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高血圧よりも危険!? 「血圧サージ」チェックリスト

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 健康診断でも引っかからなかったし、俺は大丈夫……なんて思っている人が最も危険! 寒い季節は要注意です!!

■健康診断では見つけられない可能性 NHKの人気番組『ガッテン』(10月4日放送)や、『NHKスペシャル』(10月29日放送)でも特集されたことから大きな反響を呼んでいる「血圧サージ」。血圧サージとは、いったい何者なのか。新潟大学名誉教授の岡田正彦氏(医学博士)に聞いてみた。「ひと言で言えば、血圧が朝起きがけに急上昇する現象のことです。激しい血圧の変動が高波(サージ)のように押し寄せることから、こう呼ばれているのです。特に血圧の上の数値が、最も高いときと睡眠中の最も低いときで、“55以上の差”になる場合が問題です」

この現象の厄介なところは、健康診断を受診したときの1回の測定では見つけることができないことだ。「血圧の上(最高血圧=収縮期)と下(最低血圧=拡張期)の差ではなく、血圧の1日の上下差。つまり、健康診断のときの1回の測定では、この血圧サージを見つけることはできないのです」(前同)

岡田氏によれば、基本的に血圧サージは高血圧の人に起きる可能性が高いというが、正常値の人でも、その10~15%、約600~900万人に起きているのではないかとの見方もある。日中の血圧が正常値(最高血圧140未満、最低血圧90未満)だったとしても、血圧サージでは、朝の数値が異常に高くなっている可能性がある。健診で血圧が正常値だったとしても、決して安心はできないのだ。「昔は、血圧は病院で測るものでしたから、せいぜい測るのは一日に1回だけでした。ところが、家庭用の血圧計が普及して何度も測れるようになり、上の血圧の上下差が注目されるようになりました。最近では、その調査も進んできていますが、まだまだ研究はこれからです」(同)

一般的に、血圧は朝から昼間にかけて高くなり、夜や睡眠中は低くなるといわれているが、さまざまな要因から、一日のあるタイミングだけ血圧が異常に上昇・下降することもあることが最近の研究で分かってきているという。もっとも、55という値は、日本人が発表したある研究論文で示されたもので、はっきりした定義があるわけではない。

■心筋梗塞など命に関わる病気を引き起こすことも だが、そもそも血圧サージの何が問題なのか。実はこの血圧サージ、命に関わる病気を引き起こす可能性が高いのだという。「血圧の数値が正常な人より高血圧の人のほうが、脳卒中や心筋梗塞のリスクが高くなることは、誰でも知っているでしょうが、場合によっては、血圧サージのほうが高血圧の人以上に死の危険性が高いともいわれています。血圧サージが毎日のように繰り返されていると、血管に慢性的な高血圧以上のダメージを与えることが分かっているのです」(健康雑誌ライター)

たとえば心筋梗塞の場合、血圧サージの状態になると、そのリスクは血圧が正常値の人の約2.5倍にも跳ね上がるとの報告もある。「高血圧の人が心筋梗塞になるリスクは、正常値の人の1.5倍といわれていますから、常に血圧が高い状態よりも、血圧サージになったときのほうが、心筋梗塞になりやすいと言うことができますね」(前同)

この現象は、今のような寒い時期に起きやすいといわれている。そこで、ここでは血圧サージ危険度のチェック項目を紹介しよう。

【「血圧サージ」の危険度チェック項目】(1)65歳以上

(2)怒りっぽい性格だ

(3)ラッシュ時に通勤

(4)ストレスが多い仕事

(5)タバコをよく吸う

(6)よく深酒する

(7)よく階段を急いで上がる

(8)ゴルフをよくする

(9)睡眠不足気味だ

(10)風呂は熱めが大好き

以上10項目のうち、5項目以上該当する場合は要注意だ。該当した場合は、家庭用血圧計を用意し、まずは起床1時間以内(朝食、薬服用前)と、寝る前の一日2回の血圧を1週間測り、その上の上下差が55以上かどうかをチェックしてみよう。「たとえば、ストレスが主な要因の場合、仕事中に最も血圧が上がっている可能性がありますから、思い当たる節があって、可能なら、仕事中に測っていただきたい」(前出の岡田氏)

