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ハワイで働く女性たちのワークライフバランス

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ハワイに訪れたことがある人のなかには、生涯こんな場所で暮らせたらと夢見たことがある人もいるでしょう。解放感あふれる環境と、健康的な現地の女性たちの姿。ハワイにはさぞかし充実したライフスタイルが待っているはず、そんな想いを抱くかもしれません。

ですが、それはやはり本人次第。いくら環境が整っていようとも、自分を大切にすることを忘れてしまっては、「充実した暮らし」は実現しないのだということを、ハワイで働く3人の女性たちが教えてくれました。

あえて好きなことにどっぷり浸かるのをやめてみた

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ナオミ・イワブチさん(ヨガ講師)
ホノルルでヨガを教える日系アメリカ人のナオミ・イワブチさんは、コネチカット州生まれの27歳。暖かい気候のハワイに憧れて、寒さが厳しい故郷を離れ、大学進学とともにハワイに移り住みました。

大学時代は、ハワイで出合ったヨガにハマり、アルバイトで稼いだお金はほぼヨガのレッスンへつぎ込むという生活。卒業後の就職先を探していたとき、ふと講師の道が思い浮かんだのだそうです。「ハワイのヨガクラスはそれなりにレッスン料も高いんです。就職したらそれまでのようにヨガだけにお金を使うこともできないし、時間も取れない。それで、自分が教える立場なって好きなだけヨガをやろうと思ったんです」

その後ティーチャートレーニングを受け、無事にヨガ講師になったナオミさんは、週に10~15時間のクラスを受けもつようになります。しかし、理想のライフスタイルだったはずが、だんだん疑問を抱くようになりました。「きっと、担当するクラスが私には多すぎたのだと思います。自分自身のためにヨガをする時間がなくなるにつれて、どんどんヨガの魅力を見失ってしまい......。だから、フルタイムで教えることをあえてやめることにしたんです」

20171120_hawai2_3.jpg現在は1歳の息子さんを育てながらホノルル市内のオフィスで働き、週4時間だけヨガを教えるというライフスタイルに。慌ただしい毎日でさぞ大変かと思いきや、自分のためのヨガ時間はしっかり確保できている様子。それまでよりさらにヨガが好きになったといいます。「子育て、仕事、ヨガ。どれも自分にとってなくてはならないもの。それを両立できている今のバランスが、自分にとって一番心地がいいですね。ヨガは私にとって活力を与えてくれるものだということを、再認識した気がします」

日本にルーツを持つナオミさんにとって、ほどよく日本文化がミックスされたハワイは、故郷・コネチカットよりも居心地がいいとか。「理想的な気候とヘルシーな食生活が気に入っているこの地で、ヨガをしながらずっと暮らしていきたいわ」

そう、とびきりの笑顔で話してくれました。

より柔軟に働くために選んだ起業の道

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■クリスタル・パンシパンシさん(ヘアメイクアップアーティスト他)
数々の大手企業やセレブを顧客に持ち、ヘアメイクアップアーティスト、スタイリスト、TVのコメンテーターとしてハワイファッション業界の第一線で活躍するクリスタル・パンシパンシさん。とにかく毎日、引っ張りだこ状態の彼女ですが、驚くことに以前はまったく違う仕事をしていたといいます。

「ハワイの田舎で育った私は、子どもの頃からおしゃれな雑誌を見るのが大好きな子だった。メイクやファッションに興味があったんだけど、大学で最初に専攻したのは建築科。でも、高校生の頃から友達に頼まれてメイクをしていたし、大学時代もヘアメイクやいくつかのアルバイトを掛け持ちしながら学費を稼いでいたから、ずっと独学では続けていたわ。卒業後はマーケティングの仕事や建築会社のジェネラル・マネージャーをしていたこともあった。でもね、そのあとファッション学科とビジネス科を専攻したり、学生時代にイギリスやパリのサマープログラムでファッションを学んだとき、ハワイのファッションがちょっと遅れているのを感じて、そのことがずっと記憶に残っていたの。だから、本来自分が好きなこと、夢見ていたことを活かしながら、ハワイのファッション業界を活性化できないかと思って。それが起業を決意したきっかけ」

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「オフィスで働いていた頃は、娘と過ごす時間が確保できなかった」と語るクリスタルさんは、母親でもあります。自分で会社を経営すれば自分で時間のコントロールができるという点も、起業を決定する引き金に。現在は会社の代表、母としての顔を持ちながら、現場を忙しく動き回る生活を送っています。明るい性格で周りを楽しませ、気配りを忘れない姿からは、日々の大変さを少しも感じさせません。いくつものわらじを履きながら家庭での役割も両立させる秘訣は、一体どこにあるのでしょうか。

