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結成から2年でアルバム『Authentic』でメジャーデビュー!正真正銘の「心地好い音楽」をRAMMELLSが語る【インタビュー】

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彼は、いい奴でないといい曲は書けないと思っている人だから。



──RAMMELLSの名前が気になり調べたのですが、意味がわからずでした。もしや造語か何かですか?


黒田:バンド名を決めるとき、たまたま見ていた雑誌の中で「グラフィックアーティスト」のことを特集していました。その中に一人だけ強烈な存在感を放っているラメルジー(RAMMELLZEE)というアーティストがいて、みんなで「この人ヤバいね」という話をしていた中、バンド名を「RAMMELLSにしようか」という話題になり現在のRAMMELLSになりました。

──まさにインスピーションから付けたバンド名だ。

黒田:メンバーみんなインスピレーションを大事にしています。

──黒田さん、真田さん、村山さんの3人は音楽大学時代からの繋がりだそうですね。

真田:そうです。3人の付き合いはもう7-8年くらい、彦坂くんとはRAMMELLSを結成する頃からなので2年くらいになります。

黒田:このメンバーは音楽性がどうこうではなく、それぞれの持っている知識やセンス、何より人間性に惹かれて一緒にやり始めています。やはり、音楽活動をしていくうえで相手を信頼出来ることが何よりも大切ですから。

真田:いい奴らとしかバンドはやれないんで。

黒田:彼は、いい奴でないといい曲は書けないと思っている人だから。

真田:でも世の中には、悪い奴でも、すごくいい曲を書く天才的な奴っているんだよ。

──バンド活動を行ううえで、人の相性はとても大事なこと。

村山:人間性は大事です。中でも(黒田)秋ちゃんの独特な雰囲気に「面白そう」とは在学中から感じていたし、まわりの人たちも「(彼女は)異彩だよね」みたいに話してた雰囲気もあった人なんです。

黒田: 自分ではその辺よくわかってないんです…。

──もともと人として惹かれあい繋がっていた中へ、彦坂さんは後から加入したわけですよね。

彦坂:3人とも、最初に会ったときからすっと馴染んでいけたので。みんな大人しい性格なのは、以前も今も変わらない。あっ、(黒田)秋さんは会ったときから元気な感じでしたけど。

──みなさん、そんな「俺が、俺が」と主張していくタイプではない?

彦坂:メンバー全員内なる想いを秘めてるというか、密かに主張は激しいんですけど、変に我が強いというのはないですね。ただ、それぞれの中へ自分の譲れない意志は感じます。

──各自の内なる想いや意志を、いかにどう全員で混ぜ合わせてゆくか…。

彦坂:そこは上手く溶け合わせています。揉めるときは揉めるけどね(笑)。

黒田:バチバチしますけど、それも言葉にするのではなく無言のやり合いというか、各自が演奏を通して主張してゆく。だけど、それで良い楽曲が生まれるのなら「ぜんぜん良い」とみんな捉えていることだから。

──真田さんはとくにこだわり強そうですね。


真田:「こだわりが強い」とはよく言われます。やりたくないことを無理にまでやろうとは思わないように、このメンバーの中では一番自分の意見は通しがちですけど、結果的にはみんなが納得のいく形へ仕上がるので…。

──4人の音楽性は…。

黒田:好みはバラバラだと思います。先にも触れたよう好きな音楽が一致して集まったメンバーではないように、普段聞いている音楽も異なります。

彦坂:唯一共通するのが、みんなノリを…表現するうえでグルーヴを大事にしていることかな。

メンバー全員が「心地好い音楽」と思わない限りは形にしない



──バンド結成から2年でメジャーデビュー。とても良いペースで進んでいますよね。

黒田:予定していたより、ちょっと速いくらいじゃない?

──結成当初から、こういう流れや展開でというのはあったのでしょうか?