■高齢者や怒りっぽい性格は要注意 では、それぞれの解説と、その対処法を見ていこう。まず、岡田氏によれば、血圧サージは(1)の高齢者に多いという。「加齢とともに、血圧を感受する血管内のセンサーの働きが、きちんと機能しなくなるためです。しかし、この要因についての対処法は、特にありません。あえて言えば、血圧の降圧剤を飲んでいる人の場合は、薬の飲み過ぎで血圧の差をより広げてしまう可能性があるので、十分に注意したいですね」(前同)

(2)については、怒るときに顔が真っ赤に充血するのが自覚できるように、血圧が急上昇するからだ。「そういうときの対処法としては、深呼吸をするのが一番です。30秒で6回(5秒で1回)が目安。それだけで血圧が30~40下がるともいわれます」 こうアドバイスするのは、医療ジャーナリストの牧潤二氏だ。

●通勤ラッシュ、ストレスで血圧が急上昇 (3)と(4)のように、ストレスから血圧が急上昇する可能性がある。「通勤電車に乗るだけで、普段より10、それが週の仕事始めの月曜日ともなれば、さらに20も血圧が上がる人もいます。職場ストレスにしても、“職場高血圧”という言葉があるほどですから、血圧を上げる要因になるのです」(前同)

しかし、これらは日常生活の中で回避するのは難しいこと。気休めかも知れないが、服装を少し大きめ(緩め)なものにするなど、体を締めつけないように心がけてみよう。ズボンのベルトを緩めるだけでも、かなり血圧を下げる効果があるというから、試してみてはいかがだろうか。

■タバコ、深酒にも注意したい (5)の喫煙は、タバコに含まれるニコチンが血管を収縮させ、血圧が高くなるからだ。一説には、喫煙によって約20も血圧が上昇するともいわれている。また、(6)の飲酒についてだが、適度な飲酒はストレス解消になり、血圧を下げる効果もある。しかし、「深酒は血圧を20も上げるというデータもありますから、くれぐれもご注意を」(大学病院の内科医)

■階段上りや運動はやり方によって危険 ところで、健康のためにと思い、エレベーターなどを使わずに、わざわざ駅や会社の階段を駆け上っている人からすれば、(7)はショックが大きいのではないだろうか。しかし、こうした運動も、やり方によっては血圧サージを招きかねない。「若者や、日頃からある程度運動している人ならいいのですが、そうでない人が無理して運動をすると、瞬間的に血圧が20以上も上昇し、心筋梗塞を起こすこともあるのです」(前同)

さらに、それが通勤途中、それも月曜日だったりすると、前述の(3)も重なり、とんでもなく血圧が急上昇する危険性もあるので、十分な注意が必要だ。「通勤途中につり革につかまって、つま先立ちするなど、時間を有効に使い、健康増進に心がけている人もいるかと思いますが、ストレスのかかる状況下での運動は、リラックス時のような効果は望めません。それどころか逆効果になることもあります」(同)

●ゴルフ場で突然死する人も… ちなみに運動については、(8)のゴルフによる危険性を岡田氏は指摘する。「無理をして早朝から出かける場合も多いでしょう。しかも接待ゴルフとなれば、血圧はさらに上がります。実際に、ゴルフ場で突然死する人も少なくないのです」 ゴルフのラウンド中での突然死は、年間約200人というデータもある。

■睡眠不足、熱めの風呂も血圧サージを招きかねない そして、(9)の睡眠不足。これも血圧を20も上げる。また、眠りが浅いと、朝起きたときに血圧が普段より高くなるとのデータもある。

最後に(10)の熱めの風呂(43℃以上)も血圧を上げるので注意したい。今のような寒い季節は、湯船の中と、浴室から出た際の寒暖差が激しい。この寒暖差によって、血管は急激に収縮し、血圧が急上昇することもある。「この季節、長湯は禁物です。また、脱衣所を温めるなどの対策も必要でしょう。ちなみに最近、大相撲の二所ノ関親方(元大関・若嶋津)が倒れたニュースもありましたが、サウナも温度差が激しいので、年配の方にはお勧めできませんね」(前同)

浴室における突然死の数は、交通事故死者数の4倍以上、年間で軽く1万人を超えている。それも、冬季に集中しているのだ。

さらに前出の牧氏は、風呂以外の寒暖差にも注意すべきだと言う。「特に高齢者の場合、冬に布団から出るときは靴下、スリッパを履くなど、急な寒暖差を減らすように留意したほうがいいです。足の冷えは、血圧上昇の要因となりますから」

以上を参考に、特に危ない冬場、血圧サージで倒れたりしないよう、くれぐれも注意してほしい。


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