「ヘアメイクもスタイリストもTVの仕事も全部自然とつながっていったものだから、大変とは感じてないわ。でも、プライベートとのワークバランスは大切にしてる。時間に追われることもあるけど、全部完璧にしようとすると壊れちゃうから、いい意味でのいい加減さは必要だと思っているの。海を見て、たくさん寝て、日々リセットして、気持ちに正直でいることを心がけているわ」

自然と人を惹き付けるオーラは、多く人に愛されている証。「日々、感謝する気持ちを忘れない」と謙虚さを滲ませる一面からも、充実した毎日を送っていることが見て取れました。

アウェイの地で学んだ自己コントロール術

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■ミツエ・ヴァーレイさん(ハワイ州観光局 次局長)
ハワイ州観光局のオフィスで次局長を務めるミツエ・ヴァーレイさんは、20代、30代、40代と、それぞれのステージで異なる職種に就きながら、着実にキャリアを積み重ねてきた日本人女性。ご自身が20代後半の頃、結婚を機に石川県からホノルルに移住しました。それまで日本では商社に勤めていたというミツエさん。英語もまだ完璧ではなかったという当時、完全アウェイの地で、まったく違う仕事に就くことを選びました。

「最初にハワイで就職先を探したとき、3つの条件を自分に課したんです。まずはアメリカの会社であること。2つめはワイキキの外で働くこと。3つめとして、オフィスの中ではなく、外に出る仕事であること。そこで就職したのが、クアロア牧場(旅行者に様々なアウトドア体験を提供するオアフ島のアクティビティセンター)でした。クアロア牧場のお客さんは当時から日本人が多かったから、たとえ日本人スタッフがたった数人でも、意見を主張しないといけないわけです。アメリカンスタイルの会社で、どうやってうまく立ち回りながらプレゼンテーションをするか。価値観の違いや柔軟性、人とのコミュニケーションスキルを培ういい機会でした」

日本人スタッフに囲まれて、日本語で仕事ができる環境も存在したであろうオアフ島で、あえてそちらへは身を置かず異文化の環境に飛び込む勇気。不安や寂しさを感じたことはなかったでしょうか。「自分を厳しく鍛えたいと思う性格なので(笑)。最初はたしかに大変だったけど、それよりもいい思い出の方が多いの。新しいものにどんどんチャレンジしていきたいという好奇心も大いにあったし、人に興味を持つことで出会いもどんどん増えていった。なによりも、自分に自信がついたことが良かったですね」

20代から30代前半をがむしゃらに過ごしたミツエさんは、ハワイで働くことの基盤を自ら作り上げました。30代半ばにPR会社を経てオアフ観光局に就職。役職に就くと、キャリア女性としてさらなる自信と柔軟性を身につけます。40代では学会関係のコンベンションセンターやミュージシャンのオフィスで責任のあるポジションを任され、43歳で現職に。

常に自分を客観視して次の分岐点を見つけ、挑戦し続ける、そうやって「ハワイでたくさんの経験を積ませていただいたの」と語る表情は、とっても穏やかでした。「私ね、とにかく今はハワイに恩返ししたいんです。だから、日本とハワイの架け橋となるような仕事をずっと続けたいと思っています

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現在、ハワイ州観光局次局長として日本とハワイを頻繁に行き来しているミツエさんは、日本の女性たちに会う機会も多く、そこで働く女性としていろいろと質問を受けることもあるようです。

「ワークバランスについて聞かれることもよくあるのですが、自分が行き詰まったときにどうやってコントロールすべきかは絶対に知っておいたほうがいいと思いますね。ハワイは土地全体がパワースポットだから、疲れが溜まってもすぐにリリースできるし、スイッチオン・オフもしやすい。そう考えると、本当に良いところだし、仕事をする環境としては恵まれていると思います。それとせっかく女性として働くなら、女性らしさや柔軟性は大切。いくら仕事ができても、アイアンウーマンのようにはなりたくないわよね(笑)」

「しなりもするけどピンと立つこともできる、そんな竹のような姿が理想」と語るミツエさん。もの柔らかな笑顔の内側にある芯の強さは、まるで自らが語る"竹"そのものでした。

取材協力:ザ・リッツ・カールトン・レジデンス ワイキキビーチ


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