぁ~ずやふかわりょう(43)から一味違った面白みを引き出していました。他のバラエティ番組で表面的にいじられているのとは違って、もう一段深くて長続きする静かな笑いがあったのです。

繰り返しになりますが、ウッチャン本人は何も面白くありません。でも共演の芸人を見てケタケタと笑う姿を通じて、視聴者にいつも慣れ親しんだお笑いとはちょっと違うぞと感じさせる。そんな雰囲気づくりにおいては、ウッチャンの右に出る人はいないんじゃないでしょうか?

◆さんまや松本人志に総合司会はできるか?

バラエティで“ウデがある”とか“有能”というと、明石家さんま(62)や松本人志のように、自分の力でコトを起こして場の空気を強力に支配する人たちが浮かびますね。その意味で言えば、ウッチャンは無能で無力なのです。

しかし、テレビはお笑いだけやっていればいいというものではありません。適当にやり過ごしたり、ときには深刻ぶったりしなければいけない場面が出てきます。要はメリハリですよね。

そんなとき、“お笑いサイボーグ”ではどうしても不具合が生じてしまいます。どんな小さなきっかけも笑いにしようと飢えているから、いつまで経っても場が収まらない。彼らは一芸に優秀すぎるがゆえに、物事を総じて束ねることができないのです。

ここで、総合司会・内村光良の“無能”が効いてくるわけですね。

◆『坊ちゃん』に出てくる「ぽこぽん君」

そんなウッチャンを見ていると、『坊っちゃん』(夏目漱石)のワンシーンを思い出します。30人あまりの刀の演舞集団を率いる太鼓の男に感心する場面です。

誰かの鼻を切り落としそうなほど狭いスペースで真剣を振り舞わす演舞では、全員の動きがシンクロしていないと大事故につながってしまう。その指揮を執っているのが、呑気(のんき)そうに太鼓を叩く「ぼこぼん君」だと分析するのです。

<三十人の足の運びも、手の働きも、腰の曲げ方も、ことごとくぼこぼん君の拍子一つで極まるのだそうだ。傍で見ていると、この大将が一番呑気そうに、いやあ、はああと気楽にうたってるが、その実ははなはだ責任が重くって骨が折れるとは不思議なものだ。>

(『坊っちゃん』著:夏目漱石 青空文庫より)

ウッチャンには才能や技術の代わりに、このような徳が備わっていると思うのです。試験で高得点を取れるとか、目に見えて分かる能力とかでは計れない器の大きさ。人の上に立ち、滞りなくその場をまとめる役割は、上手くやるほど目立たないもの。

だから、無味無臭のウッチャンが重用されるのだと思います。

<TEXT/沢渡風太>


外部リンク(女子SPA!)

Yomerumoをフォローする

Yomerumoから人気記事をお知らせします!

Twitter

ライフ最新記事

記事一覧

注目ニュース

> もっと見る


掲載情報の著作権はニュース提供元企業等またはGMOアドマーケティング株式会社に帰属します。記事の無断転用を禁じます。
すべての人にインターネット
関連サービス