真田:結成当初から青写真は描いてました。

──それ、教えてください。

真田:結成から何ヶ月頃までには作った会場限定盤を売り切り、そこから何ヶ月か後には、どこかのレーベルから全国流通をさせるという意識のもとやってきたし、それは叶えたこと。ただ、メジャーデビューは自分たちの予想していたよりも早く訪れました。

──メジャーという舞台へ上がり、環境にも変化が出たと思います。

黒田:いろんな形で関わる人たちが多くなったぶん、楽曲面でもそうですけど、自分たちの中でのアプローチの仕方や話す言葉の内容にさえ変化というか、4人の意識がどんどん広がり続けていて、まわりの環境が変わってゆくことを自分たち自身でも今は楽しんでいます。

──RAMMELLSは、メンバー全員が楽曲を作れる強みを持っています。

黒田:私に関しては作詞が主で、作曲と言ってもメロディを作ったりする程度ですけど。3人それぞれ作る楽曲の個性も特色も違うから、そこはとても面白いです。だけど、このメンバーで演奏をすると、異なる要素と思っていた音楽性が一つのところへ寄っていく。そこがこのバンドらしさなんですよね。

──黒田さんから見た、3人の音楽性も教えてください。

黒田:私もそうですけど、彦坂くんはJ-POPからの影響を受けている人で、日本的なメロディなど楽曲にその辺がすごく出ているなって感じる。ちりぽん(村山)はネオソウルとかブラックミュージックが好みのように、その辺の要素を活かしたベース演奏の格好いい音楽を作ってきます。(真田)徹はシンプルな楽曲が多いかな?。でも、自分の弾くギターの表情は一番格好良く出してくる。そういう曲たちへメロを乗っける作業を、私自身も楽しんでいます。

真田:誰がどんなに素晴らしい曲を持ってきても、メンバー全員が「心地好い音楽」と思わない限りは形にしないのもRAMMELLSの特色としてあること。

村山:そこは大事だからね。

言葉を自分の感情とフィット



──RAMMELLSの楽曲って、マイナーコード系が多いですよね。

黒田:とくに意識しているわけではなく、メンバーみんなその手の表情が好きなのか、そういった曲調の中で生まれるグルーヴが心地好いからなのか、結果そうなっていることが多いですね。

──アルバム『Authentic』へ収録した楽曲はみずからセルフプロデュースで制作しています。でも、『HERO』のみ屋敷豪太さんがプロデュースを行いました。そこはどうして?

彦坂:楽曲は気に入ってたんですけど、唯一『HERO』だけが自分たちの中で納得のいくアレンジが決まらなかったんです。

それで「どうしよう?」とメンバー内で話しあっていた中、レーベルの方が「どなたかに楽曲プロデュースをしてもらおうか」と提案してくれて。その中で上がってきた名前が屋敷豪太さんだったんですが、まさか引き受けていただけるとは思ってなかったです。

結果、シンプルなのにとても深いグルーヴを持った楽曲へ仕上がり、自分たちでは思いつかないあの渋さを出せたのはすごく良かったなと思ってます。

──『AMY』に綴った野放図な女性の生きざまが格好いいなと感じました。これ、27歳で他界したエイミー・ワインハウスを題材に書いたように、黒田さんというよりもエイミー自身について黒田さんなりに感じた視点なんですよね。

黒田:確かに題材となったのはそうですけど、私の場合は実体験しか歌詞に書けないので、ここに書いてある歌詞は自分に言い聞かせていることや、自分が見て思ったことなんです。歌詞のテーマが何であれ、すべて自分の中から出てきたそのときに思っている感情しか書けない。だからどの曲の視点も、すべて自分絡みになっちゃいます。

村山:秋ちゃんの歌詞って、具体的な表現ではなくけっこう抽象的。でも、抽象的だからこそ読む人なりに想像を膨らませられれば、その言葉を自分の感情とフィットさせたりなど、そこを楽しめるなと思ってます。

『AMY』の歌詞は一番むしゃくしゃしている時期に書いた



──みなさんの、「ここの歌詞がお気に入り」というのも教えてください。

黒田:『AMY』の歌詞は一番むしゃくしゃしている時期に書いたんですけど、そのときの感情がそのまま出ちゃってます。『HERO』は、ウサイン・ボルト選手の引退試合を見たときに感じた想いを描写した歌詞です。時代の風潮的にもオリンピックムードだし、こういうスポーティな視線の歌詞も面白いと思います。

──『HERO』に書いた言葉の描写が巧みですよね。「ボルト選手のことを」と聞いて、「なるほど、だからこういう表現なんだ」と言葉の持つセンスに唸らされました。黒田さんの書く歌詞の場合、そこへ綴った想いを理解することで、より意味を深く捉えていけるとも多くないですか?

黒田:それはあると思います。もちろん、私の中には伝えたい明確な想いはありますが、歌って、聴いた時点でその人のものになってゆく。だからこそ、そこは好きなように想像を膨らませて聞いてもらえたらなと思っています。

──真田さんの好きな歌詞は?

真田:一番好きなのが、『daybreak』に綴った「さっき見た夢の続きの話をしよう」の部分。とくに理由が…というわけではなく、感覚的に「いいなぁ」と感じています。それと、『swim』の中「Guys 適度な息継ぎと 無邪気なフォームで泳ぎ続けていて」から「もっと気持ちいいところへ」までの9行の歌詞が、自分がこだわりを持って作ったバックのサウンドと、黒田さんの付けたメロディや歌詞が息ぴったりに合っていたことから好きなのと、そこからラストへ向かっていく感が歌詞へ出ているように、そこが「良いなぁ」と思っています。

黒田:仮タイトルで楽曲が上がってきたときから『swim』と付いてたように、そこから歌詞もインピレーションを受けた形だったからね。

──真田さんは、みずから作詞も行っていますよね。

真田:『slow dance』は自分で書いてます。作詞に関しては、自分が楽曲を作ったとき、歌詞や歌メロも一緒に沸き上がってきたときに書いたりもしています。

──村山さんは、どうですか?

村山:自分で作曲した歌なんですけど、『playground』に書いてある「昨日までの事なんてここじゃ通用しない」という歌詞を聞くたびに、自分をたたき上げていかなきゃと感じると言いますか。インディーズからメジャーへ移り変わる今の自分の気持ちの入れ換えを表現した言葉と感じれば、今の自分たち自身の気持ちにもリンクしていくように、そこが好きです。

──その言葉に込めた意識は…。

村山:これからも、ずっと持ち続ける意志だと思います。RAMMELLS自体が、同じフィールドで戦い続けるのを良しとしないバンド。何時だってちょっと上を目指しては、その挑戦を積み重ね続けていきたいなと思っています。

──最期は彦坂さんですね。

彦坂:僕は『CHERRY』の歌詞が好きなんです。何処が…というよりも、全体的に景色の見えてくる内容だし、そのオレンジの光が朝焼けでも夕焼けでもどちらでもいい、個人的には海のある町を歩きながら陽差しを感じている風景がお気に入りです。

『Authentic』は何年後に聞いても良いと思える1枚になって欲しい



──アルバムへ『Authentic』と命名。タイトルへ込めた意味も気になります。

黒田:「ここには丸腰のRAMMELLSがいます」「ありのままです」という意味で付けています。

──最期に、アルバム『Authentic』の魅力を一人一人お願いします。


彦坂:タイトルの正式な意味通り「正真正銘のアルバム」が出来たので、ほんと沢山の人たちに聞いていただきたいです。

村山:RAMMELLSらしさも提示しつつ、音楽性の幅もちょっと広げることの出来た1枚になりました。このアルバムを通して、一気にRAMMELLSの懐の広さや深さを提示出来たことで、これからも抵抗なくいろんな音楽性を示していけるなと今は感じています。

黒田:今回、歌詞には自分が見せたくない感情も記しました。その歌詞は、私自身にとってはとても生々しいもの。でも、そういう歌詞をこれからも投影していきたいとも思えたのがこのアルバムです。これからも自分の中にある強さも弱さも大事に表現していきたいし、世の中の良いところや悪いところもしっかり捉え、それを歌にしていきたい。それらの想いも、この『Authentic』にはしっかり詰め込まれています。

真田:自分自身がそうなんですけど、久しぶりにアルバムを聴いたとき、その作品を聞いてた時期の感情や景色を思い出す。そういうアルバムが好きだし、何年後、何十年後に聞いても、その感覚を覚えられるアルバムこそが良い作品だと思ってます。この『Authentic』も、誰かにとってそういう1枚になって欲しい。それくらい良いアルバムです。


Photo 片山拓

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